太古の遺産シナリオでは、特定の条件を満たすことによって世界遺産を建造することが可能となります。
もちろん各条件は明示されていますが、細かい点については解説されていないので、ここで軽く触れておきます。
特に解禁条件は無く、最初から建造可能です。
とは言えそれなりに生産力が必要であり、初期の拡張との兼ね合いが難しいところです。
アポロ神殿が建てられた都市の2タイル以内に偉人を近づけることで、神託を受けることが出来ます。
神託の効果は5ターン続き、各遺産の解禁に最も近い文明と条件の達成度、あるいは建設中ならばどのていど進んでいるかを確認できます。
このシナリオ中では余り偉人を発生させることが出来ないため、多くの場合大将軍を利用することになると思います。
今までに得た文化力が一定の値になると建造することが可能となります。
文化力を得る方法は問わないので、名誉による蛮族退治や古代遺跡からの文化でも問題ありません。
テクノロジーの研究があまり進まないため、文化力を産出する建造物はモニュメントや寺院、各種世界遺産くらいです。
そのため文化系の都市国家は貴重な文化力ソースとなります。
社会制度の取得数は関係ないため、都市数が多いほど条件を満たしやすくなります。
文明としてはエジプトがこの条件を満たすのに向いているでしょう。
ヒストリカルマップならばエジプトのみ他文明から離れている点も有利に働きます。
テクノロジーを一定数研究することで建造できるようになります。
本シナリオではテクノロジーの研究コストが変更されており、古典から中世にかけてのテクノロジーは非常に重くなっています。
よって必要なテクノロジーを研究した後には、なるべくコストの低いものから取得していくことになるでしょう。
コストはやや掛かりますが、ライバルとならない文明との研究協定も、アレクサンドリア図書館を目指す場合には有効です。
やはり都市数が多いほど研究力は上がりますが、国立大学も重要になってきます。
この条件を満たせるのはシュメールくらいでしょう。他の文明ではAIの研究速度には追いつけそうにもありません。
総収入が一定量に達すると建造が可能になります。
ここで云う総収入とはインターフェイスのゴールド欄から確認出来る歳入が該当します。
その他の要素は関係しないため、幾ら歳出が増えようと歳入が多ければそれだけ条件を早く満たすことが出来ます。
資源や国境開放などを一括払いで売却した時得られるゴールド、あるいはエルドラード発見やユニット解体等で得られたゴールドは
総収入には加算されません。
一方資源をターン毎の支払で売却した場合、他国からのゴールドとしてしっかり歳入に加えられます。
この条件を優先するならば、多少損をしてもターン毎の支払いをしてもらいましょう。
歳出が関係しないため、都市の数と人口が条件を満たすスピードに直結します。
どちらもAIにボーナスが与えられているため、ものすごい速さで条件を満たしてきます。
敢えてこの条件を満たそうとするならば、エジプトが向いていると思います。
食糧ボーナスと氾濫原からの追加ゴールドが得られるUBナイロメーターは、人口と歳入の双方に有効です。
傀儡都市を増やすことで条件を満たす方法も有りますが、AIの速度には追いつけそうにも有りません。
(本プレイではロードス島の巨神像が100ターン以内に建造されました。合計3000ゴールドの歳入に加え建造もするとなると、人間には少々真似できない領域です。)
大将軍の進展状況により解禁されます。
大将軍の進展状況とは、単に今までに得た経験値の総量で決まるようです。
蛮族相手だろうと他文明相手だろうと関係ないため、戦争をすれば簡単に満たすことが出来る一方
襲ってくる蛮族のみを相手にしていたのでは、なかなか条件を達成できないでしょう。
細かな注意点としては、白兵戦を仕掛けたユニットが経験値を得られるのはもちろんのこと、戦闘の結果
HPが0となったユニットの側も経験値を得られる点です。よって戦争が起こった場合、キルレシオに関わらず
双方が経験値を得ることになります。幾らユニットを上手く動かそうとも、自文明だけ経験値を得ると言ったことは出来ません。
また蛮族相手の戦闘では、経験値が30溜まっているユニットではそれ以上の経験値は得られません。他のユニットであたりましょう。
都市国家や蛮族相手にうまく立ち回ることで自文明のみ経験値を得ることが可能なので、AIに先んじやすい条件の一つです。
採鉱を研究することでUUを出せるようになるため、個人的にはシュメールが適しているように思います。
戦争をし易いという意味ではヒッタイトですが、戦士以外のユニットを出すのが少々遅れる点が気にかかります。
解禁条件以外は通常の世界遺産扱いのため、各種の建設ボーナスが有効です。
貴族制を採用できれば+15%の生産力が得られますし、大理石でも同様です。
そして大技術者による緊急生産も可能なので、解放を取得している場合には考慮に入れておくと良いでしょう。
このシナリオではテクノロジーコストが変更されています。
具体的には左から順に44→76→120→286→1210→2134→…となっています。
ただし光学の230、鉄器の440、官吏の1936など基本から外れたテクノロジーも散見されます。
どの程度まで研究するかについては、アレクサンドリア図書館が一つの目安となります。
アレクサンドリア図書館の解禁条件がテクノロジー20個取得のため、それ以上の研究はあまり進むことなく終わることが予想されます。
つまり中世後半のテクノロジーは研究されることはなく、研究されたとしても影響はほとんどないということになります。
このためヒッタイトチャリオットや剣士は、最後まで使える強力なユニットとなっています。
全ての世界遺産が建造された段階で、一番スコアの高い文明が勝利します。
ここで注意すべき点は、遺産の建造と所有にかかるボーナスが分かれている点です。
具体的には、世界遺産を建造した文明には1つにつき500スコア、遺産を所有している文明には1つにつき250のスコアが与えられます。
つまり建造した世界遺産を奪われたとしても、500のスコアは加算されたままとなります。
逆に1つや2つ奪ったところで、自分で建造しなければ勝利することは難しいということでも有ります。
内海とヒストリカルの2種類が選択可能で、戦略が多少変わってきます。
通常のゲームにおける内海と同様、中央に海洋扱いの湖が有り周囲に文明が配置されます。
多少距離に差が有るとはいえ、他の文明2つと接することになるので、戦争を避けることはやや難しくなります。
資源や文明の配置などがランダムのため、隣国によって難易度が大きく変わります。
マップと初期配置が固定です。ギリシャとヒッタイト、ペルシャとシュメールが割合近く、エジプトのみ離れています。
資源配置はランダムであり、資源がやたらと密集している事が有り、そうした土地からスタート出来れば難易度が大きく下がります。
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シュメールでスタートした時の立地例。小麦5砂糖4川沿いタイル多数と非常に良い立地です。
資源密集地が引ければこのくらいの立地が出せるので、どうしても勝てなければ再生成を繰り返すのも手でしょう。
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エジプトでスタートした時の立地例。ボーナス資源は牛のみですが、香料1砂糖4川沿いタイル多数とやはり良い立地です。
UBナイロメーターにより砂糖タイルからの金銭収入がかなりのものとなります。
都市から4マスの砂糖は、他の資源と併せて第二都市で確保出来るので無駄がありません。
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