#author("2017-05-21T17:00:34+09:00","","") #author("2019-12-27T14:32:46+00:00","","") *スパイ人名 [#i5e389aa] ゲーム中に登場するスパイのカタカナ名と各国語版の綴りから元ネタをだいたい推測する。 史実の人物である場合も、スパイ映画に出てくるような架空人物である場合もある。 ただ、例えば古代文明などでは伝えられる人名が少ないため、 一般名であったり、到底スパイとは考えられない人物が使われていたりする。 というか、スパイとは関係ないと思われる人名のが方が圧倒的に多い。 名前だけ借りて「スパイ扱い」をするので、本人らの尊厳に配慮する意味であろうか ファーストネームを使用しないことも行っているようである。 しかし、日本文明を見ればわかるが、その当事国の人から見たらとてもわかりやすいらしい。 また、開発者がスパイの人選に困った時なのであろうか、 「いとこ」「灰色」「ヘビ」「Mr.X」というスパイを象徴する名を使って数合わせを行っている模様で、 この4つの名前が複数の文明にあらわれる。 スパイの名前はアメリカの開発元がまず決定し、その後各国の翻訳に移っているものと思われる。 日本語版は英語版のものをそのままカタカナに翻訳しているだけだが、 他の言語版によってはローカルな改変が行われている場合があり、英語版(=日本語版)には登場しない人名がいくつか存在する。 BNWで若干の修正が入った。 |LEFT:150|CENTER:150|CENTER:150|CENTER:150|CENTER:150|CENTER:150|c |~[[&ref(アイコン/文明/Rome.png,nolink,75%);ローマ>#n1e9dd95]]|アグリッパ|カヌス|コルネリウス|セルウィウス|セルペンス| |~|フラウィウス|ブルートゥス|ルキア|ルキナ|レグラ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Songhai.png,nolink,75%);ソンガイ>#a3fd4de6]]|アディアンボ|アフマドゥ|アユブ|オニ|グエダド| |~|チーナカ|バドルゥ|ボカリ|マリアマ|ライラ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Huns.png,nolink,75%);フン>#ra65fa55]]|ウルディン|エラク|オクタル|カラト|グードルーン| |~|デンキジック|ドナード|バランベル|ヒルディコ|ブレダ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Arabia.png,nolink,75%);アラビア>#r9207cdd]]|アブヤ|ガマール|ケンズィール|サミーラー|ザラファ| |~|ソルホファート|ティムサーハ|ムスタファ|ユスフ|ワッダ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Greece.png,nolink,75%);ギリシャ>#ed165bed]]|アイネイアス|アレクサ|アンテア|アンドレス|イアソン| |~|カッサンドラ|クレタス|デズデモーナ|ヘレネー|レアンドロス| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Spain.png,nolink,75%);スペイン>#d0c400e1]]|エスメラルダ|エル・ロボ|ガルシア|セニョールX|セルピエンテ| |~|トッポリーノ|マチルダ|ラモーナ|レオン|ロドリゴ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Netherlands.png,nolink,75%);オランダ>#p1b4cd64]]|アンケ|ウィレム|タイス|ドクテル・フレイス|ニーフ| |~|フース|ヘンドリカ|マールテン|ムネール・エクス|ヨースト| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Russia.png,nolink,75%);ロシア>#o678fdef]]|アナスタシア|アレクセイ|ズメイ|タチアナ|ドクトル・セリー| |~|ドミトリー|ナターシャ|ボリス|ミハイル|レナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/England.png,nolink,75%);イギリス>#w3180f18]]|アン|アンドリュー|グウェンドリン|ジェイムズ|シャーロット| |~|スカーレット|スコット|ドクター・グレイ|マイクロフト|ミスター・エクス| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Polynesia.png,nolink,75%);ポリネシア>#se9e0386]]|クペ|クル・ラウ|ツルア|ティキ|デゲイ| |~|ナンガナンガ|ババミク|ハロティー|ホツ・マツア|ロンゴ・マ・タネ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/India.png,nolink,75%);インド>#z7ad7feb]]|アーナンダ|アショカ|カリシュマ|サンジーブ|シャンシー| |~|ジョツナ|パールヴァティー|ホルミス|ムクタ|ラニー| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Sweden.png,nolink,75%);スウェーデン>#a6bd5bca]]|インニェヤルド|ヴィルマ|クジーン|セーレン|ヘル・グロー| |~|マグヌス|ラーシュ|ラウンヒル|リナ|レイフ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Ottoman.png,nolink,75%);オスマントルコ>#ke74a6e0]]|イブラヒム|キョセム|サフィエ|ソコルル|ヌールバヌ| |~|ハフサ|バヤズィト|マフムト|ユヴェイス|ロクセラーナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Persia.png,nolink,75%);ペルシャ>#ic7dc434]]|アーガ|アジ|ガスパール|サルタージ|ジャハザード| |~|ダビール|フィールーズ|ペリ|マルジャン|ヤースミーン| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Mongolia.png,nolink,75%);モンゴル国>#s190c51b]]|アサショウリュウ|エンクバット|グンデグマ|ジクジドゥ|シマ| |~|ゼヴェジン|チュルニー|トゥムゥリーン|バタチカン|ムンクバヤル| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Carthage.png,nolink,75%);カルタゴ>#r9d9475f]]|イゼベル|カンダウロ|ギスゴー|シミルス|ジンリディ| |~|ソフォニスバ|バールハーン|ハミルカー|フィエレルス|マーゴ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Byzantium.png,nolink,75%);ビザンチン>#wcfdf573]]|イオアノ|ジーン|シモニス|ゾーイ|テオフィラクトス| |~|デメトリオス|ニコフォロス|バジル|フィリッポス|ユーフラスニー| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/France.png,nolink,75%);フランス>#j652a1f1]]|イヴェット|ヴィペール|オーギュスティーヌ|ジャン・ポール|ドクター・デュポン| |~|フランソワ|マルティーヌ|ムッシューX|ルシアン|ルナール| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Babylon.png,nolink,75%);バビロニア>#ia4bd5a6]]|アルル|イシュタル|イルマ・イルム|ウルジグルマシュ|エム| |~|スメルディス|セミラミス|ビリト・タウス|ペシュガルダラマシュ|リム・シン2世| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Denmark.png,nolink,75%);デンマーク>#r0b34364]]|イーダ|テア|ニールス|フレゼリク|フレヤ| |~|ヘレ|ヘンリク|メッテ|モーテン|ヨウエン| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Iroquois.png,nolink,75%);イロコイ>#gb974829]]|オシャダゲア|オテティアニ|オトウティアニ|オナタ|オネイダ| |~|オノンダカイ|カテリ|ジェネシー|ダドガヤド|ホナンヤウウス| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Ethiopia.png,nolink,75%);エチオピア>#yf93dbf1]]|アベベチ|アレムネシュ|ウエンデイム|ケベデチ|ゼーマ| |~|デメケ|マーレト|ムルアレム|ムルケン|リオル| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Maya.png,nolink,75%);マヤ>#hcba3b59]]|イシュタム|イシュチェル|イシュバランケー|カマソッツ|ククルカン| |~|グクマッツ|コヨパ|シパクナー|フラカン|フンアフプー| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Inca.png,nolink,75%);インカ>#t1382e83]]|アピチュ|アマル|ウトゥルンク|ウトゥルンク((この名称が2箇所に設定されているようで同名のスパイが存在する状態になることもあります。))|オズコロ| |~|クェンティ|スントゥ|パリアピチュ|ピューマ|プルトゥ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Germany.png,nolink,75%);ドイツ>#wad62370]]|アルブレヒト|アントン|ヴィーパ|ヴィルヘルム|エヴァ| |~|カール|ハインツ|ホルスト|マレーネ|ヨハン| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Celts.png,nolink,75%);ケルト>#z5777247]]|エーディン|オルウィン|クリステン|コル・ケーハ|シェイマス| |~|シヴォーン|デアドラ|パドレイグ|フィヨン|ミスター・クィン| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Austria.png,nolink,75%);オーストリア>#a3b7e898]]|アーノルド|アストリッド|アロイス|アンナ|ゲオルク| |~|ナター|フェルディナント|フーベルト|フランツ・ヨーゼフ|ヨハンナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Aztec.png,nolink,75%);アステカ>#h2baaae6]]|イツトリ|ウィツィリン|クアートリ|クシトラリ|コアトル| |~|チマリ|テアカパン|テピン|メツトリ|ヤオトル| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Siam.png,nolink,75%);シャム>#l8daf602]]|アラン|キエット|クラー|チャナロン|トラ| |~|ニラン|ビロート|プン|マユリー|ラタナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Egypt.png,nolink,75%);エジプト>#h59b4adb]]|アハメド|ザカリア|サラーハ|テフェネト|ヌート| |~|ネブヘト|バステト|ヘバ|マアト|リファアト| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/America.png,nolink,75%);アメリカ>#ya3d09c9]]|イライザ|ヴァージニア|エドワード|カズン|スカーレット| |~|デニス|バーバラ|フェリックス|プロフェッサー・レックス|メアリー| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Japan.png,nolink,75%);日本>#y892da3b]]|アカイシ|オキ|オリン|カエデ|カワシマ| |~|サカニシ|ハットリ|モチヅキ|モモチ|モロズミ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Korea.png,nolink,75%);朝鮮>#ie4797f1]]|アン|ウン|キム|コン|ダ| |~|ナ|ナ((この名称が2箇所に設定されているようで同名のスパイが存在する状態になることもあります。))