~ 本日のゲームに出てこない交易品シリーズ「茶」 ~
中国を初めとするアジアからもたらされた茶はたちまち西洋の貴族層に人気になりました。
イギリスの紅茶文化などはそのもっともたるものですね。
しかし大量の茶(とその他)を輸入し続けるうちにとある問題が発生してきました。
そう、「資金の流出」です。
通常交易ともなればお互いの物資が行き来するため、為替や需要と供給等の価格変動などもありそこまで極端に資金の偏りは起こりません。
ところが中国は中華思想という文化がありまして、わかりやすく極端に言えば「中国の文化は世界一ィィィィ!よその文化はゴミ!」というやつです。
つまり一方的に売るばかりであまり買わなかったんですね。
資金流出に悩んだイギリスは「どうしても欲しくなるもの」を中国に密輸で持ち込みます。
阿片(アヘン)、そう麻薬です。
貿易収支は大逆転するわアヘンで国民が堕落するわ、中国の内政はガタガタになります。
そりゃ中国もブチ切れますって。
アヘンの厳しい取り締まり・貿易船締め出しにより再び困ったことになったイギリスは戦争で強引に解決を試みます。
これがかの有名な「アヘン戦争」ですね。
現在中国の強引な外圧手法が批判されてますが西洋諸国だって大概だと思いますよ。
「石炭が見当たらないと思ったらインド領そばに固まってましたよフレンド」
使い道が工場ぐらいしか無いとはいえ、生産力高い都市は一つ二つは欲しいため全く無いと困るのが石炭です。
大慌てで開拓者購入して速攻派遣、設置即領土買収ラッシュで囲います。
1回クレームつけられると次がやりづらくなりますからね、他国付近での領土買収は一度にまとめてやってしまいましょう。
社会制度は合理主義をオープン。
エリート教育をとれば文化後援コンプですがコンプボーナス狙うより商業ルートでも取って札束で引っぱたいた方が効果的なんですよね。
エリート教育自体は悪くないのですがランダム偉人のため安定に欠けますし。
そして我が文明にとってお楽しみタイムの生物学研究完了です。
砂漠多めの痩せ立地はこのためにあると言ってもよいでしょう。
「文明傾向で出やすいはずなのにこれだけ拡張して石油一つって…」
いやたまたま領土と領土の隙間に固まって沸いただけで実際にはあと3つありましたけどね(笑)
さっさと領土買収してガンガン確保。文明特性で2倍なので浴びるほど手に入ります。
戦略資源の適正レートは1つ 45、6つで 270。7つめ以降はレートが大きく下がるのでできればほかの文明に売りに出しましょう。
マブダチのモンゴル君が他国に喧嘩ふっかけて賠償金大量ゲット→それを大量の資源売りつけでこちらが回収、の流れがすっかり定着。
持つべきものは頼りになる友ですよフレンド。
弱小国家と友好結んでもその国が他の強国と友好結んでも無い限り糞の役にも立ちませんし。
この頃ビックベン建設に次いでエリート教育取得。
解放ルートは初手3種の中で最も地力が貧弱になりますのでこうやって意識してサポートしていかないと後半息切れしがちになります。
「砂漠沿い都市が多いのでテクノロジーはエコロジーまで上段一気ですよフレンド」
太陽熱発電所は高い効果の割にコストがぐっと少ないので外交勝利狙いかつ建設可能都市が複数あるなら早めの取得も十分選択肢に入ります。
原発もウランが必要なこと以外は同性能なのですが原爆が強力なので悩むところですね。
「む、友好結んでいたシャムが突然手のひらを返してきましたよフレンド。きな臭くなってきましたね」
友好宣言中の非難声明は国家関係画面で「陥れた」と出るやつです。
当然そんなことをすれば他国からマイナス印象が付くのですが、同時に「友好相手から非難されるなんてあいつは何やったんだ」とこちらにもマイナス印象が付きます。
友好結んでいない親しみ国家くらいだと非難側に回りかねない状態になります。
いわば相打ち覚悟で相手の孤立を狙うわけですね。
また当然ですがこの時点で自動的に友好宣言は破棄されます。
「大きなリスク払ってまでなぜここまでやるんすかねまったく」
「戦争…ですよ」
友好宣言中の相手に宣戦すると最大級の段違いに大きい外交ペナルティが付きます。
しかしこの機を逃したくない。
そこでこのような手法で友好宣言の即時破棄を狙うのです。
相手は他国との関係もギクシャクしがちになるので一石二鳥な訳です。
相手がこのようなことをしてきたら非常に高い確率で近いうちに戦争になると思って間違いないでしょう。
「…チッ、ウゼーんだよホモオヤジが。俺のマブダチ強ええぞコラ?」
「Σ(゚Д゚|||)」
「おっと何でもありませんよ(笑)宣戦に備えてモンゴル・インドと防衛条約を結んでおきましょうか」
防衛条約は逆にとばっちりを被ることもあるため使いどころが難しいですが、このような場合なら結んでおくべきでしょう。
「キタキタキタって二国来たァ-!」
「ま、非難声明の時点でドイツは態度を翻したのでそんなことではないかと思ってましたよ」
こちらの軍事力は最初期の戦士二つに弩兵が二つくらいですが、ま、兵をそろえる必要も無いでしょう。
ドイツ シャム アラビア
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モンゴル-インド
立地はだいたいこんな感じで軍事力はイロコイ・ソンガイを飲み込んだモンゴルが堂々の一位。
そしてインドは万里・姫路完備。
陸路で彼らがたどり着ける可能性はまずありません。
シャムが海路で来る気配に備え迎撃用の船を購入する資金だけ残しておきましょう。
「子、曰く『勝兵は先ず勝ちてしかる後に闘いを求め』でしたかね。名将は戦になる前から既に勝てる状況を作っておくものです」
あとは国連一直線。
社会制度は幸福のため秩序オープン→資金力のため商業オープン→労働組合の流れ。
シャムが先ほどの裏切り非難声明の反動で各国から非難声明食らっているので便乗して非難声明を出しておきます。
これで警戒相手が世界の敵として孤立&同じ相手に非難声明で皆と仲良しで安泰です。
国連は世界遺産扱いなので大技術者をあらかじめ確保。さくっと建設。
「実に危なげなく最後まで来ましたね。どうですかフレンド、私の采配は」
「いやー、実質非戦状態で臣下の我々も気楽っしたよ」
ちなみに今回はとかく拡張第一でしたので富国が後回し、領土は第二位なのに人口は最下位という体たらくです(笑)
資金力や研究力は確保した資源売却&その金で研究協定でカバーする形でしたね。
AIは拡張し続ける戦略以外で国力増加する方法知らないので、ひたすら先んじて土地を押さえるという作戦も以外に有効だったりしますよ。
「おっとそろそろ投票の時間ですね。それではフレンド失礼しますよ」
『アッサラーム・アレイクム!』(こんにちは、ごきげんよう!)
本編はこれにて完結です。後日外交講座を追記しようと思います。ご質問・ご感想あればよろしくです^_^
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