シナリオ攻略/太古の遺産 Edit

概要 Edit

ああ、偉大なる指導者よ。壮大な建築と卓越した創造の術がそなたを栄光に導かんことを!
生まれたばかりのそなたの文明は、この肥沃な三日月地帯に入植できるという幸運に恵まれた。
やがて民の手により都市は発展を遂げ、戦争、貿易、科学、芸術を通じて国はより強固なものになるだろう。
されば巨大なモニュメントを建設してその成功を祝うのは至極当然のことだ!だが他国もそなたが偉大な文化遺産を作るのをただ指をくわえて見ているわけではない。
だからこそ、どこよりも先に、自国の都市に文化遺産の建設できる準備を整えることが重要なのだ。
そして最も巨大なモニュメント、最も偉大な文化遺産を手に入れた文明だけが、人類の歴史に永遠にその名を刻むこととなるだろう!

ルール詳細 Edit

勝利条件 Edit

9種類ある文化遺産すべてが完成した時点で、最もスコアが高い文明となる

建てた文化遺産の数が多いほどスコアも高くなり、文化遺産を持つ他文明の都市を征服してもスコアを獲得することができる。

・遺産は建てた時点でスコア500が永続的に入り、保持することで別途スコア250追加となる。
 例えばペルシャが建てたアポロ神殿をギリシャが奪うと、ペルシャはスコア+500、ギリシャはスコア+250となるに留まる。
 このため遺産は極力自力建造を成功させることが重要となる。
 遺産3つを自力建造し、さらに他文明から遺産を奪うことができれば勝ちは揺るぎないものとなるだろう。

 自力建造に適しているのはユニット経験値が条件となっている戦争系遺産であるが、高難易度の場合はAIに経験値ボーナスが存在するため敵文明と殴り合っていては先に遺産を建設されてしまう。
 よって経験値稼ぎは都市国家相手に行う必要がある。

特別ルール Edit

ユニット Edit

名称説明
ヒッタイト・チャリオット
HeavyChariot.png
ヒッタイト・チャリオットはヒッタイトの固有ユニットで、他の文明では戦車弓兵に当たる。しかし戦車弓兵とは違い白兵ユニットである。敵に突っ込んで前線を崩すことを得意としており、最初から「陽動 I」の能力を持っている。
ファランクス
Phalanx.png
ファランクスはシュメールの固有ユニットで、他の文明における槍兵に相当する。槍兵の生産には青銅器のテクノロジーが必要だが、ファランクスの場合は採鉱でよいため、早い段階から生産することができる。


建造物 Edit

名称説明
ジッグラト
Ziggurat.png
ジッグラトはシュメールの固有建造物で、他の文明では寺院に当たる。ジッグラトは都市の文化力を向上させるため、文明の領土拡大と社会制度習得の速度を増加する。ジッグラトが建てられた都市には科学力ボーナスが供給される。
ナイロメーター
Nilometer.png
[food]食料+15%。市民を割り当てた氾濫原タイル1つにつき [gold]ゴールド+1。
エジプトのUBで他の文明では水車小屋に当たり、河川に面した都市に建設できる。
ライオンズ・ゲート
LionsGate.png
ライオンズ・ゲートはヒッタイトの固有建造物であり、他の文明における防壁に相当する。ライオンズ・ゲートは都市の防御力を向上させ、占領されにくくする。またその都市の文化圏の成長速度を25%向上させ、 [gold]ゴールド+2を供給する。


自然遺産 Edit

名称生産力補足
アララト山
MountArarat.png
[gold]1
[culture]5
都市国家ナヒチェバン南西(ヒストリカル)
オリュンポス山
MountOlympus.png
[food]2
[gold]5
ギリシャスタート地点北(ヒストリカル)
カッパドキア
Cappadocia.png
[production]2
[gold]3
ヒッタイトスタート地点南(ヒストリカル)
テラ山
MountThera.png
[research]5都市国家トロイ南西の海上(ヒストリカル)

参戦文明 Edit

文明指導者文明指導者
Greece.pngギリシャアレクサンドロスEgypt.pngエジプトラムセス2世(UA:オシリス崇拝)文化力を算出する全建造物の文化力+1
Sumer.pngシュメールギルガメシュ(UA:2本の川を持つ大地)筆記取得時に無償の大科学者・河川隣接タイルの移動コスト1Persia.pngペルシャダレイオス1世
TheHittites.pngヒッタイト人ムワタリ(UA:鉄第一)戦略資源タイルの生産力+1・戦略資源2倍
都市国家軍事ウガリト/エラム/ビブロス
文化シャルヘン/ストビ/セウテポリス/ティール/トロイ/ナヒチェヴァン/ワシュカンニ
海洋エンコミ/キレネ/クノッソス