|パク|ハン|ユ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/China.png,nolink,75%);中国>#uc59baa4]]|ウー|サン|チェン|チョウ|ツァオ| |~|ツァン|ホァン|ヤン|リー|リュー| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Assyria.png,nolink,75%);アッシリア>#m99c4a71]]|アダパ|クババ|ナブー|ネルガル|ニンリル| |~|ニヌルタ|ニスロフ|シャマシュ|パズズ|キングウ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Brazil.png,nolink,75%);ブラジル>#f2e059f7]]|アントニオ|バルトロミュー|ドミンゴス|エステヴァオ|フェルナオ| |~|フランシスコ|パスコアル|サルヴァドル|トーメ|ビアンカ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Indonesia.png,nolink,75%);インドネシア>#n49848be]]|アディティアワルマン|アイルランガ|チトラ|ハヤユダ|ジャヤカトワン| |~|リンガ|マヘンドラダッタ|プラパナ|ラデン|デヴィ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Morocco.png,nolink,75%);モロッコ>#vd80175d]]|エル=クリム|イブン=バトゥーラ|アル=ジャザル|アル=カヒナ|ハユイ| |~|クサイラ|アル=イドリシ|サリー|タリク|ディーヤ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Poland.png,nolink,75%);ポーランド>#u8e0afb6]]|ヴェンツェンティ|ロマン|ベニータ|ヤン|カジミェシュ| |~|ヨセフ|クリスティナ・スカルベク|タルノウスキ|マリアン|アレンカ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Portugal.png,nolink,75%);ポルトガル>#vf3cfb78]]|フランシスコ|ガスパル|アルヴァロ|ベント|ロベルト| |~|アフォンソ|ガレオテ|ディオゴ|エリアナ|オリアナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Shoshone.png,nolink,75%);ショショーニ族>#o70e7019]]|カメアワイト|オンドンガルテ|キーナ|パグウィーニー|サカジャウェア| |~|サグウィッチ|サンピッチ|テトハルスキ|トゥジヤンモ|ムグワヤン| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Venice.png,nolink,75%);ヴェネツィア>#o26fabd8]]|ガスパロ|ジョサファット|アンブロージョ|ニコロ|マリオ| |~|チェーザレ|フランチェスコ|ジョヴァンニ|ベルトロメ|フィロメナ| |BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):|BGCOLOR(silver):| |~[[&ref(アイコン/文明/Zulus.png,nolink,75%);ズールー族>#t59c14ea]]|ムングニ|グメーデ|フンガ|マジェバ|ンダバ| |~|ジャマ|センザンガコナ|マランダ|バルンジレ|サムケリシウェ| **&ref(アイコン/文明/Rome.png,nolink);ローマ [#n1e9dd95] 「灰色」、「ヘビ」があらわれる。 赤字はロシア語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アグリッパ&br;(Agrippa)|女|?|ゲーム設定上は女性となっているが、“Agrippa”は男性の名である。男性とすればアウグストゥスの腹心であり、軍略を補佐したマルクス・ウィプサニウス・アグリッパが最も有名。&br;女性とすればアグリッピナが正しく、ローマ帝国第5代皇帝ネロの母の小アグリッピナが有名。&br;性的に息子のネロを誘惑し禁断の関係に陥れ、籠絡して政治に口出ししようとした。精神的に不安定となったネロは母親を拒否するようになりついに殺害する。その何から何まで忌まわしい記憶が当初善政を行っていたネロを次第に暴君へと変化させていった説もある。&br;またロシア語版では“Агриппина”と「アグリッピナ」に修正されている。| |~カヌス&br;(Canus)|男|-|“Canus”とはラテン語で白に近い灰色を表す。&br;白と黒の間にいる灰色はスパイの象徴であり、他文明にも灰色の名のスパイが登場する。| |~コルネリウス&br;(Cornelius)|男|?|古代ローマの名門氏族。代々執政官など重要な役職に就いた。共和制期のスキピオ家やスッラ家を輩出する。&br;またローマ教皇のコルネリウス(?-前253)は司教らの特権獲得を目論んだが追放された。| |~セルウィウス&br;(Servius)|男|Servius Tullius&br;(セルウィウス・トゥッリウス)|(?-前535)伝説の王政ローマ第6代の王。奴隷の身から王になったと言われる。今も現存する「セルウィウス城壁」の名の男である。&br;後述のタルクィニウス王にクーデターを起こされて死亡する。| |~セルペンス&br;(Serpens)|男|-|ヘビのことである。以降、他の文明にもヘビの名はあらわれる。また、へび座のことである。もともとはへびつかい座の一部だったがローマのプトレマイオスが独立させた。&br;神話ではアポロンの息子であるアスクレーピオスは優れた教育の下で医者となり、その優れた医術で死者すら蘇らせた。いい調子で冥界からどんどん人間を連れ出したので冥王のハデスが怒り、全能の神ゼウスに抗議した。これを了承したゼウスが得意技の雷を使って彼を殺したのである。&br;しかし医師としては大変素晴らしかったので持っていた蛇の巻き付いた杖(アスクレーピオスの杖)と共に天にあげられてへびつかい座となった。この杖は医学のシンボルとして現代でも日本を含めて世界中で使われている。| |~フラウィウス&br;(Flavius)|男|Flavius Josephus?&br;(フラウィウス・ヨセフス)|(37-100?)ローマ帝国ユダヤ属州の州都エルサレムに生まれた。本名はヨセフス・ベン・マタティア。西暦66年のユダヤ戦争ではユダヤ軍の指揮官となりローマ軍と戦うも敗北し、自決しようとする仲間を制止し共に投降した。ローマ皇帝ティトゥス・フラウィウス・ウェスパシアヌスの幕僚となる。この時に“フラウィウス”の名を授かり、王の臣下となった。エルサレムの陥落を見届けユダヤ戦争の顛末を「ユダヤ戦記」に著した。その経歴から「ユダヤからローマに寝返った裏切り者」とも言われ、当人もこの烙印に悩まされたという。| |~ブルートゥス&br;(Brutus)|男|Marcus Junius Brutus&br;(マルクス・ユニウス・ブルトゥス)|(前85-前42)シェイクスピアの戯曲「ジュリアス・シーザー」の台詞「ブルートゥス、お前もか?」で有名な、独裁官ガイウス・ユリウス・カエサル暗殺に関わった人物。カエサルはブルートゥスを非常に気に入り厚遇していたが、彼は独裁者となったカエサルを「共和制の敵」と見なし続けていたとされる。後のフィリッピの戦いでカエサルの大甥・オクタウィアヌスとカエサルの腹心であったアントニウスの連合軍に敗れ、自害した。| |~ルキア&br;(Lucia)|女|Santa Lucia&br;(聖ルチア)|(?~304?)イタリア共和国シラクサの守護聖人。「シラクサのルチア」とも言われる。ルチアとはラテン語で「光」を意味する。専制君主制に変貌したローマ帝国のディオクレティアヌス帝の時代に生まれる。父親が早くに亡くなり、その遺産を崩して母娘の2人で暮らしていた。ある時母親が重い病にかかり、それを癒すためにキリスト教の聖女アガタに祈ることにした。するとアガタがあらわれ母親を癒したばかりでなく、ルチアに「あなたも癒しの力を持っている。人々の為に生きなさい。」と告げた。ルチアはそれを信じ、人々に身を捧げることにした。しかし病気が治った母親はキリスト教の聖人にすがったのにも関わらず、ルチアを異教徒の有力者と結婚させようとする。これに対しルチアは「自分は既にキリストという愛する人を持っている」と母親を説得し処女を守り通そうとしたが、元よりルチア親子の遺産が目当てだった婚約者はこれに怒り、ルチアをキリスト教徒だと公表して裁判所に突き出した。裁判官に「改宗すれば命だけは助ける」と言われるが、彼女の心は動かなかった。その結果彼女は様々な拷問を受け、ついには両目を抉りだされたりしてしまうが「奇跡」が起こり、目がなくても光を感じたという。最期は「迫害者の皇帝は倒れる!」と叫び、喉を剣で突き刺されて殉教する。(確かに史実のディオクレティアヌス帝は、皇帝を中心とする国造りに邪魔な宗教を排除するために、303年から「大迫害」と言われるキリスト教徒の強烈な弾圧を行った後、ルチアの死んだとされる304年の翌年に帝位を退き、亡くなっている。)現在、彼女は欧州で広く信仰され、北欧やイタリアでは毎年12月に聖ルチア祭が行われている。| |~ルキナ&br;(Lucina)|女|Juno Lucina&br;(ユーノー・ルキナ)|ユーノーとはローマ神話の主神・ユーピテルの妻で、最高位の女神。様々な別称があり「ルキナ」とはその一つ。「ルキナ」には出産の意味があり、生まれたての新生児に光を与えるのはこの神であるとされた。| |~レグラ&br;(Regula)|女|Regula?&br;(レグラ)|生没年不詳。兄のフェリックスと共にローマ帝国軍に属していたとされる。アフリカのテーベに駐屯していた総勢6666人の「テーベ部隊」中の2人であったが、この軍団はかねてより浸透し始めていたキリスト教に改宗する者が大多数であった。彼らはキリストを崇めるため、次第にローマ皇帝の神格を信じず、皇帝礼拝を拒否し始める。激怒した皇帝はこれを虐殺し、テーベの軍人たちも神を信じてこの運命を受け入れたが、フェリックスとレグラの兄妹は生き残ってしまう。彼らはアフリカの地からはるばるスイスのチューリッヒまで逃げのびるが、捕えられ斬首されてしまう。伝説では彼ら兄妹は首を落とされた後、立ち上がり、神へ礼拝してから死亡したとも言われている。チューリッヒには現在も「フェリックス・レグラ教会」がある。| |~&color(red){Лукреция&br;(ルクレティア)};|女|Lucretia&br;(ルクレティア)|(?-前509)英語版の「Licia」が変更されている。トロイア陥落から脱出したアイネイアースによって建てられた都市・ラウィニウムは年月を経て今でいう王政ローマへと成長した(ギリシャ文明のアイネイアース参照)。その第7代の王のタルクィニウス・スペルブスは前王とその勢力を殺害し王位に就き悪政を行い、市民らには「傲慢王」とまで言われるほどだった。この王は自分の先祖の故郷であるエトルリアという国に取り入り、ローマを属国のようにしてしまうなど誇り高いローマ市民の不満は募っていった。ルクレティナはその頃に生まれ、コッラティヌスという善良な男が夫であった。彼女もまた夫に似合い大変貞淑な女性であった。しかし、王の息子がそれを羨んで、夫が留守の夜に考えうる中でも最悪級の脅しをもって彼女を暴行してしまう。彼女はすぐに夫とその親友であったルキウス、父らを呼び、すべてを話し終えた彼女は復讐を求め、身の潔白の証明のために、彼らの眼前で自殺してしまう。怒りに燃えた夫とルキウスは市民に打倒王政を訴え、市民もこれに強く同調した。王とその息子は遠征中であったが、事態を知りローマへ戻る。しかし既に城門は閉ざされており、彼らはそのまま追放された。これによってローマの王政は終わり、共和制が始まったという。ルクレティナの実在は確かではないが、ローマが共和制となるきっかけとなった人物として有名である。ちなみに実行犯のバカ息子は逃亡先の町で市民らに殺されたという。| **&ref(アイコン/文明/Songhai.png,nolink);ソンガイ [#a3fd4de6] どうやら女性の名前はアフリカの著名な小説家や女優からとられているようであるが、 アフリカ人の名前ではなく、イスラム名であるものの中央アジアでしか使われないとされる名前も混じっている。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アディアンボ&br;(Adhiambo)|女|?