GaKで追加された要素。
ゲーム開始後、信仰力を一定数ためるとまずパンテオン信仰(宗教の母体)が創始される。その後さらに信仰力 を貯めると大預言者が(自動で)輩出。これを都市で消費することで宗教が創始される。
ちなみに大預言者はハギア・ソフィア建設ボーナスや敬虔コンプリート、敵対文明からの拉致でもゲット可能。これを用いても創始できる。
信仰の証は、宗教の持つ効果を決定します。信仰の証の選択次第で、宗教は様々に姿を変えます。自分のプレイに最も合致するよう、よく考えて信仰の証を選択しましょう。また、すべての信仰の証は早い者勝ちであり、他の宗教で採用された信仰の証は選択することができません。そのため、宗教の創始/強化は早いほど有利となります。また信仰の証の取得内容から、AI文明の置かれた状況を推測することもできる(例えば砂漠のない、また取り込む予定のない文明が「砂漠の民間伝承」を取ったりはしない)ので、AIの取得状況も注意しておきましょう。
信仰力は宗教専用のお金といってよい。信仰力で以下のものが買える。
都市が宗教を採用している必要がある。名前欄のヨコに宗教アイコンが表示されない都市は不可。
使いみち | 詳細 | 条件 |
---|---|---|
宗教ユニット | 大預言者、伝道者、審問官 | 大預言者の手動購入は産業時代以降 審問官は宗教の強化が必要 |
宗教建造物 | パゴダ、モスク、修道院、大聖堂 | 採用した信仰の証による |
偉人 | 産業時代以降に各種偉人を購入する事が出来る。 | 社会制度コンプボーナス or 改革の信仰の証「神の栄光のために」 |
軍事ユニット | 陸上ユニットを信仰力で生産できる | 信徒の信仰の証「聖戦士」(産業時代以前のユニット) 改革の信仰の証「宗教的情熱」(産業時代以降のユニット) |
ちなみに、「お金のようなもの」ではあるが自動購入しないかぎりは減収しない。ただし時代が進むごとに値段があがるので相対的に価値が目減りする。未来の大科学者の為に貯めたいなど特別な理由が無ければ、使いたいのなら躊躇せずに早めに使うのがいいだろう。
信仰力はゴールドよりも入手経路がかぎられる。創始を狙う場合は意識して稼ぐ必要がある。
手段 | 詳細 |
---|---|
古代遺跡 | 古代遺跡からランダムで入手。ただしゲーム開始後一定ターン数が経たないと選ばれない。最序盤の創始に役立つだろう |
宗教都市国家 | 同盟時に毎ターン取得。発見時におこづかいといっしょに信仰力がもらえる。詳細はここを参照 |
建造物 | 神殿、寺院、信仰力が追加されるUB(ステッレ(エチオピア)、マヤピラミッド(マヤ)、チャンディ(インドネシア)) |
宗教建築物 | パゴダ、モスク、修道院、大聖堂 |
遺産 | 大寺院、ストーンヘンジ、ハギア・ソフィア、ボロブドゥール、泥のモスク、マチュピチュ、ノートルダム |
地形 | ウルル、カイラス山、スリー・パーダ、富士山、地形改善施設「聖地」 |
パンテオン | 該当するタイル産出に信仰力を付与 |
信仰の証 | 巡礼(創始者)、聖書劇(信徒)、霊感(信徒)、聖骨箱(信仰) |
ユニークアビリティ | ケルト文明は未改善の森林に隣接する都市から信仰力を産出 |
ゲーム中特に明示されていないが、気をつけるべきルールとして以下のものがある。
宗教の拡大方法には以下の方法がある。
なお伝道者の布教では、既に信仰している市民を鞍替えさせる事が出来ない為、場合によっては布教出来ない事がある。宗教の伝播に関する数値的詳細は都市の宗教人口についてを参照。
都市に審問官を置くか、都市に隣接させないように配慮すれば布教を防ぐ事が出来るが、伝播そのものを防ぐ方法は無い。
(BNWを導入していない場合)多島海マップのように都市と都市の間が開きやすいプレイ環境なら、多少は伝播を和らげることができる。
BNWでは宗教は交易によっても伝播するので、どうしても他宗教の伝播を受けてしまう。
だが、それを逆手にとって守りたい宗教を採用している他の都市と交易路を結ぶことで、特定の宗教の圧力を増加させ、他宗教の信徒増加を抑えることは可能。
また大預言者・審問官を使用して排除する事は可能だが、他宗教都市が近い場合は伝播の影響を受ける為、きりが無い。
GaKにおいて追加された2つの戦争、それが諜報戦と宗教戦争である。スパイについては別項目を参照されたい。
