スパイ
スパイとは?
ゲーム中、いずれかの文明がルネサンス時代に突入すると、すべての文明が スパイを1人獲得する。
スパイ入手後、スパイ活動概要から指令を出すことでスパイを利用できる。
なお未行動のスパイがいる場合、概要ボタン下に未行動のスパイの数が表示される。
スパイは対象都市にスパイ・外交官のいずれかとして送り込み、潜入先に応じた任務が可能になる。
なお、任務のほとんどがパッシブ効果となり、プレイヤーの操作が求められるのは概ね任地変更や新規スパイの配置のみとなる。
- スパイ
- 他の文明の都市に駐留
- 諜報活動:潜入都市の情報と所有文明の軍事情報を得る
対象文明の国家計画を「陰謀」として暴露
- 技術窃盗:自国が開発しておらず、潜入先が持っているテクノロジーを盗む
- 都市国家に駐留
- 選挙工作:15ターン毎の定期イベントで外交工作を試みる
- 政変:他国と同盟中の潜入都市に対し、強烈な外交工作を試みる(手動)
- 自国都市に駐留
- 防諜活動:駐留都市で活動する他国のスパイを摘発する(当該都市以外は効果なし?)
- 外交官
- 他の文明の首都に駐留
- 対象首都の情報・視界ならびに所有文明の世界議会での投票予定を開示
- 対象文明の世界議会での投票先を取引可能
- 対象文明と思想が異なるとき、観光ペナルティを軽減
- 対象文明の国家計画を「陰謀」として暴露
赤文字の任務は、失敗時に担当スパイが死亡する可能性がある
スパイが死亡した場合、数ターン後に代わりのスパイが雇用され枠を埋める
スパイのステータス
スパイには新米→中堅→熟練の3ランクがあり、ランクが上がるごとに各種成功率の向上、技術奪取までの時間短縮などの効果がある。
ランクは技術窃盗・防諜任務の成功(他国スパイの捕殺)によって成長する。
ただの諜報活動や対都市国家ではランクアップは発生しない。
また、国家遺産の国家情報局は所有スパイ全てのランクを恒久的に+1底上げする。
ランク自体は熟練止まりとなるが、観光影響からの補正により、任務能力は最大で熟練+2段階まで高まる。
名前については、雇用される際に文明ごとの固有の名称の中からランダムでひとつ選ばれる。
名前の別による優劣はない。
スパイを増やすには?
- いずれかの文明がルネサンス時代に達すると最初の1人を獲得
- さらに自国の時代が産業時代以降に入るたびに1人ずつ追加
- 国家情報局により1人追加
- イギリスは指導者特性により、最初のスパイ獲得時さらに1人を獲得(計2)
- 一般文明では6人、イギリスでは7人が最大人数となる
スパイ活動
準備段階
スパイの移動は諜報画面から行うことができる。
現在地との距離に関係なく、移動には1ターンが必要である。
自国都市以外に移動したスパイは、続いて5ターンの内偵調査を行う。
この調査により、その都市のポテンシャル(窃盗能力)が判明。
これは文明の都市のみに設定されるパラメータで、値が大きいほど技術窃盗に対して脆弱となる。
基礎ポテンシャルは都市の科学力*1の100倍に、都市建造物などによる補正が加わったものである。
- 警察庁:当該都市に-25%
- 警察署:当該都市に-25%
- 国家情報局:全都市に-15%
- グレート・ファイアウォール::当該都市に-100%、全都市に-25%
- 独裁政治Lv1-産業スパイ:相手に+100%
実際の運用では、これに担当スパイのランク1つ毎に+25%の補正を加えた実質ポテンシャルを用いる。
- サンプル
産出科学力200の都市が警察庁・警察署を有している
産業スパイを持つプレイヤーがここに中堅スパイを駐留させた場合、基礎ポテンシャルは
(科学 x 100) x (1 - 警察庁・警察署 + 産業スパイ) = (200 x 100) x (1 -0.25 -0.25 +1) = 30000
実際の任務ではこれにスパイのランクから+25%を加えた37500が実質ポテンシャルとして用いられる
ポテンシャルは都市の最終出力を根本とするため、人口が多く天文台・国立大学など科学建造物の揃った都市がターゲットとして最適である。
ポテンシャルを表す星は、最新情報で判明している他文明の都市でもっとも高いものを星5つとしたときの比である。
基本的に先進国首都がもっとも高いため、それ以外の都市しか判明しないうちは星の数はあてにならない。
なお、自都市のポテンシャルは内偵を経ずスパイ導入後まもなく判明する。
内偵調査が完了すると都市の詳細確認が可能になり、技術奪取・選挙工作・政変といった活動に入る。
他の文明での潜入任務
その文明に対して観光影響が高いと、内偵・任務が有利になる。
- 諜報活動
ときどきAIが立てた計画を「陰謀」として知ることがある。
その対象が自分でない場合は対象国に密告することで友好度を小増加できる。
同じ文明に累計2回教えることで友好度が濃い緑の上昇になる(何点?)。
- 技術窃盗
その文明が未知のテクノロジーを所有している場合、自動的に発生。
相手の技術・ポテンシャルによる所要ターンを経て、相手のテクノロジーから任意のものを奪取できる*2。
テクノロジーを盗むまでのターン数は窃盗コスト / 実質ポテンシャル(端数切り上げ)。
いずれも内偵完了時の数値を用いる。仮に任務途中でそれぞれの数値が変動しても、残り時間は上下しない*3。
窃盗コストは窃盗可能なテクノロジーのうち、もっとも研究コストの高いものを基準に決定される。
このとき、相手とのテクノロジー数差に関係なく、あくまで最先端のもの一つが参照される。
基準コストには通常研究同様、都市数・マップ・既知率*4による補正がはたらき、その値が大きいほど窃盗コストも高くなる(具体的な計算式は未だ不明)。
そのため、最先端のものばかり窃盗していると、基準テクノロジーの尖鋭化により窃盗コストが急増していく。
もし下位テクノロジーを安価に手に入れたいなら、対象文明や研究調整が必要不可欠である。
具体的には識字率の低い*5適度な後進文明を狙ったり、研究完了(すなわち上位技術の解禁)を窃盗基準決定ターン(任務更新時)より遅らせるなど。