|代表作「囁きの重み(Weight of Whispers)」、ケニア人小説家のイヴォンヌ・アディアンボ・オウア?| |~アフマドゥ&br;(Ahmadou)|男|Sef Ahmadou?(セフ・アフマドゥ)|(?-1842)18世紀頃に西アフリカでのジハードの指導者。悪質な奴隷貿易に堕ちた当時のイスラム指導層(元々イスラム教においては奴隷は比較的大切にされており、奴隷を教育し解放することで天国でより多くの報いを受けられるとされる)を打ち倒しトンブクトゥに新たな国を築いた。| |~アユブ&br;(Ayub)|男|?|?| |~オニ&br;(Oni)|女|?|?| |~グエダド&br;(Guedado)|男|?|?| |~チーナカ&br;(Chinaka)|女|?|?| |~バドルゥ&br;(Badru)|男|?|?| |~ボカリ&br;(Bokhari)|男|?|?| |~マリアマ&br;(Mariama)|女|?|代表作「かくも長い手紙」、セネガル人小説家のマリアマ・バー?| |~ライラ&br;(Laila)|女|?|モロッコ人小説家のライラ・ララミ?| **&ref(アイコン/文明/Huns.png,nolink);フン [#ra65fa55] 基本的に著名なフン族の人間の名前が使われている。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ウルディン&br;(Uldin)|男|Uldin&br;(ウルディン)|(?-412?)フン族の族長の一人である。ビザンチンに反逆したゴート族を倒し、皇帝アルカディウスに取り立てられる。ビザンチンの軍として東ローマへ攻め入るが敗北。その後の記録は無い。| |~エラク&br;(Ellac)|男|Ellac&br;(エラク)|(?-454?)アッティラの息子。兄弟との後継者争いに勝利しフン族の王となるが、わずか2年後のネダオの戦いで戦死する。彼の敗北によってフン族の覇権は終わりを告げる。| |~オクタル&br;(Octar)|男|Octar&br;(オクタル)|(?-435?)西暦425年から430年ごろのフン族の王。兄のルーアと共にフン族をまとめあげたとされる。| |~カラト&br;(Charaton)|男|Charaton&br;(カラト)|(生没年不詳)フン族の王。アッティラの先祖で、フン帝国の領土の基礎部分を確立したとされる。| |~グードルーン(Gudrun)|女|[ドイツ語]&br;Kriemhild&br;(クリームヒルト)|ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」に登場する英雄・ジークフリートの妻。夫がある事件において謀殺されると復讐の為にフン族の王、エッツェルと再婚しその力を利用しようとし、物語は悲劇的な結末を迎える。エッツェルとはドイツ語でアッティラのことである。| |~デンキジック&br;(Dengizik)|男|Dengizik&br;(デンキジック)|(生没年不詳)ネダオの戦いの敗北以降、離散したフン族であったが、その一部を率いて領土回復を狙った。東ゴート族に戦いを仕掛けるものの再び敗北する。| |~ドナード&br;(Donatus)|男|Donatus&br;(ドナート)|(生没年不詳)ウルディンの後を継いだとされるフン族の王。カラトと同時代を治世しているのでフン族の中でも別系統とされる。| |~バランベア&br;(Balamber)|男|Balamber&br;(バランベア)|(生没年不詳)6世紀のビザンチン帝国の官僚であったJordanesの著作のみに登場する。アッティラ以前のフン族の王と言われるは実在は疑わしい。| |~ヒルディコ&br;(Hildico)|女|Hildico&br;(イルディコ)|(生没年不詳)アッティラの妻。ハンガリーでさらわれて結婚させられたという。その結婚式の宴会でアッティラは急死する。イルディコによる刺殺とも伝えられるが、現在では大量の飲酒が原因ではないかとされる。| |~ブレダ&br;(Bleda)|男|Bleda&br;(ブレダ)|(390?-445?)アッティラと共同でフン族を統治した王。東ローマ帝国に攻め入り多額の貢収金を手にする。彼は狩猟中の事故で亡くなる(雷に打たれたとも)。結果としてアッティラが全権力を掌握することになるが、これが彼の策謀によるものであったかどうかは定かではない。| **&ref(アイコン/文明/Arabia.png,nolink);アラビア [#r9207cdd] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アブヤ&br;(Abyadh)|男||| |~ガマール&br;(Gamal)|男|[アラビア語]&br;الجمهورية العربية المتحدة‎&br;(ガマール・アブドゥル=ナーセル)|(1918-1970)エジプトとシリアによるアラブ連合共和国の初代大統領。日本では基本的にナセルと呼ばれている人物。イギリスの保護下にあったエジプト・アレクサンドリアに生まれ、成長すると国軍に加わり、祖国独立の夢を持つようになる。第二次世界大戦が勃発するとイタリアの諜報機関と協力し、英勢力を排除しようとクーデターを画策するが失敗している。終戦後のイスラエル建国へ反発した第一次中東戦争も敗北に終わり、帰国したガマールは改めて反英を掲げた。同じく独立を願う将校たちをまとめ、1952年、クーデターをついに成功させた。国王を追放し、自身が共和制エジプトの大統領に就任した。(就任の過程には他候補との対立や、国民感情の問題もあった。決して独裁的な就任ではない。)1956年スエズ戦争(第二次中東戦争)では、英・仏・イスラエル連合軍という強大過ぎる相手に降伏寸前にまで追い込まれるが、アメリカに助けられる形になり切り抜けた。冷戦では東の立場にあり、汎アラブ主義、反ユダヤ主義を唱え、多忙を極めた彼は心臓発作によって52歳の若さで亡くなった。| |~ケンズィール&br;(Khenzeer)|男|?|アラビア語で豚のこと。イスラム圏の豚といえば、その食用は戒律によって厳格に禁止されていることが有名。また当然だがイスラム教が広まる前はアラブ周辺の人々は豚をよく食べていた。発情期のサイクルが早いことや食中毒の危険性、餌の喰み方が貪欲かつ汚らしいなど、禁止された理由には諸説ある。疑問となるのは何故アラビアのスパイの名が豚なのか。| |~サミーラー&br;(Sameera)|女||| |~ザラファ&br;(Zarafah)|男|[アラビア語]&br;بشار حافظ الأسد&br;バッシャール・アル=アサド?|(1965-)シリア・アラブ共和国の第5代大統領(2013年現在現職)。ワシントン・ポスト紙「世界最悪の独裁者」ランキングに載っている。クーデターによって政権を得たハーフィズ・アル=アサドの次男。ダマスカスで生まれ、当初は眼科医を目指していたが、父の後継者であった兄が事故死したために兄の意思を継ぎ、大統領になることを決める。軍を掌握し、体制の改革に努めた。レバノン以外の周辺国とは比較的良好な関係を築いていたが、欧米に核開発の嫌疑をかけられ、「アラブの春」の騒乱が起こるなど現在は散々たる状況に追い込まれている。&br;&br;何故彼が「ザラファ」なのかというと、“Zarafah(زرافہ)”とは、アラビア語で「キリン」のことで、アサド氏のあだ名がその「キリン」だからである。由来は彼の首が長めであることからであるが、彼をからかって「キリン」と呼んだあるシリアの議員は問答無用で逮捕されたという。この元ネタが本当だとしたらあまり品性のあるものではないが、アメリカ人によるゲームなのでそのくらいのことは考えてもよさそう・・・であろうか。&br;&br;もしくは、19世紀頃にエジプトからフランスへ賄賂として送られたキリンがそのまま「ザラファ」と呼ばれ親しまれていたので、そやつのことかもしれない。ただしそのキリンはメスであった。| |~ソルホファート&br;(Solhofaat)|男|?|アラビア語で亀のこと。亀肉もまたイスラム教では禁止されている。その理由は「河に住むものでウロコをもたないものは食べてはならない」からである。千夜一夜物語には「亀と漁師鳥」というお話があり、獰猛な鳥から逃げてきた漁師鳥がそこで亀と出会い、その出会いを喜び合うものである。| |~ティムサーハ&br;(Temsaah)|男|?|アラビア語でワニのこと。ワニ肉食は預言者ムハンマド公認らしい。アラブ圏でもエジプトではワニは神聖な生き物である。| |~ムスタファ&br;(Mostafa)|男||| |~ユスフ&br;(Yusuf)|男|Yôsēp̄&br;ユースフ|ユスフはジョセフ、ヨセフと言う。コーランでは預言者のひとり。父ヤコブの11男として生まれた。父に愛されたがほかの兄弟たちの嫉妬を買い、井戸に落とされたり、商人に売り飛ばされた。エジプトで下僕として働くことになるが、犯罪の濡れ衣を着せられて監獄送りとなる。しかし監獄長に気に入られて管理人を任され、その才能によって出世を重ねついにはエジプト王の宰相にまでなる。その後兄弟たちともいろいろあって和解し、110歳まで生きたという。| |~ワッダ&br;(Waddah)|男||| **&ref(アイコン/文明/Greece.png,nolink);ギリシャ [#ed165bed] ほぼギリシア神話から。開発者の趣味であろうか。 赤字はロシア語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アイネイアス&br;(Aeneas)|男|[ギリシャ語]&br;Αἰνείας&br;(アイネイアース)|ギリシア神話に登場する英雄。「トロイの木馬」で有名なギリシア神話におけるトロイア戦争の敗北の中を生き残った一人。父と息子、生き残ったトロイア人たちと共にトロイアを脱出すると、神託を受けて祖先の地・イタリア半島を目指す。その途中で北アフリカのカルタゴに漂着、女王・ディドーと出会い恋仲となっている。しかし全能神・ゼウスに「さっさとイタリアに向かえ」と警告されると彼女に別れを告げ、イタリアへ到着する。ちなみにディドーはこのために自殺している。イタリア半島では現地の王女と婚約し新たなトロイアを築こうとするが、当然地元の反対派との争いが勃発し、最後は一騎打ちで敵軍の将を倒す。こうして彼は新たなトロイアにしてローマ帝国の基となる都市・ラウィニウムを築いたのであった。| |~アンテア&br;(Anthea)|女|[ギリシャ語]&br;Σθενέβοια/Stheneboia&br;(ステネボイア)|ギリシア神話に登場するリュキアの王女。基本的にステネボイアという名前だが、ギリシアの吟遊詩人・ホメーロスは彼女を「アンティア」としている。彼女に関するエピソードの結末は2つあり少々異なっている。一つはベレロポーンという男に惚れこむが断られたので、「ベレロポーンが私を誘惑した」などと吹聴する。しかしまったく相手にされず、怪物キマイラを倒し立派になった彼が別の女性と結婚したので自殺するというもの。そしてもう一つは、怪物キマイラを倒したベレロポーンにまたよろしくない求愛をしたので殺害されるというもの。ペガサスに乗せられ沖合まで行き、突き落とされ溺死する。| |~アレクサ&br;(Alexa)|女|Alexandoria&br;(アレクサンドラ)|アレクサはアレクサンドラの短縮形でもある。更にアレクサンドラ(Alexandra)の変形のひとつにカッサンドラ(Cassandra)がある。ギリシア文明には既にカッサンドラもいるので、重複しているのだろうか。| |~アンドレス&br;(Andres)|男|Andrew the Apostle&br;(聖アンデレ)|(生没年不詳)キリスト教におけるギリシャの守護聖人。AndrewはAndreasの変形である。イエス・キリストの弟子。兄弟のペトロと共にイスラエルの湖で漁師をしていたところ、どこからかイエスがあらわれ、''「人間をとる漁をしよう」''と何やらデカい話を持ちかけてきたので弟子になった。イエスは貧しい少年の持っていたパンと魚を「奇跡」で何倍にも増やしてみせ、集まった5000人以上の人々をお腹いっぱいになるまで食べさせた。つまりイエスは文字通り人間を釣ってみせたということになる。信仰のしくみがわかるような話である。イエスがゴルゴダの丘から神の国に帰ると、独自に布教活動を始める。トルコやルーマニアの辺り、ロシアへ布教をしてまわったが、ギリシアに来たところで捕まって殉教した。| |~イアソン&br;(Iason)|男|[ギリシャ語]&br;Ἰάσων&br;(イアーソーン)|ギリシア神話に登場する英雄。王子の立場であったが叔父と王位継承問題で争っていたところ、叔父が「黒海の果ての黄金の羊毛」を取ってくることで王位を譲ると提案した。叔父は達成困難と考えて提案したのだが、それに乗った勇気あるイアーソーンは「アルゴー号」と呼ばれる巨大な船を建造し、ヘラクレスをはじめとする50人の勇者たちとともに黒海を越えるとコルキスという国に到着した。そこで王女かつ魔法っ子のメーデイアと出会い、彼女との結婚を条件に彼女の魔法でいろいろと解決し毛皮を手に入れる。だが、この嫁(候補)がまたイカれた人物で、イアーソーンの人生はここからめちゃめちゃになっていく。