基本的に宗教は『布教された相手も、創始国と同等の恩恵を受けられる』ので、自国の宗教を広めることに大きなメリットは無い。
(議会の世界的宗教に選ばれようと、社会制度の「改革の信仰の証」を取ろうとも)
創始者の信仰の証だけが唯一、創始者のみに与えられるボーナス。後述する他国との軋轢のリスクと引き換えにできる価値があるか、慎重に情勢を見極めよう。
布教活動は他の文明と衝突する事があり、例えば他の宗教を創始した文明の都市に自国の宗教を能動的に布教すれば懸念を示してくるし、
嫌がっているのにしつこく布教を続けたり他国の聖都を塗り替えれば非難声明を出されたり、(滅多にないが)宣戦を布告される事もありうる。
逆に、仲の悪い隣国の文明等であれば、挑発的に宣教者を送り込んで来る事もある。
その為、表面上は友好を結んでいても周辺を囲い込んだり都市国家を抱き込んで包囲網を作ったりして、水面下で別の宗教戦争が起こる事になる。
ここで注意したいのが、AIが不快感を持つのは「創始者としての立場を脅かされる場合」であると言う事。
創始出来る宗教の数には限りがあり、中には宗教を創始出来なかった文明も居る。
そうした文明には布教をしても特に問題はなく、むしろこちらの宗教が先に多数派になれば
「国民の過半数があなたの宗教を進んで信仰している」となり、外交や観光力にプラスの補正が付く。
宗教概要のメニューをよくチェックして、必要であれば早めに布教活動を始めよう。
宗教はAIの関心の有無が激しく、積極的に布教してくる文明は限られている。
ただし、高難易度の場合はAIにボーナスが与えられているため、余った信仰力(内政力)で多数の文明が布教を行ってくる。
特定の宗教の信徒が都市の市民の過半数を超えると、その都市はその宗教を信仰する都市と見なされ、
それ以降はその宗教の宗教ユニットと宗教施設を都市画面から購入できるようになる。
勘違いし易いが、他宗教の自国で購入または他宗教ユニットを拿捕しても、ユニットが信仰する宗教は元のまま変化しないため、自宗教の布教の役には立ってくれない。
ただし1度も布教を行っていない大預言者であれば、「宗教の強化」などに役立てることは可能(報告あり、未検証)。
なお伝道者・審問官は時代が進むごとにコストが上昇し、大預言者は購入のたびに上昇する。
ユニット名 | 用途 | 昇進 | 布排回数 | 移動力 |
---|---|---|---|---|
大預言者 | 創始・強化。宗教の布教+排除。土地改善(聖地) | 視界-1。他国領侵入 | 4 | 2 |
伝道者 | 自宗教の布教 | 視界-1。他国領侵入 | 2 | 4 |
審問官 | 他宗教の排除。他文明の布教阻止 | 視界+1 | 1 | 3 |
※他国領侵入:伝道者は国境が開放されてない国にも侵入できるが、その際該当ユニットが保有する戦闘力が毎ターン25%減少し、0になると消滅する。大預言者は国境開放されていない他国内でも戦闘力が減らない。
宗教を信仰している都市の10タイル以内に隣接している都市は、信仰している都市からの宗教圧力を受ける。
圧力は都市名にカーソルを合わせると表示される。
基本的には、その都市で一番高い圧力を持つ宗教の信者が自然的に増加していくと考えればいい。
注意したいのは、その都市が信仰している宗教と、その都市に掛かっている宗教圧力は必ずしも一致しないと言う事
(もちろん、その都市自体から出ている宗教圧力もその都市や周辺都市に影響してはいるが)。
言うなれば、今は自宗教が過半数を超えていても、別の宗教が圧力で上回っていれば、いずれその都市はその宗教に改宗してしまう恐れがあるのだ。
そうならない為にも、伝道師を派遣して無神論者を取り込み自宗教信者を増やして相対的に過半数超えを抑えたり、
(余程圧力が高くなければ必要ないが)定期的に審問官を送り込んだり、
先手を打って周辺都市を改宗させて圧力を減らしたりなどの手を打つ必要がある。
そうでなくても、他宗教の圧力が高いと言う事はこちらの宗教が劣勢であるのは間違いない。
うかうかしていると、あなたの宗教はいずれ打ちのめされてしまうだろう。そうなれば、文明そのものも打ちのめされるのは時間の問題なのだ。
そうならない為にも、宗教圧力は定期的にチェックしておきたい。
ちなみに、大使館を設置した遠くの文明の首都の宗教圧力を調べる事で、
おおよそのその地域の宗教のパワーバランスを調べる事が可能。
この方法を使えば、その地域の戦場の霧を晴らす前から未知の文明の宗教や位置を大体把握出来る。