なお、当該国がその都市に防諜スパイを置いていた場合、失敗する可能性がある。
特に秩序Lv1-二重スパイが採用されていると、逮捕率が倍となる。
都市国家での潜入任務
その都市国家と同盟中の文明に対して観光影響が高いと、内偵・任務が有利になる。
- 選挙工作
都市国家にスパイを送り込むと自動的に発動。他文明を含む影響力の操作を試みる。
選挙(操作機会)は全都市国家で一律15ターン毎に行われ、工作に成功した文明に影響力+20、それ以外の文明に影響力-5をもたらす。
その都市国家に自国スパイしかいなければ確実に成功するが、他国スパイと競合した場合、駐留期間やスパイのランクなどから成功する文明が判定される。
なお、その都市国家にどの文明のスパイも駐留していなければ、スパイ登場前を含め何も変動しない。
- 政変
他の文明と同盟中の都市国家にスパイを送ると、内偵調査後に活動画面から政変を仕掛けることができる。
同盟国の文明との影響力の差が小さいほど、またスパイのランクが高いほど成功しやすい。
成功すると多大な影響力*6が得られ、結果的に自国が同盟国になる。
失敗した場合スパイは死亡し、その都市国家への影響力が-10まで落ちる。
自国都市での駐留任務
- 防諜活動
自国都市にスパイを移動させると、内偵期間を経ずに防諜活動に入る。
他の文明のスパイが技術窃盗を試みる際、通常自分に報告されるのは「窃盗成功(国籍不明)」「窃盗成功(国籍露見)」の2パターンだが
防諜活動を行っている都市で技術窃盗を試みた場合、担当スパイのランクに応じて「技術奪取失敗(国籍露見)」が発生する場合がある。
防諜活動が成功すると技術の流出を防ぐとともに相手スパイを捕殺、さらに担当したスパイのランクが1つ上がる。
さらに後述の釈明イベントが起きる。
スパイの露見
他の文明の都市でスパイ活動を行う際、次のイベントが起きる可能性がある。
- 他文明にスパイ活動を行い、失敗もしくは処刑され国籍が露見した場合
- スパイ行為についてAIから詰問される
その文明に対するスパイ活動の打ち切りを迫られ、断ると友好度が多少低下する
- 打ち切りを誓った後、再度その文明でのスパイ活動が露見すると、友好度が極めて下がる上に非難声明を飛ばされる
- 防諜活動を行い、相手スパイを処刑した場合
- AIがスパイ活動について釈明し、それを許すことで友好度が多少向上する
許すとその後もスパイ活動を続けられるが、スパイランクの向上により以前より摘発確率は上がっている
逆に言えば自文明のスパイが処刑された場合、相手スパイのランク向上で任務継続はさらに困難となるため、目標都市を切り替えた方が無難
観光影響による効果
他の文明に対して 観光による影響力が高いと内偵期間が短縮され、駐留中のスパイにランクボーナスが加わる。
たとえば対象文明への影響力が支配的に達した文明の都市では、新人スパイが熟練スパイ同様にはたらく。
また、ランク自体は熟練止まりとなるが、このボーナスはスパイ能力をさらに+2段階まで高める。
都市国家については、その都市国家と同盟中の文明に対する影響力が参照される。
すなわち自文明が同盟中の都市国家に対してはノーボーナスとなる。
影響力 | 当該文明 | | 同盟中の都市国家 |
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内偵 | スパイ能力 | 内偵 | スパイ能力 |
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不明 | 10%未満 | 5ターン | - | | 5ターン | - |
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興味 | 10~29% | - | | - |
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親しみ | 30~59% | 1ターン | - | | - |
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人気 | 60~99% | -*7 | | 1ターン | ランク+1 |
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影響力大 | 100~199% | ランク+1 | |
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支配的 | 200%以上 | ランク+2 | | ランク+2 |
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外交官
敵対していない他文明の首都に駐留させるとき、外交官・スパイのどちらかに任命できる。
都市国家・敵対国・首都以外に着任させた場合は、従来通りスパイのみ。
一つの都市に外交官とスパイを同時に配置することはできない。
外交官として任命すると、移動・顔合わせで計6ターンの後、以下の効果を得る
- 相手の首都情報および視界と世界議会での投票先が開示
- 相手の次の世界議会での投票先を、外交で取引することが可能になる
- 同様に他国の外交官が自国首都にいれば、プレイヤーの投票先を当該国との取引材料として利用できる
- 赴任先が自国と思想を違えているとき、思想による観光力へのペナルティを+25%相殺(-34% → -9%)
- スパイ活動同様、ときどきAIが立てた計画を「陰謀」として知ることがある
それにまつわる内容も先に同じ
また、グローバル化(情報時代)取得後は、外交官1人につき世界議会での票数が+1追加される。
外交官は駐留国と敵対すると強制送還されるが、それによって外交関係の悪化や外交官が処刑されるといったことはない。
なお世界議会が開催されるまでは、その情報は開示されない。