彼女は敵から逃げる際に赤子であった弟を殺害・バラバラにし、バラまいておとりにしたり、毛皮を渡しても王位を渡そうとしないイアーソーンの叔父を煮殺すなど、国民がドン引きする事態となる。こうなると王位がどうこうという問題ではなくなってしまい、イアーソーンはコリントスに逃れる。コリントス王に気に入られ、王女との結婚話が持ち上がる。まぁメーデイアが許すはずもなく、結婚式の場で王も王女も焼き殺し、どこかへ去っていた。何もかも失くしたイアーソーンは、海岸をフラフラしていたところ、アルゴー号の残骸の下敷きになって死んだという。意味がわからない。| |~カッサンドラ&br;(Kassandra)|女|[ギリシャ語]&br;Κασσάνδρα&br;(カッサンドラー)|ギリシア神話に登場する予言者にしてトロイアの国の王女。神・アポロンに求愛され、「予言能力」を貢がれたので恋人となった。しかし、その能力によってアポロンに振られてしまう未来が見えてしまったのでやっぱりお断りする。当然怒ったアポロンは「誰もカッサンドラーの予言を信じない」呪いをかけた。何だか元も子もない話である。カッサンドラーはトロイア戦争の際に敵の「木馬作戦」や、自国が滅びるきっかけすべてを見通していたが、この呪いのせいで誰も彼女を信じずについに国が滅亡した。その際に女性としての屈辱を受け、敵国ミケーネに「戦利品」として連行される。最後はミケーネ王家のゴタゴタに巻き込まれて殺害されてしまう。この悲惨さからイタリアでは「カッサンドラー」という言葉が「不吉」や「破局」を意味するまでなっている。| |~クレタス&br;(Credas)|男|Credas&br;(クレタス)|山の精霊である。ゼウスが生まれた時、父親のクロノスはいずれ子供が自分を脅かすと疑い、食べてしまおうとした。しかし妻であるレアが子供を守るために夫にはダミーを食べさせて、密かに天界から逃した。赤子のゼウスはニュンペー(ニンフ)と呼ばれる女神に託されたが、その泣き声がクロノスに聞こえると見つかってしまうので槍と盾で音を鳴らして聞こえないようにしたのがクレタスたちである。| |~デズデモーナ&br;(Desdemona)|女|Desdemona&br;(デスデモーナ)|シェイクスピアの悲劇「オセロ」の登場人物。主人公・オセロの妻で、名の意味はギリシャ語で「不運な」という意味である。不貞の疑いをかけられ、夫に殺害されてしまう。| |~ヘレネー&br;(Helena)|女|[ギリシャ語]&br;Ἑλένη&br;(ヘレネー)|ギリシア神話に登場するスパルタの王女。スパルタ王・テュンダレオースの娘ということになっているが実は妻・レーダーが全能の神・ゼウスと浮気して出来た子である。しかもゼウスはその際に白鳥に化けていたので、レーダーはなんと卵を産み、それからヘレネーは生まれる。「地上で最も美しい女性」に成長する。女神・アフロディーテ―に唆されたトロイアの王子・パリスにさらわれる。実はヘレネーも夫がある身でありながら恋に落ちてついて行ってしまうのだが、これがトロイア戦争の原因となった。(というかトロイアはほとんどヘレネー奪還作戦のついでに滅ぼされたのである。この一連の戦争に関わる女神・女性たちはすべてゼウスの親族か彼と関係を持っているため、ゼウスの人類削減計画であったとも言われる。ここで一番スパイらしいことをしているのはゼウスである。)トロイアが滅亡すると夫に連れられ帰国するが、その後平穏に暮らしたとも「不貞の女」として殺されたとも伝えられる。| |~レアンドロス&br;(Leander)|男|[ギリシャ語]&br;Λέανδρος&br;(レアンドロス)|ギリシア神話の悲劇「ヘーローとリアンドロス」に登場する青年。小アジア(現在のトルコ)のアビュドスに住んでいた。この町は今で言うダーダネルス海峡の沿岸にあり、たった数キロ挟んだ対岸はすぐにヨーロッパという欧亜の境の町であった。ある時、対岸の町セストスに渡った彼は古い塔に住むヘーローという美少女に出会い、恋に落ちる。彼女は女神・アフロディーテに仕える巫女で、年頃の女性のように遊ぶことはなかったが、レアンドロスの真摯な求愛をついに受けいれる。二人は人目につかないように夜会う事にするが、そのためには夜の間に海峡を泳ぎ渡らなければならなかった。そこで夜になるとヘーローが塔の上に灯りを灯し、レアンドロスがそれを目印に真っ暗な海を渡ることにした。夏の間、毎晩二人はそうやって会うことができたが、海の荒れる冬が来ると段々難しくなっていった。ある嵐の夜、どうしても彼に会いたくなったヘーローは迷いながらも灯りを灯してしまった。これを見たレアンドロスは彼女に会いに行くために海に飛び込んだ。しかし、嵐によって灯りは消え、波はあまりに高くなり、ついに彼は溺れ死んでしまった。翌朝、打ち上げられた彼を見たヘーローは彼の後を追い、塔から飛び降りる。| |~&color(red){Лисандр&br;(リュサンドロス)};|男|[ギリシア語]&br;Λύσανδρος&br;(リュサンドロス)|(?-前395?)ロシア語版ではクレタスから変更されている。&br;古代ギリシアのスパルタを中心とする「ペロポネソス同盟」とアテナイを中心とする「デロス同盟」が戦ったというポロポネソス戦争で活躍した将軍。リュサンドロスはスパルタ艦隊を指揮し、奇襲作戦で敵軍を破った。戦争はスパルタ軍の勝利に終わり、その功績等からスパルタ内部で権力を強めたが、その後のコリントス戦争で戦死する。この人は大将軍にもいる。| |~&color(red){Андромаха&br;(アンドロマケー)};|女|[ギリシア語]&br;Ἀνδρομάχη&br;(アンドロマケー)|(生没年不詳)ロシア語版ではデズデモーナから変更されている。&br;キリキアという国のテーベ(古代にあった都市で、エジプトのそれではない。)に生まれ、夫はトロイアの王子のヘクトール。彼女もまたトロイアの滅亡に居合わせた一人である。10年もの年月をかけたトロイア戦争の末期、夫のヘクトールは老いたトロイア王に代わり総大将として戦っていたが、敵将アキレウスとの一騎打ちに敗北し死んでしまう。更 に直後の「木馬作戦」によってトロイアは滅亡する。この際にアンドロマケーの幼い子供はアキレウスの息子・ネオプトレモスに殺され、彼女は彼の妾として連 れ去られた。敵地で敵の子供を産み、嫉妬からか、ネオプトレモスの正妻であるヘレネーの娘に殺されかけたという。ネオプトレモスが死ぬと、今度は預言者ヘレノスと結婚してギリシャの エーペイロス地方を治める女王となったという。不屈である。| **&ref(アイコン/文明/Spain.png,nolink);スペイン [#d0c400e1] 「ヘビ」「Mr.X」があらわれる。 赤字はスペイン語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~エスメラルダ&br;(Esmeralda)|女|?|エスメラルダはスペイン語で「エメラルド」を指す女性名。ヨーロッパには「ヘビがエメラルドを見ると失明する」との言い伝えがあるらしい。そういう意味で各文明の「ヘビ」の名をもつスパイへの防諜にはもってこいの名前ではあるので脳内設定には好材料かもしれない。日本文明における「おりん」などのように、スペインっぽいだけで書かれているのではないか。また、小説「ノートルダム・ド・パリ」の主人公はスペイン語名のジプシーではあるがパリの生まれである。| |~エル=ロボ&br;(El Lobo)|男|Mikel Lejarza&br;(ミケル・レハルサ)|(1947-)スペインの諜報機関(CESID)のメンバー。「エル・ロボ」とは「狼(The Wolf)」の意味。フランシスコ・フランコによる独裁政権の圧政によってテロ組織「バスク祖国と自由(ETA)」が組織されると、これを取り締まるために潜入した。実際にETAの活動を支援し、彼らの信頼と共に情報を得ることで動向をつかむという秘密捜査を行っていた。彼の捜査によって150名以上のETAメンバーが政治犯として逮捕され投獄・処刑された。1975年のフランコの死去によって政権が代わった際にエル・ロボとしての任務を終える。1985年にはETAの指導部を一時壊滅させている。これらの業績から今日までETAによって命を狙われ続けており、整形手術で顔を変えるなど穏やかでない日々を過ごしているようである。また2004年には彼の半生を描いた映画「El Lobo」が製作された。(日本未公開)また、スペイン語版では「El」がなく、ただ「Lobo」としている。| |~ガルシア&br;(Garcia)|男|Joan Pujol Garcia&br;(ジョアン・プジョル・ガルシア)|(1912-1988)バルセロナの染料の街・カタロニアに生まれ、厳格なカトリックの母とリベラルな父親の下で育った。無事に兵役を終えて農場の管理の仕事をしていると、1936年にスペイン人民戦線政府と、ドイツやイタリアに支援されたフランシスコ・フランコ率いる右派反乱軍によるスペイン内戦が勃発。社会情勢は著しく混乱し、彼自身や家族が逮捕されるなど人民戦線側にもフランコ側にも幻滅して深い嫌悪感を持つようになる。そうした中で1940年、彼は自国の両陣営(ゲームで言うと秩序・独裁)のどちらにも属さず、英米陣営(ゲームで言うと自由)に属することを決める。しかし、何度かアプローチしたものの英国が彼に対して興味を示さなかったので、まずはドイツ軍に潜り込み、二重スパイになろうと計画する。「熱狂的なナチス信者であるスペイン政府の外交員」を演じて、「自分はロンドンに公式に渡れる」とドイツの諜報部を信用させた。また、実際に英国に潜入するために偽造パスポートも作成したり映画を見たりして英国の慣習を学んだ。「英国国内に諜報ネットワークを構築しろ」と指令を受けると、いよいよロンドンへ潜入した。とはいえナチスに協力する気はさらさらなかったので、適当な地名と名前で架空の諜報ネットワークをでっちあげて適時ドイツに送信していたが、グラスゴーにおいて地元の飲酒の慣習を知らなかったためにバレてMI6に拘束される。しかし、彼が真っ赤なウソを送信していたことがわかると二重スパイとして認められ、イギリスに公式に移住し、MI5と協力することになる。その後もMI5監修の、更にそれっぽく適当な情報を送り続けた。1944年のノルマンディー上陸作戦の決行日(D-Day)についてもドイツから「一体いつなのか?」といった問い合わせがあったが、ラジオを用いた500通にも及ぶ精細かつ適当な情報を流して撹乱した。ヒトラーもドイツ軍もこれを信用し動いていたのだが、全員だまされていたのである。ただし完全に虚偽の情報ではなかったので、ナチスは上陸作戦阻止に失敗しても、彼の功績を認めて二級鉄十字章を授与している。そして数ヵ月後、「本当の功績」が認められ大英帝国勲章も与えられている。ナチスからみると非常にタチの悪い男である。何とこれが終戦までバレずに終わった。終戦後の彼はナチス残党の報復を心配し、英国から離れて、偽名を使ったり死んだふりをした。英国側も30年程彼の消息を掴めなかったが、アメリカで再び接触することに成功し英国へ呼び戻した。彼は昔の同僚と再会し、欧州を旅してまわり、アメリカで没した。(コンキスタドールのロサイア・ガルシアより適任と思われるので訂正した。)| |~セニョールX&br;(Señor X)|男|-|Mr.Xネタ。スペイン語版では偉く(?)変更されいてる。| |~セルピエンテ&br;(Serpiente)|男|-|スペイン語でヘビを意味する。Snakeは動詞として「~を盗む。」を意味するなどスパイっぽい。もしくは「蛇:スネーク」の名をもつ彼らすべてまとめて日本の某ゲームネタであり、かのビッグボスの子供たちなのかもしれない。なんといってもこのゲーム、朝青龍まで登場するわけで可能性もゼロではないのではなかろうか。また「じゃあアメリカにいないのは何でだよ」と言うツッコミは受け入れる。| |~トポリーノ&br;(Topolino)|男|?|Gakではトッポリーノと表記されていたがBNWではトポリーノとなった。スペイン語で「Topo」はモグラや二重スパイの意味があり、「lino」は亜麻のことである。亜麻による布(リンネル)の色には薄い灰色があるので、「灰色のスパイ」を言っているのだろうか。なおイタリア語では「Topo」はネズミの意味になり「Topolino」はミッキーマウスのことを指す。| |~マチルダ&br;(Mathilda)|女|?|?| |~ラモーナ&br;(Ramona)|女|?|?| |~レオン&br;(Leon)|男|Juan Ponce de León&br;(フアン・ポンセ・デ・レオン)|(1460-1521)スペイン人探検家でいわゆるコンキスタドール。新世界へ航海した。まずプエルトリコの原住民と友好関係を築いて入植地とし、そこを足がかりにヨーロッパ人としては初めてアメリカ大陸のフロリダ半島へたどり着いたと言われている。当ゲームにも登場する「若返りの泉」を探し求めていたという伝説があるが、史実とは異なるとされる。スペインへ帰国するとフロリダの征服を命じられて大量の入植物資と共に新世界へ向かうが、到着するなり原住民に襲撃され死亡する。