初期状態 Edit


攻略 Edit

各文明共通事項 Edit

エジプト Edit

難易度は創造主に準拠。その他の難易度でも通用すると思いますが、効率的では無いかもしれません。(バージョンは1.0.1.511)

指導者特性によりとにかく文化力を算出しやすい。文化系の世界遺産を狙っていくといいだろう。
文化系施設の数が重要になるため、序盤から都市を積極的に建てていくと良いだろう。
新しく建てた都市ではまずモニュメントを建てておきたいところ。
都市の数を増やせば歳入も増えるため、経済系の遺産も同時に狙えるのがポイント。

テクノロジーのコストが上がっていることもあり、古代遺跡の恩恵は通常のゲーム以上に高くなっている。
序盤に斥候を2体程度出して周囲の探索に当てるといいだろう。
テクノロジーは基本的に幸福資源に合わせて研究していけば問題ない。科学系の遺産を建てるのは難しいため、筆記の優先度は高くない。
軍事系遺産は弓術さえ有れば比較的簡単に狙えるため、早めに取りに行くといいだろう。

ヒストリカルマップでは、他文明から離れて配置されており、その間には都市国家が複数存在する。
また西には広めの砂漠が存在し、多数の古代遺跡を探索するチャンスがある。
川沿いスタートかつ南にも川が続いており金銭面でも優秀なため、おそらく一番実績解除に向いているだろう。
唯一の難点は生産力に乏しい点。幸い海沿いには丘陵が存在するため、早々に開拓者を出して生産都市を確保すると良いだろう。


難易度:皇子の場合

アポロ神殿は、他文明に譲ってよい。残りの遺産は、すべて取得できる。
序盤に解禁となる遺産は、ハンマー優先で建設を急いだほうがよい場合もある。

都市3つ保持したあたりから、幸福管理に悩まされるかもしれない。適度に成長を停止させて、都市数を増やそう。
といっても、クリアには首都、首都の北(綿花)、首都の西(金・銀)、首都の東(鯨)の4都市があれば十分。
5つ目の南西(香料)または紅海東(真珠)の都市は、十分に成長する間もなくクリアを迎えるだろう。

コロシアム建設可能になれば、幸福管理はかなり楽になる。
また、終盤の研究協定は、ゴールドの無駄になりやすい。
中盤から終盤にかけて、ゴールド不足となる場合もあるので、無駄遣いに注意。
(幸福資源取得のための作業船は、優先して購入してよい。)

蛮族がどんどん発生するので、弓兵・戦士コンビで積極的に退治しに行こう。
(ファロス灯台解禁と、都市国家の労働者解放→友好度上昇による軍事ユニット無料供給のため。)
最終盤のファロス灯台と、テクノロジー20取得で解禁のアレクは、ほぼ同時期に作成開始できるようになるだろう。

ピラミッド建設によって将来得られる大技術者は、ファロス灯台建設のために保持しておくとよい。

都市国家から軍事ユニットの供給を受けつつ、首都の西(金・銀)都市でヒマな時にカタパルトあたりをつくっていれば、攻め込まれる心配はない。
また、こちらから戦争を仕掛ける必要もない。

なお、マップの開拓(偵察)がめんどうなら、マップ上半分や右端近くには、ユニットを派遣しなくても、クリアするうえで問題はない。

ギリシャ Edit

難易度創造主・ヒストリカルの場合、他文明からあまりに離れた場所からスタートとなり戦争で遺産を奪うのは困難を極める。
遺跡もほとんど回収できないためテクノロジー・文化で追いつくことは難しい。
また内政ボーナスもゼロなので解除できる遺産は戦闘系の2つのみ。

結局のところ初手(モニュ→)アポロ神殿を成功させ、都市国家ストビと戦闘して戦闘系遺産2つを建て、あとはAI遺産がバラけるようにお祈りするしかないだろう。
その場合ユニット生産できないため名誉オープンはせず伝統がよい。
首都はゴールドの都合上、オリュンポス山隣接の沿岸丘陵上もしくはその南西の川沿い沿岸に建てることになる。できれば大理石が欲しいが出現するかどうかは不明。
初期戦士はひたすら東の都市国家に向かい、できれば初遭遇ボーナス30ゴールドを可能な限り回収し労働者購入費用に充てたい。