| |~ロドリゴ&br;(Rodrigo)|男|ロデリク・ランソル&br;(Roderic Lanzol)|(1431-1503)ルネサンスの時代の教皇。アレクサンデル6世。バレンシア王国で生まれる。叔父のコネ(ネポティズム、縁故主義)で枢機卿まで上り詰め、お金で根回しをしてコンクラーベを勝ち、教皇となった。今日のバチカンとはまさに正反対に女好きで、軍事力によって権力正統化を図ろうとする息子のチューザレとともに一族の繁栄のために尽力した。フランスとナポリ王国、ミラノ共和国を二重外交で争わせようとしたが、フランスに侵攻され一度敗北している。その際に退位を迫られたが政治力で切り抜け、ヨーロッパに築かれつつあったフランス包囲網を利用して逆にフランス軍を追い出している。外からの危機が去ると国内の敵対者を潰滅させ財産を没収し、自身の地盤を安定させていった。また後年に''「彼は聖書に興味がなかった」''と言われたり、愛人の兄弟を枢機卿に任命したり、教皇国の地に落ちたモラルを批判した宗教改革の先駆者であるジロラモ・サヴォナローラを破門・処刑するなど、字面だけだともはやただの悪人である。ただし、ミケランジェロへの支援など芸術家への文化面での貢献は多少していたという。| |~&color(red){ドン・クス&br;(Don X)};|男|-|Mr.Xネタだが、英語版ではセニョール(=ミスター)となっていたところを「ドン」としている。「ドン」とはより偉い人物に対して使われる尊称であるそうで、ウィキペディアによると「ミスター」よりも「サー(Sir)」にあたる場合が多いという。| **&ref(アイコン/文明/Netherlands.png,nolink);オランダ [#p1b4cd64] 少なくともインターネット上に日本語の資料がほぼ存在しないので、やや(もしくはとんでもなく)不正確な部分があると思われます。 「いとこ」「灰色」「Mr.X」があらわれる。 赤字はロシア語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ヨースト&br;(Joost)|男||| |~ヘンドリカ&br;(Hendrika)|女||| |~マールテン&br;(Marten)|男|Maarten Harpertszoon Tromp&br;(マールテン・トロンプ)|(1598-1653)オランダの黄金時代を築いた。海軍艦長の父の下に生まれ幼少期から船乗りとして生活していた。ジブラルタルの海戦では子供ながら父親の船に乗り、戦いを見守ったと言われている。スペインとオランダが休戦すると、父親は商船隊の船長になり、トロンプも同行していたがモロッコ沖で私掠船の襲撃に遭い父親が死亡してしまう。更に本人も海賊に捕まり数年間の奴隷生活を送っていた。釈放されてオランダに帰ると海軍に入隊し、商船隊や漁船の護衛を務めた(ちなみにこの時期、また1年ほど海賊に捕まっている)。勤勉な性格から能力が次第に認められ、最高司令官の地位にまで上り詰めた。ダンケルク海戦、ダウンズの海戦では劣勢であったオランダ海軍を大勝利に導き国の英雄となる。が、その後の功績はそれほど芳しくなく、テルヘイデの戦いで狙撃され戦死する。まぁどう考えてもスパイではなく大提督なので、これはとても暫定的な人選である。| |~アンケ&br;(Anke)|女||| |~フース&br;(Guus)|男||| |~ムネール・エクス&br;(Mr. X)|男|-|多くのヨーロッパ文明に現れるMr.Xだが、ご多分にもれずオランダにも登場している。英語のMisterに当たる単語はオランダ語ではMeneerであるため、省略形では英語と全く同じになってしまう。| |~ドクテル・フレイス&br;(Dr. Grijs)|男|-|Grijsは英語のGrayにあたり、灰色を示す。すなわちドクター・グレイである。| |~ウィレム&br;(Willem)|男|Willem Hupkes?&br;(ウィレム・ハプス)|(1880-1965)第2次世界大戦時のオランダ国営鉄道の社長。工科大学の出で、蒸気機関の改良や次世代の電気による列車の開発に携わっていた。オランダがドイツ軍に占領された時に社長に就任するが、イギリスに逃れたオランダ政府の指示で(また彼の意志で)ストライキを決行する。これは流通を停止させることでもあるため自国民を飢えさせることにもなったが、ドイツ軍を混乱に陥れることに成功した。戦後、アメリカ政府から勲章を授与されている。| |~タイス&br;(Thijs)|男||| |~ニーフ&br;(Neef)|男|-|オランダ語で「いとこ」の意味である。| |~&color(red){Ван дер Икс&br;(ファン デ エックス)};|男|-|Mr.Xが変更されている。英語とすると“van der~”となり、オランダ語で「~出身の」という意味。名前に“van( der)”を含む人は基本的に先祖がオランダ出身者であると言っていいという。例えば、画家フィンセント・ファン・ゴッホらの名前にあらわれるような「ファン」がそれ。つまり直訳なら「X出身者」となるのであろうか。Mr.Xからはだいぶ意味合いが離れるような気がする上に、名前どころかどこから来たのかも不明になってしまっている。不気味である。| **&ref(アイコン/文明/Russia.png,nolink);ロシア [#o678fdef] 「ヘビ」があらわれる。 赤字はロシア語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アレクセイ&br;(Alexei)|男|Алексей Павлович Панфилов&br;(アレクセイ・パヴロヴィチ・パンフィーロフ)|(1898-1966)タタールスタン共和国の首都・カザンに生まれる。高等学校を卒業後に鉄道員として働いていた。1918年、モスクワが新たな共産ロシア国家の誕生に向けて揺れ動く中で赤軍に入隊し、共産主義に害なすデモ・暴動の鎮圧にあたった。第二次世界大戦後が近づくと極東軍に配属される。歩兵隊の指揮官として張鼓峰事件やノモンハン事件などに参戦し、大日本帝国軍と交戦した。1939年にモスクワに戻り少将に昇進すると、労農赤軍参謀本部情報局(現在のGRUにあたる)の局長に就任する。ソ連は同時期にナチス・ドイツと争うようにポーランドに侵攻して、ポーランド東部を占領していた。アレクセイはこの際に捕虜としたポーランド軍人たちを赤軍に組み込むことを命じられ、ポーランド軍のアンデルス将軍と共に編成を行った。しかしその途中で、ポーランド軍人の捕虜の数が当初よりかなり減っていることが浮き彫りなる。(実は、ソ連は秘密裏に2万人以上のポーランド人捕虜を殺害し実に几帳面に埋めていた。これは後に発覚し「カティンの森事件」と呼ばれる。オソロシアである。)この疑問についてソ連から明確な回答が得られず、信用できなくなったアンデルス将軍は赤軍を離れ、米英軍と共にドイツ軍と戦う事を選択した。アレクセイはこの失敗の責任をとらされる形で局長を解任されてしまう。その後は戦車軍の副司令官として東部戦線で戦いドイツ軍を撤退へ追い込んだ。その武功からソ連邦英雄の称号を授与された。戦後は士官学校で教官を務めた。最終階級は中将。| |~レナ&br;(Lena)|女|Еле́на Моисе́евнаРже́вская&br;(エレーナ・ルジェフスカヤ:言語をロシア語版に切り替えるとLenaではなくElena(Еле́на)。)|(1919-)ソ連・スターリン直属の防諜部隊「スメルシ」のドイツ語通訳として所属していた女性。ベルリン陥落の際にはアドルフ・ヒトラーの捜索と死亡確認に立ち会ったとされる。ヒトラーの死の謎についての著作は日本語にも翻訳されている。| |~アナスタシア&br;(Anastasia)|女|Анастаси́я Никола́евна Рома́нова?&br;(アナスタシア・ニコラエヴナ・ロマノヴァ)|(1901-1918?)ロシア帝国ロマノフ王朝最後の皇帝、ニコライ2世の第4皇女。病弱だったが明るくひょうきんな性格で、家族に愛された少女だった。ロシア革命の際、革命軍によって一家もろとも殺害される。この事件が革命政府によって隠蔽され、その情報の少なさは「アナスタシア生存説」を生んだ。彼女の遺骨は発見されているのだが、いまだこれを(希望的、実際的を問わず)信じる人は少なくない。| |~ドミトリー&br;(Dmitry)|男|Дмитрий Александрович Быстролетов&br;(ドミトリー・アレクサンドロヴィチ・ブイストロレトフ)|(1901-1975)ウクライナ生まれ。ロシア革命の反革命派(白軍)に属していたが脱走した。住居を転々とし、チェコのプラハでソ連軍諜報部に入る。欧州各国で博士号を取り、外国語・変装に長けていた。イギリスの外務省に潜入し西側諸国の暗号表を奪取することに成功する。しかし、1937年に二重スパイの嫌疑をかけられ逮捕され、後に名誉は回復されるものの母親と妻が自殺してしまう。釈放後は脚本家、芸術家として過ごした。| |~ズメイ&br;(Zmeya)|男|змей Горыныч/Zmey Gorynych&br;(ズメイ・ゴルイニチ)|「Zmei」はロシア語でヘビや、転じてドラゴンを指す。また「ズメイ」はロシア地域において物語における悪役の名前である。ズメイ・ゴルイニチは三つ首の悪の竜とされる。村人たちを洞窟に幽閉するなど悪行を働き、勇者に殺されそうになる。命乞いをし助けてもらうが、勇者が帰ると姫をさらって逃げるというクズである。ロシア語版には登場しない。| |~タチアナ&br;(Tatiana)|女|Татияна Романова&br;(タチアナ・ロマノヴァ)|小説・映画「007 ロシアより愛をこめて」のボンド・ガールである。映画ではダニエラ・ビアンキが演じた。ソ連のスパイであったがソ連製最新式暗号機と引き換えにMI6に亡命を希望し、その立ち会いにジェームズが指名されるところから物語は始まる。ロシア皇帝ニコライ2世の第2皇女も同名である。| |~ドクトル・セリー&br;(Doktor Seriy)|男|-|ロシア語版には登場しない。ウクライナ製のFPSゲーム「s.t.a.l.k.e.r」の登場人物か。他に該当の人物が見当たらないので暫定的である。チェルノブイリが再度爆発し、ホラーかつグロテスクな生物が蔓延る正体不明の「ゾーン」と呼ばれる地域が生まれた世界設定。彼はその「ゾーン」で生計を立てているが、最終的にはまぁいろいろあってンー、マツオバショウ!となる。・・・と思われたが“Seriy”をキリル文字で現すと“серый”。これは灰色を表すので他の文明にもあらわれるドクター・グレイの一人と思われる。| |~ミハイル&br;(Mikhail)|男|Михаил Маркович Бородин&br;(ミハイル・マルコヴィチ・ボロディン)|(1884-1951)共産主義者の国際組織「コミンテルン」の工作員。メキシコ・アメリカ。イギリスに潜入し工作を行っていた。中国国民党の孫文の政治顧問になり、マルクス・レーニン主義を受け入れされた。また中国がイギリスを敵視するように仕向けた。中国共産党が結党され、国民党が共産主義を捨てると国民党の分裂を図った。しかし、同年にロンドンにあったソ連の貿易関連事務所が捜索を受け、中国に向けた秘密の公電が発見されてしまい、彼の素性が明らかになってしまう。これを受けて顧問を罷免され帰国する。1949年に「ソビエトの敵」として逮捕されシベリアの収容所で死去する。| |~ナターシャ&br;(Natacha)|女|Natasha Romanoff&br;(ナターシャ・ロマノフ)|マーベル・コミックスに登場する架空の女スパイ、ブラックウィドウの本名。ナターシャ自体一般的な名前なので確証無し。| |~ボリス&br;(Boris)|男|Борис Гудзь&br;(ボリス・グジ)|(1902-2006)ソビエト時代の諜報員。ロシア革命の後で海外に逃れた反革命勢力をソビエトへ誘い出し、一挙に逮捕する「トレスト作戦」に参加した。満州における対日諜報を任される。後に日本に潜入するリヒャルド・ゾルゲの諜報団も監督した。1937年に除籍され、革命運動の歴史の研究家となる。| |~&color(red){Аркадий&br;(アルカジー)};|男|Аркадий Николаевич Шевченко&br;(アルカジー・ニコラエヴィチ・シェフチェンコ)|(1930-1998)ソ連の外交官を務めていた。将来の外務大臣を期待されていたが、彼自身はソビエトの未来を暗く見ていた。1973年に国連の事務次長となるとアメリカのCIAに近付いた。当初は二重スパイの嫌疑をかけられたものの、ソ連の情報と引き換えにアメリカへの亡命を取り付けた。しかし直前まで夫の目的を知らされていなかった彼の妻はそれに応じず、出国を拒否した。彼女は後にソ連政府に死刑を宣告され、自殺することとなった。晩年はアメリカ各地で講演会をしてまわり、肝硬変で死去。墓はワシントンDCにある。| |~&color(red){Сергей&br;(セルゲイ)};|男|Сергей Михайлович Шпигельглас&br;(セルゲイ・ミハイロヴィチ・シュピーゲリグラス)|(1897-1941)コードネームは「ダグラス」。ロシア帝国時代、現在のベラルーシのユダヤ人の家に生まれた。ロシア革命期にはモスクワ大学で法学を学んでおり、革命運動にも参加して一度逮捕されている。釈放後は革命が進んでおり、卒業を待たずに赤軍に招集された。法学などの知識から「反革命・サボタージュ取締全ロシア非常委員会(通称、チェーカー)」に配属される。つまり、いわゆる「チェキスト」になったということになる。最初こそ会計業務の担当だったが、次第に工作活動を任されるようになり、ロシア各地やモンゴルで反革命分子を取り締まり、パリに亡命した反革命軍の指揮官であるミレル大佐の誘拐・暗殺を計画した。スペインやドイツでも諜報活動を行い成果を上げたが、この頃までに権力を掌握したスターリンによる「大粛清」によって死刑となった。現在名誉は回復されている。| |~&color(red){Надежда&br;(ナジェージダ)};|女|Надежда Васильевна Плевицкая&br;(ナジェージダ・ヴァシーリエヴナ・プレヴィツカヤ)|(1884-1940)白系ロシア人(ロシア革命で国外脱出した非ソビエトのロシア人たちを指す。)に特に人気があった女性民謡歌手。しかしソ連の諜報員でもあり、スターリンの秘密警察の一員であった。また、1937年にはロシア革命で敗れてフランスに亡命していた白軍のミレル大将を誘拐しソ連へ連行する作戦を実行・成功するも、逃亡中にフランス警察に逮捕された。禁錮20年が言い渡され、そのまま心臓病で1940年に獄死した。ちなみにナディアやナージャという名は、このナジェージダの短縮形である。&br;[[Youtube:プレヴィツカヤ ロシアンフォークソング - Luchina, luchinushka>http://www.youtube.com/watch?v=jSOoDJLnt4E]]| **&ref(アイコン/文明/England.png,nolink);イギリス [#w3180f18] 「灰色」「Mr.X」が登場する。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ジェイムズ&br;(James)|男|James Bond&br;(ジェームズ・ボンド)|世界的に有名な英国のスパイ小説・映画「007」シリーズの主人公。また、同じ「ジェイムズ」には戦前に東京帝国大学へ講師をしに来日したこともあるジェイムズ・アルフレッド・ユーイングがおり、第二次世界大戦でのイギリスの暗号解読機関ルーム40の責任者である。| |~スカーレット&br;(Scarlett)|女|?|アメリカにも同じく女性のスカーレットが登場している。姉妹・・ではなさそうだ。| |~マイクロフト&br;(Mycroft)|男|Mycroft Holmes?&br;(マイクロフト・ホームズ)|コナン・ドイルの探偵小説「シャーロック・ホームズ」シリーズの主人公ホームズの兄。彼自身は探偵ではなく会計検査の役人である。頭脳は弟以上であると言われるが内向的な性格から表だってその才能を見せることはないが、実は英国政府のためにスパイ的なこともやっている。少々遠回りなコミュニケーションをする場合がある。行動的でないあまり、弟の痩せっぷりと比べるとちょいデブである。人づきあいの苦手な人間のクラブ「ディオゲネス・クラブ」の創立者で会員である。| |~シャーロット&br;(Charlotte)|女|Charlotte Gray&br;(シャーロット・グレイ)|英国のセバスチャン・フォークスの小説「シャーロット・グレイ」の主人公。第二次世界大戦下、ドイツ軍に占領されたフランスへ潜入する。| |~グウェンドリン&br;(Gwendolyn)|女|Gwendolen?|伝説的な女性君主でブリテン島を15年支配したとされる人物のことか?| |~ミスター・エクス&br;(Mr.Eks)|男|-|Mr.Xネタにしてイギリス英語ネタ。| |~ドクター・グレイ&br;(Dr.Grey)|男|Nigel de Grey&br;(ナイジェル・デ・グレイ)|(1886-1951)暗号解読のプロフェッショナル。名門イートン・カレッジで学び、出版社に勤務した。フランス語とドイツ語が流暢であった。同時にイギリス軍の予備員であったため、第一次世界大戦が始まると海軍の諜報部「ルーム40」で暗号解読に当たり、当時敵国であったドイツ帝国がメキシコ政府へ対米参戦を提案した「ツィンメルマン電報」を傍受し解読した。また第二次世界大戦では有名なナチス・ドイツの「エニグマ暗号」の解読に関わった。| |~アンドリュー&br;(Andrew)|男|Andrew Dalziel&br;(アンドルー・ダルジール)|英国推理小説作家協会賞ダイアモンドダガー賞を受賞したイギリスの小説家、レジナルド・ヒルによる推理小説「ダルジール警視シリーズ」の主人公。下品、ハゲ、デブ、そしてノンキャリアの出だが、警視に上り詰めた切れ者である。相棒のインテリイケメン刑事のパスコーらと共に事件を解決する。このシリーズはレジナルドがデビューしてから彼が死去する頃まで続いた。| |~スコット&br;(Scott)|男|“Agent Scott”&br;Arthur Henry Ashford Wynn?&br;(アーサー・ウイン?)|(1910-2001)ソ連のKGBに「スコット」と呼ばれた英国人のスパイ。英国では、密かに共産主義に染まったケンブリッジ大学の5人の学生がソ連にリクルートされてスパイとなったという「ケンブリッジ・ファイブ」の存在が1950年までに明らかになったが、オックスフォード大学内でもまた同様の事案が発生していた。“Agent Scott”はこのオックスフォードを基盤としたスパイ網構築の実行者であるとされる。英国国内のKGBの拠点は1941年までに潰されていたが、このネットワークは戦後も数十年間生き続けた。冷戦終結間もない1992年、公開されたソ連の資料からついに“Agent Scott”の存在が明るみになるとマスコミが騒ぎたて、元ソ連軍将校が“Agent Scott”は英国人男性のアーサー・ウインという人物であると週刊誌の取材に答えた。ウインは医者の家庭に生まれ、高い教育を受けたが、オックスフォード大学で研究活動を行っている際に多くの共産主義者らと知り合い、その一人と結婚までしている。その後、表向きは上級公務員でありエネルギー省などの職員となるが、密かにソ連のスパイ(KGB)を勧誘していたという。| |~アン&br;(Anne)|女|?|?| **&ref(アイコン/文明/Polynesia.png,nolink);ポリネシア [#se9e0386] 言語のマイナー性からソースは限られている。古くからの「ポリネシア」という文化区分からは外れる元ネタもあるが、 実際の文化圏に厳格な仕切りなど存在しないので多少は大目に見るべきである。 またデゲイがヘビの範疇にあるならば「ヘビ」があらわれていることになる。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~クペ&br;(Kupe)|男|Kupe&br;(クペ)|ニュージーランドのマオリ族の神話に登場する。伝説上の国「ハワイキ」に住んでいた。テ・ウェケという大ダコの一族がクペの釣りの餌を取ってしまうので、逆に釣りあげてしまおうと策を練るが失敗。今度はカヌーを用意して妻と共にタコ退治の航海に出る。海でテ・ウェケと戦うが逃げられ、追いかけていると、その途中で新しい島・アオテアロア(ニュージーランド)を発見する。その名前の由来は妻が「Te ao! Te ao!(雲が見える!雲が見える!)」と叫んだからとされる。これは古来より、「雲の下には島がある」というポリネシアの教えに基づいており、これによって彼らは新たな島の位置も把握できた。テ・ウェケがその島の洞窟に逃げ込んだので、追い詰めて激戦の末に勝利する。故郷に帰り皆に新たな島のことを伝えると、大船団で以て移民が行われるようなる。また、恋人との逃避行でアオテアロアに到達するというバージョンもある。| |~クル・ラウ&br;(Kulu Lau)|女|?|?| |~トゥルア&br;(Turua)|女|Turua&br;(ツルア)|Gakではツルアと表記されていたがBNWではトゥルアとなった。ニュージーランドの北島の村名。「Turua」は「2度見する」と訳され、それが転じて「(二度見するくらい)美しい」という意味になる。女性の名前っぽいのであろう。| |~ティキ&br;(Tiki)|男|Tiki&br;(ティキ)|ポリネシア圏に見られる神(最初の人間)を模した2~3頭身の石像・木像また竹製のものもある。神の力(マナ)が宿っているとされる。像による文化は、神官らによる神聖政治を嫌ったカメハメハ2世によって破壊されるが、現在でもその文化は妊婦などのお守りとして残っている。| |~デゲイ&br;(Degei)|男|Dengei&br;(デゲイ)|フィジー諸島の神話の最高神。蛇の姿をしている。最初の人間の卵を産んだとされる。最初は自由に動けたが、尾が大地となったので動けなくなった。彼が寝ると夜が来て、目を覚ますと朝が来る。さらに寝返りを打つと地震が起きるという、じっとしていて欲しい神である。人間愛があるが、怠惰なものは洪水で滅ぼすという面も持つ。| |~ナンガナンガ&br;(Nangananga)|女|?|「ナンガナンガ」というのはパプアニューギニアのニューブリテン島にある村である。これといってソースがないが女の巨人を意味していた(気がする。)というかパプアニューギニアはいわゆるポリネシア圏ではない。| |~ババミク&br;(Babamik)|女|Babamik&br;(ババミク)|クロコダイルに化け、人を食べる女性の悪魔である。パプアニューギニアの少数民族・アラペシュ族の神話に登場する。| |~ハロティー&br;(Haloti)|男|Haloti Ngata?&br;(ハロティ・ンガタ)|(1984-)アメリカンフットボールの選手。カリフォルニア生まれだが先祖はトンガ人。オールスターゲームに3度出場した。ゲーム中の名がハロティ・ンガタ氏を指すかはわからないが、少なくとも「Haloti」はトンガ島の人名であろう。| |~ホツ・マツア&br;(Hotu Matua)|男|Hotu Matu'a&br;(ホツ・マツア)|伝説上の「ヒヴァの国」の王。彼の島国が洪水のために沈みはじめたので、新たな地を探していた。臣下の夢のお告げに従い、ラパ・ヌイ(イースター島)へ向かい、最初に辿りついた王。イースター島には彼を模したモアイがある。| |~ロンゴ・マ・タネ&br;(Rongo-ma-tane)|男|ロンゴ・マ・タネ&br;(Rongo ma tane)|マオリ族の神話に登場する耕作の神。主にサツマイモなどを司る。雨を降らせて作物を成長させ、虹の中で宴会を開く。他国の神話に出てくる神と比べると妙に罪が無い。| **&ref(アイコン/文明/India.png,nolink);インド [#z7ad7feb] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アーナンダ&br;(Ananda)|男|आनन्द /阿難&br;(アーナンダ)|仏教の開祖・釈迦の十大弟子の一人。釈迦が悟りを開いた日の夜に生まれた。アーナンダは「歓喜」の意味である。これは彼が生まれたのを釈迦の父親が大変喜んだためである。出家し25歳の時に釈迦の弟子となった。大変な美男子であったため、女性に言い寄られることが多かったが、大変な意志を以て修行した。釈迦が入滅するまでの25年間、常に彼についてまわり、彼の言葉をすべて記憶していたが、「禅定」と「智慧」のバランスが悪く(つまり、「瞑想をして真理を観察する修行・またはそれを達成した状態」と、「自らの弱さを認め仏にすがる修行」が均等ではなかったということ。仏教ではこの二つを均等に持つことで悟りを得ることができるとされている。)悟りを得ることができずにいた。その為、釈迦の死後に弟子たちが集まって彼の教えを総合する「経典結集」が行われることになった時、釈迦の言葉を誰よりも記憶してるにも関わらずアーナンダは集会への参加を禁止された。そこで彼は根を詰めて修行を行い、「教典結集」の日にどうにか間に合わせたという。その後悟りを得たので出席を許可されたが、釈迦の言葉について戒律に関する部分など、細かいところはあんまり覚えておらず怒られたという。でも、そもそも聞いてない・少しも覚えていない連中に怒られたくはなかったであろう。| |~アショカ&br;(Ashok)|男|अशोकः /阿育&br;(アショーカ)|(紀元前268?-紀元前232)初めてインドをほぼ統一したとされるマウリヤ朝の第3代の王。前世で釈迦とアーナンダに出会っており、釈迦が入滅(死亡)してから100年後に転生し王となったという伝説がある。日本列島史で言えば卑弥呼とだいたい同じ時代を生きている。父親と仲が悪く、民の反乱が起こった際には父王に軍も武器も与えられず放り出された。しかし、神々が彼に味方し大地の底から軍隊と武器を出現させて彼に与えた。神の助けを得た彼は事なきを得て、民を鎮めることに成功した。父王が病に倒れると兄弟など対立する後継者をことごとく殺害し(伝説では99人を殺害)王となった。