一応解放から幸福資源直の都市を量産して資源売却や都市売却を行いつつ、通常遺産の集中するペルシャ首都近くに都市を建て重装歩兵購入ラッシュで攻略することも不可能ではないが
この場合戦争系遺産の自力建設が難しく、ペルシャに先に建てられてしまう恐れがある。
また重装歩兵ラッシュで攻略できる時期に仕掛けなければならないため以降の遺産がペルシャ以外に集中すると結局負けとなる。
どの道お祈りなのでアポロ伝統ルートの方が無難だろう。

ちなみに地中海は沿岸以外全て遠洋扱いなので光学を取っても海越えでエジプトにたどり着くことはできない。もう少しゲームバランスを考えてどうぞ

内海マップであれば戦争が容易く、重装歩兵が強い為まともにやっても十分に勝利の目はある。
無印シナリオなので平地防壁都市程度なら重装歩兵の攻撃が通るからである。
ただ戦争前に都市国家をある程度殴ってゼウス像の準備を整えておかないと交戦国に先に建てられてしまう恐れがあるため注意が必要である。

シュメール Edit

難易度創造主ヒストリカルマップの場合、ハンマーゼロの凄まじい立地からスタートの上速攻ペルシャが襲ってくる。
まともに内政出来ず売りであるテクノロジー開発が進まないため無理ゲーである。
(ペルシャを撃退したとしてもゼウス像を取られてしまう)

内海マップで内政に勤めテクノロジー遺産+戦闘系遺産を押さえるのが妥当だろう。

ヒッタイト Edit

以下は、難易度国王の場合。

難易度創造主の場合、攻略はギリシャ同様初手アポロ伝統に賭けることとなる。
スタート地点すぐそばにカッパドキアがあり取り込みたくなるが、川から離れると逆に金策が厳しくなるので罠である。
大理石がある場合は川にこだわらず、直で首都を建てよう。
ヒッタイトチャリオットは強いが、重装歩兵や不死隊の倍近いコストがかかるため首都人口はしっかり伸ばしたい。
戦車弓兵同様起伏地形では足が止まるのには注意。都市ペナもあるため都市攻撃はなるべく剣士やカタパルトに任せよう。

ペルシャ Edit

AIペルシャが不在となるため難易度創造主ヒストリカルの場合でも初手アポロ神殿がかなり安定して建つ。
首都は必ず丘陵上に建て、出来れば草原牛や小麦など人口を伸ばせるボーナス資源があることが望ましい。
初期戦士には砂漠の遺跡回収と都市国家探訪を行わせる。社会制度オープンのための文化力だけは最低引いておきたい。
研究は陶器(穀物庫を購入する)・青銅器(不死隊)・弓術(弓兵)を開けてあとは高級資源技術を取得していく。
社会制度は伝統を選択ししばらくは首都1都市で進行する。

アポロ完成後はファロス用の沿岸都市を建てつつひたすら不死隊と弓兵を作り北の都市国家ナヒチェヴァンで経験値を稼ぎ戦闘系遺産をオープンするのだが、
周囲でファロス灯台を建てられる場所を探すとシュメールの首都南東横づけ以外選択肢が無い為、宣戦されないように祈ろう。
(ペルシャスタート地点北東のカスピ海(湖扱い)には建てることができない)

ゼウス像さえ建ててしまえばあとは都市国家の稼ぎ部隊を南下させシュメールを攻略して遺産を奪い、ファロスを建てて勝利となる。(140T前後)
シュメールには110T前後で仕掛けていきたい。
シュメール攻略の際には都市国家エラムを買収できていると楽になる。
必要に応じて高級資源売却用の都市建設も考慮しよう。ユニット数に対して都市数が少なすぎると生産力ペナを受けるが3都市もあれば十分。
国立大学は不要であるため哲学は開けなくても構わない。
遺産の建っていないシュメール都市は低スコア文明に売って金策にするとよい。
ヒストリカルでの創造主実績解除はエジプトに次いでやりやすい印象を受ける。

…とはいえ爆速でシュメールが騎士道を開けたりファロス予定地に都市を建設したりこちらに攻めて来たり、
エジプトやギリシャに残りの遺産が集中したり、
ヒッタイト辺りが序盤から戦争を始めて戦争遺産を建てたりすると破綻するのでやはり運の要素が強いシナリオである。