更に、マウリヤと対立していたカリンガ王国に侵攻しその激戦で数十万人が死亡したという。勝利はしたが、その悲惨さに反省し仏教を深く信じるようになった。遠征よりも布教を行い、仏教の教えに基づいた国造りを行った。晩年についてはよくわかっていないが、追放されたとも言われる。彼の死後、マウリヤ朝は分裂し再びインドは混沌としていく。| |~カリシュマ&br;(Karishma)|女|Karishma Kapoor?&br;(カリシュマ・カプール)|(1974-)インドの女優。有名な映画俳優や映画関係者ばかりを輩出したカプール家に生まれる。1990年代のいわゆるボリウッド映画において絶大な人気を誇った。1996年の映画「ラージャー・ヒンドゥースターニー」では主演女優賞を受賞するなど、数多くの賞を手にした。(ちなみに「ラージャー・ヒンドゥースターニー」とは「日本太郎」みたいなニュアンスだそうである。)2000年代に入ってからは離婚問題などに揺れ映画からは離れており、妹のカリーナ・カプールが活躍した。最近は女優として復帰しているようである。インド映画と聞くとマイナーかつネタっぽくあるが、映画的文法が少々異なるだけで南アジア・中東・アフリカ・東南アジア他欧米にもファンを持つ数億人規模の人気コンテンツなのである。| |~サンジーブ&br;(Sanjeev)|男|Sanjeev Nanda&br;(サンジーブ・ナンダ)|(1978-)インド政府がインドの防衛機関の反対を押し切ってイスラエルから「バラク-1ミサイル・システム」を購入することを決定した「バラク・ミサイル・スキャンダル」に関わった人物。1999年には警官数人が死亡するひき逃げ事件を起こしている。| |~シャンシー&br;(Shanx)|男|Ravi Shankaran&br;(ラヴィ・シャンカラン)|(1964-)「Shanx」とはニックネームである。インド海軍の元軍人で退役後は海軍関連会社を設立したが、利益の為に武器の裏取引も行っていた。2005年にインド海軍の作戦本部からペンを模したUSBメモリによって国防計画が盗み出され、世界各国の軍需企業へ売られるというインド最大の情報漏洩事件を引き起こした一人。インド当局の捜査によって、その全容はシャンシーの会社を含む数十社以上の企業と海軍、空軍が関与して起こされた大規模な事件であると判明した。実際にフランスの軍需企業タレス社がこの機密情報を元にスコルペヌ型潜水艦の販売をインド政府と契約したことからスコルペヌ事件などと呼ばれる。シャンシーは当初、インド政府の初期対応の甘さから一時的に国外追放を免れていたが、追手が迫るとインドを出国しイギリスへ潜伏した。国際刑事警察機構(インター・ポール)がロンドン市内にいることを突きとめるが、彼はこれも回避してスウェーデンへ逃亡し、4年間行方不明となっていた。しかし、2010年にロンドンに戻っていたところを逮捕され、現在裁判が行われている。| |~ジョツナ&br;(Jyotsna)|女|?|?| |~パールヴァティー&br;(Parvati)|女|पार्वती &br;(パールヴァティー)|ヒンドゥー教の女神にして三最高神の一人・破壊神シヴァの後妻。前妻・サティーの生まれ変わりとも言われる。心優しい女性で、前妻が焼身自殺し絶望していたシヴァの心を癒した。元々黒い肌であったが、シヴァがそれを嘲笑う(もしくは嫌がる)と怒り(もしくは恥じて)森に引きこもって苦行の人生を決意する。反人種差別団体が発狂しそうなやり取りであり、そもそもシヴァが人間として現れる時の肌は真っ青であるので、とやかく言われる筋合いはなさそうだが、インドの最高神の前ではそうはいかなかった。見かねた三最高神の一人・創造神ブラフマー(梵天)が現れ、彼女の肌を金色にすると夫婦は円満にいったという。シヴァが破壊したあとはブラフマーが再び創造するのがヒンドゥー教の基本であり、それは彼ら自身の夫婦仲にも適用されるのである。| |~ホルミス&br;(Hormis)|男|Hormis Tharakan&br;(ホルミス・サラカン)|(生没年不詳)現代インドの対外諜報機関「Research and Analysis Wing」のチーフだった人物。| |~ラニー&br;(Rani)|女|Rani Lakshmibai/झाशीची राणी लक्ष्मीबाई &br;(ラニー・ラクシュミー・バーイー)|(1835-1858)ムガル帝国没落後に建った藩王国ジャンシの王妃。早いうちに母を亡くしたが、王宮の宰相にとても可愛がられ、馬術・弓術・自衛術など、様々な教育を受けた。7歳の時にマハラジャ(藩主)のラジャ・ガンガダル・ラオと結婚し、10歳で王子を出産した。しかし赤子が4か月で亡くなってしまったので養子のアナンド・ラオを王子とした。しかしこの頃までにインドを掌握しつつあった英国インド総督のジェームズ・ラムゼイがこれにつけこみ、「養子を後継者として認めない」という「失権の原理」を発布した。その為に後継者がいなくなった彼女の藩主国は英国に編入され、1854年には彼女たちは王宮を退去せねばならなくなった。1857年に英国がインド文化を尊重しなかったために「セポイの反乱」が勃発すると、彼女は彼女の国と同じく滅ぼされた隣国の王子たちと共に戦った。イギリス軍を撤退に追い込み、この頃には彼女は対イギリスのシンボルとなっていた。その影響力は後のイギリスによる報告書に「インドの指導者の中で最も危険な存在」と記録されている程であったという。そして、幼少期の彼女の師であったタチャ・トプの勢力に加わって主要な城塞都市であったグワリオールを陥落させることに成功した。しかし間もなくイギリス軍の騎兵との戦いで致命傷を負い、そのまま死亡した。その後すぐにインド人の反乱は総崩れとなり敗北。完全にイギリスの支配下に入ることとなった。| |~ムクタ&br;(Mukta)|女|Mukta&br;(ムクタ)|ムクタとはサンスクリット語で「(主に死刑の)執行猶予」「一時的に救う」などの意味がある。インドのカルナータカ州で放送されていた連続昼ドラマ「Mukta」の主人公。正義の為に官僚政治と戦うというストーリーで、地元テレビ局のディレクターによるインド人たちの法律意識の向上を図ったものであった。| **&ref(アイコン/文明/Sweden.png,nolink);スウェーデン [#a6bd5bca] 「いとこ」「灰色」があらわれる。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~レイフ&br;(Leif)|男|Leif Ericson?&br;(レイフ・エリクソン)|(970-1020?)この人はアイスランドで生まれている上に、一族の由来はノルウェーであるが、一応スウェーデンにも立ち寄っておりスカンジナビア周辺の国際的に著名かつレイフさんなのはこの人くらいのようなので暫定する。父親はグリーンランドをヨーロッパ人で初めて発見したエイリークという男で、その息子のレイフ自身もまた探検家となった。ある時、グリーンランドに行く途中で西に流されてしまった人と出会い話を聞く。それによると「どうやらグリーンランドよりも西に未発見の定住に向いた土地がある」とのことで、彼は探しに出かける。すると本当に食料が豊富にある巨大な大陸があることがわかり、「ヴィンランド」と名付けて本国から大量の入植者を送り込んだ。研究によると、おそらく現在のニューヨーク州のあたりまで到達していたとされる。そして一時は定住していたが、原住民の人々とそりが合わずに早々に撤退することになってしまった。それ以降、コロンブスが到達する約500年後まで欧州とアメリカ大陸は再び断絶することになる。また彼の残した記録はおそらく最初のアメリカ原住民(インディアン)に関する記録とも言える。| |~インニェヤルド&br;(Ingegard)|女|Ingegerd Olofsdotter&br;(インニェヤルド・オロフスドッテル)|(1001-1050)ストックホルムの北にあるシグチューナの街に生まれたとされる。ノルウェーの王と結婚する予定であったが、スウェーデンとノルウェーの関係が悪化したために破談となる。そこで1019年にノヴゴロド公国のヤロスラフ1世と結婚する。夫は兄とキエフ公国の公位を巡って争っていたが、同じころに兄を破りキエフ公国を手にすることに成功する。彼女は夫とともに現在世界遺産である「キエフのソフィア聖堂」を建設し、ノヴゴロドにも聖堂を築いた。スカンジナビア地域で広くキリスト教の布教活動を行ったほか、キリスト教育のもとで育った彼女の4人の娘たちはフランス、ハンガリー、ノルウェー、イングランドの王のところへ嫁いだ。そのようなことから後年「ヨーロッパのキリスト王すべての母」と呼ばれ、教会によって聖人(この際の名は聖アンナ)とされた。| |~セーレン&br;(Sören)|男||| |~ラウンヒル&br;(Ragnhild)|女||| |~ラーシュ&br;(Lars)|男|Lars Kepler?&br;(ラーシュ・ケプレル)|スウェーデンの推理作家。2009年にデビューしてから最近まで正体不明の覆面作家だった。現在、「ヨーナ・リンナ刑事」シリーズを執筆している。| |~リナ&br;(Lina)|女||| |~ヘル・グロー&br;(Herr Grå)|男|‐|"Herr"は英語のMisterにあたり、gråはgrayにあたる。つまり直訳でミスター・グレイである。| |~マグヌス&br;(Magnus)|男||| |~ヴィルマ&br;(Vilma)|女||| |~クジーン&br;(Kusin)|男|‐|「いとこ」の意味。人選に困った時の「X」「蛇」「灰色」「いとこ」だったのだろう。| **&ref(アイコン/文明/Ottoman.png,nolink);オスマントルコ [#ke74a6e0] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~イブラヒム&br;(Ibrahim)|男|イブラヒム・パシャ?|スレイマンに仕えた名宰相イブラヒム・パシャか。| |~キョセム&br;(Kosem)|女|Kösem Sultan&br;(キョセム・スルタン)|(1589?-1651)アフメト1世の妃、ムラト4世、イブラヒム1世の母。「女人の天下」を代表する人物である。現在のギリシャ、ティノス島の司祭の娘として生まれ、15歳のときに捕らえられてアフメト1世のハレムに入る。息子ムラト4世の即位にともなって摂政となり、オスマントルコ史上初めて単独で帝国のトップに立つ女性となった。1632年に摂政を退いてからも政治を動かし続けた。次代のイブラヒム1世は精神的に不安定で、国政を執ることができなかったため、引き続きキョセムが権力を握った。イブラヒムが廃位されると7才の孫メフメト4世を帝位に就け、自身はふたたび摂政となる。1651年、メフメトを廃して別の孫を帝位に就けようとしたため、メフメトの母トゥルハンに暗殺されたという。| |~サフィエ&br;(Safiye)|女|Safiye Sultan&br;(サフィエ・スルタン)|(1550-1618)ムラト3世の妃、メフメト3世の母。ヴェネツィア共和国の貴族の娘として生まれる。家族と共にケルキラ島へ向かう途中でバルバリア海賊に襲われ、奴隷として売られた後にオスマン帝国のハレムに入る。ヴェネツィア大使と秘密裏に交信を続け、母国の便宜を図っていた。息子メフメト3世は政治への関心が薄かったため、夫ムラト3世の没後は息子にかわって権力をふるったが、1618年に不審な死を遂げる。ムラト3世の寵姫らに暗殺されたとも。ヌール・バヌは義母に当たる。| |~ソコルル&br;(Sokollu)|男|Sokollu Mehmed Paşa&br;(ソコルル・メフメト・パシャ)|(1506-1579)オスマン帝国の大宰相。正教徒の家に生まれるが、10歳の時に徴用されてイスラム教に改宗させられる。その後スレイマン1世の近衛兵となり、以後順調に昇進を重ねて大宰相にのぼる。1566年のハンガリー遠征中にスレイマン1世が没すると、指揮を引き継いで遠征を成功させる。続くセリム2世、ムラト3世は暗愚な君主であったが、ソコルルが国政を取り仕切り帝国の繁栄を保った。| |~ヌールバヌ&br;(Nurbanu)|女|Nûr-Banû&br;(ヌール・バヌ)|(1525-1587)セリム2世の寵姫、ムラト3世の母。ヌール・バヌはトルコ語で「光の姫」という意味である。ユダヤ系ヴェネツィア貴族の家に生まれるが、パロス島でオスマントルコの軍に捕らえられ、奴隷となった後ハレムに入れられる。セリム2世が没すると、息子をセリム3世として帝位に就け、自分は摂政としてソコルル・メフメト・パシャとともに政治を動かした。また、フランス王妃カトリーヌ・ド・メディシスやイングランド女王エリザベス1世と協力し、ヴェネツィアに便宜を図った。しかしそのためにジェノヴァ共和国の恨みを買い、ジェノヴァの暗殺者に毒殺されたといわれる。| |~ハフサ&br;(Hafsa)|女|Ayşe Hafsa Sultan&br;(アイシャ・ハフサ・スルタン)|(1479-1534)セリム1世の妃。スレイマン1世の母といわれるが定かでない。スレイマンの即位から自身の死までの14年間、事実上の摂政として国政を左右した。| |~バヤズィト&br;(Bayezid)|男|?|?| |~マフムト&br;(Mahmut)|男|?|?| |~ユヴェイス&br;(Uveys)|男|Üveys Paşa?|オスマントルコの政治家、セリム1世の庶子である。セリム1世の後見のもと、順調に昇進して高級官僚となった。セリム1世の死後、異母兄弟であるスレイマン1世が帝位に就く。オスマントルコの慣例では庶子に帝位継承権はなく、彼自身も帝位を要求することはなかったが、スレイマンはユヴェイスを警戒して地方に送り、バグダッドを攻略すると同地の総督に任じた。1547年、イエメンにおいて反乱軍に殺された。| |~ロクセラーナ&br;(Roxelana)|女|Hürrem Haseki Sultan&br;(ヒュッレム・ハセキ・スルタン)|(1506-1558)スレイマン1世の妃、セリム2世の母。欧米などではロクセラーナとして知られる。ロシアないしポーランド出身といわれ、奴隷として捕らえられた後に大宰相イブラヒム・パシャに買われ、スレイマン1世に献じられたといわれる。その後スレイマンの寵愛を受けると、敵対者を次々に排除して自らの地位を固めた。さらに、当時の慣例として、オスマン皇帝は妃と法的な婚姻関係を結ばず、男子を産んだ妃は以後遠ざけられ、2人目の男子を産むことは許されなかった。しかし、彼女はスレイマンにこれらの慣例を破らせ、奴隷の地位から解放されたうえで最終的に5人の男子をもうけた。また、ポーランド王に手紙を送ってオスマントルコとの同盟を取り持つなど、政治にも口を出して「女人の天下」の先駆けとなった。| **&ref(アイコン/文明/Persia.png,nolink);ペルシャ [#ic7dc434] ペルシアがあった時代の人々というよりもペルシアの在った場所で仕事をした人々といった感じであろうか。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アジ&br;(Azi)|男|Azi Aslanov&br;(アジ・アスラノフ)|(1910-1945)ソ連時代のアゼルバイジャンの英雄。冬戦争や1941年8月のモスクワの戦い、スターリングラードの戦いなどで2度もソ連邦英雄に輝くが、ラトビア戦線で偵察中に戦死する。| |~サルタージ&br;(Sartaj)|女||| |~シャハーザード&br;(Shahzad)|男|Shahzad&br;(シャーザド)|ペルシアでの血統的に正統な王子が「Shah(王の)zade(子)」と呼ばれて来た。公式訳の「シャハーザード」では読み方としてはおかしいような気がする。| |~フィールーズ&br;(Firuz)|男|?|勝利の意味を持つ男性名か| |~ペリ&br;(Peri)|女|[ペルシア語]&br;پری‎‎‎,&br;(ペリ)|イラン神話(ペルシア神話)に登場する白い翼を持った妖精で、人間の知りえない秘境に住む。神話には女性のペリが多く現れるが、男性もおり、ちゃんと生殖して子孫を残す。フェルドウスィーの叙事詩「シャー・ナーメ」においては、ペルシア初代国王・カユーマルスの前に神・ソルーシュがペリの姿をして表れ、悪の神アフリマンの脅威が迫っていることを知らせている。| |~アーガ&br;(Aga)|女|Aga/Agga&br;(アッガ)|(生没年不詳)紀元前29世紀という逆にSFを感じる時代に生きた男。古代メソポタミア・キシュ第一王朝の最後の王で、625年くらい国を治めたと記録されており神武天皇もびっくりするくらい長生き。キシュ市はギルガメシュ王の治めるウルク市という都市と対立しており、アッガはその最終決戦の時の王様でもある。軍勢を率いウルク市へ向かうが、最初優勢、最後劣勢で敗北してしまう。しかしギルガメシュ本人とは仲が悪いわけでなかったので、王権はウルク市へ移されるも、命は救われたという。| |~マルジャン&br;(Marjane)|女|[ペルシア語]&br;مرجان ساتراپی(マルジャン・サトラピ)|(1969-)スパイ扱いは酷いと思うがペルシア(イラン)のマルジャンさんと言えばここ最近じゃこの人しか聞かない。イラン革命、イラン・イラク戦争の時代に生まれ1983年にオーストリアへ留学。しかし異文化に対応できずにホームレス同然の生活に堕ち、一時帰国する。祖国で美術を学び、現在は漫画家・イラストレーターとしてフランスで暮らす。代表作の漫画「ベルセポリス」はアニメーション映画化され世界的成功を収めた。ちなみに劇中にあの「ゴジラ」が登場する。| |~ダビール&br;(Dabir)|男||| |~ガスパール&br;(Gaspar)|男|Gaspar&br;(ガスパール)|新訳聖書に登場する「東方の三博士(Biblical Magi)」の一人。老人の姿をしており、死の象徴。カスパール、カスパーとも言われる。青年のメルキオール、壮年のバルタザールと共にイエスに会うためにベツレヘムへやってきた。アジア人のような書き方なのに他の二人もカスパールも欧州の人名となっている。これは原典であるマタイの福音書に「東から学者が来た」程度のことしか書いてないので、後付けされたものである。具体的な「東方」の場所も書かれておらず諸説あるが、このゲームではどうやらペルシア説をとっているのであろうか。ただペルシア説を採っているとすればグシュナサフという名前になるので、設定としては結構てきとうである。また日本においてはカスパーと言った方が聞き覚えのある人が多いかもしれない。産業技術総合研究所では実際にこの名前をスパコンにつけている。| |~ヤースミーン&br;(Yasmin)|女|?|ペルシアでよく女性の名に用いられるという。ジャスミンとも。そうするとディズニーのキャラクターが有名だが、原作でのアラジンらは中国人という設定なので何とも言い難い。| **&ref(アイコン/文明/Mongolia.png,nolink);モンゴル国 [#s190c51b] 初っ端から適当感溢れる人選である。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アサショーリュー&br;(Asashōryū)|男|Долгорсүрэнгийн Дагвадорж&br;(ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジ)|(1980-)Gakではアサショウリュウと表記されていたがBNWではアサショーリューとなった。四股名は朝青龍明徳。白鵬と共に土俵で猛威をふるった「平成の大横綱」。開発陣が何を思ったかは知らないが日本人Civ5ユーザーへのピンポイント爆撃である。本国ではサーカスを経営するなど実業家。「大相撲名鑑」によると得意技は突っ張りなど。スパイ業務で生かすのだろうか。| |~アサショーリュー&br;(Asashōryū)|男|Долгорсүрэнгийн Дагвадорж&br;(ドルゴルスレンギーン・ダグワドルジ)|(1980-)Gakではアサショウリュウと表記されていたがBNWではアサショーリューとなった。四股名は朝青龍明徳。白鵬と共に土俵で猛威をふるった「平成の大横綱」。開発陣が何を思ったかは知らないが日本人Civ5ユーザーへのピンポイント爆撃となった人選である。本国ではサーカスを経営するなど実業家。「大相撲名鑑」によると得意技は突っ張りなど。スパイ業務で生かすのだろうか。| |~エンクバット&br;(Enkhbat)|男|Энхбатын Бадар-Ууган?&br;(エンクバット・バダルウーガン)|(1985-)北京オリンピックボクシングのモンゴル代表にして金メダリスト。朝青龍とも親交がある。| |~グンデグマ&br;(Gündegmaa)|女|Отрядын Гүндэгмаа?&br;(グンデグマ・オトリャド)|(1978-)射撃女子25mのモンゴルオリンピック代表である。2008年大会では銀メダルに輝いた。| |~ジグジディ&br;(Jigjidiin)|男|Жигжидийн Мөнхбат?&br;(ジグジドゥ・ムンフバト)|(1941-)Gakではジグジドゥと表記されていたがBNWではジグジディとなった。モンゴル相撲の横綱に相当する「アヴァルガ」である。1968年のメキシコオリンピックのレスリング代表にしてメダリスト。日本の大相撲の横綱・白鵬の父親である。| |~シシマ&br;(Ssima)|女|?|Gakではシマと表記されていたがBNWではシシマとなった。| |~ゼヴェジン&br;(Zevegiin)|男|Зэвэгийн Ойдов?&br;(ゼヴェジン・オイドフ)|(1949-)1976年のモントリオールオリンピックのレスリングモンゴル代表。銀メダルを獲得した。この調子ではスパイ名鑑ではなくオリンピックモンゴル代表名鑑である。| |~チュルヌイ&br;(Chulunny)|女|Чулууны Хулан?&br;(クーラン・チュラン)|(1984-)Gakではチュルニーと表記されていたがBNWではチュルヌイとなった。現役のモンゴル国の女優である。「チュルヌイ」は愛称。女優にスカウトされる前はモンゴル軍への入隊を志していた。2007年のドイツ・カザフスタン・ロシア・モンゴル合作の映画「モンゴル」では浅野忠信演じるジンギス・カンの妻、ボルテ役を務めた。現在はアルマトイに住む。| |~トモリン&br;(Tömöriin)|男|Tömöriin Artag?&br;(トモリン・アルタグ)|(1943-1993)Gakではトゥムゥリーンと表記されていたがBNWではトモリンとなった。1968年のメキシコオリンピックのレスリング代表にして銅メダリスト。上記のジグジドゥ氏らと共に出場した。| |~バタチカン&br;(Batachikhan)|女|Batachikhan&br;(バタチカン)|モンゴル帝国の「元朝秘史」の神話部分に登場する。蒼き狼と白い牝鹿から生まれた。ジンギス・カンの祖先であるとされる。| |~ムンクバヤル&br;(Mönkhbayar)|女|[ラテン表記]Dorjsürengiin Mönkhbayar?&br;(ドルジスレンジーン・ムンクバヤル)|(生没年未確認)1992年バルセロナオリンピック女子ピストルのモンゴル代表である。銅メダルを獲得した。| **&ref(アイコン/文明/Carthage.png,nolink);カルタゴ [#r9d9475f] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ハミルカー&br;(Hamilcar)|男|Hamilcar Barca&br;(ハミルカル・バルカ)|ハンニバル・バルカの父であり、息子と同様にカルタゴの将軍であった。第一次ポエニ戦争(紀元前264年~241年)などで活躍。| |~マーゴ&br;(Mago)|男|Mago Barca&br;マーゴ・バルカ|(前243-前203)ハミルカル・バルカの子でハンニバルの弟。カルタゴのイタリア遠征、またイベリア戦線で活躍した。もしくはカルタゴに初めて帝国らしい帝国を築いたとされるマーゴ一族。テレ東のニュース番組に出てたネコの名前は「孫」の意味で「マーゴ」なので、こういったものにあやかったわけではない。| |~バールハーン&br;(Baalhaan)|男|Baalhaan&br;(バールハーン)|スコットランドの作家であるロス・レッキー氏の歴史小説「Hannibal」に登場する人物か。見た目ほど結果が芳しくなかった第一次ポエニ戦争で報酬を貰えなかったカルタゴ軍の傭兵たちが反乱を起こした際に鎮圧にあたるなどした。| |~ソフォニスバ&br;(Sophoniba)|女|Sophonisba&br;(ソフォニスバ)|ハンニバルのカルタゴ軍が「アルプス越え」の奇襲でローマを震撼させた第二次ポエニ戦争で、カルタゴの隣国であったヌミディアという王国はカルタゴと同盟しローマと戦っていた。ソフォニスバはその同盟のためにヌミディアの王に嫁いだ。そして、そのヌミディア軍を率いたマシニッサという男はカルタゴを助けるためにヒスパニア(現在のスペイン)に上陸し、ローマ軍と交戦したが、ローマ軍新司令官のスキピオ・アフリカヌスによる反撃が始まるとカルタゴ勢は一気に劣勢となり、ついにはヒスパニアから撤退となった。マシニッサは母国まで退却するが、ローマ軍に追撃され占領されてしまう。マシニッサはローマに寝返ることを条件に、前の王を排してヌミディア王になり、紀元前202年の「ザマの戦い」でカルタゴ軍の後方から攻撃をしかけてローマ軍のピンチを救った。そうして戦争はローマの逆転勝利に終わる。マシニッサは前王の妻であるソフォニスバに恋をして結婚しようとするが、スキピオらはそれを認めず「敗戦国の后」である彼女を前王と共にローマに連れて行き、凱旋パレードで見世物にすると言う。これに強烈な不快感を覚えたマシニッサは、彼女の名誉のために、彼女に自決を勧める。彼女もまた恥辱よりも死を選ぶことを了承し、服毒する。その気高い様子は劇や絵画などでも表わされているが、話が古い上のでかなり脚色されてきており、その人間関係は物語によって異なる。| |~イゼベル&br;(Yzebel)|女|[ヘブライ語]&br;אּיזָ֫בֶל&br;(イゼベル)|(?-前842?)旧約聖書に登場する女性。主にカルタゴを植民地としたフェニキア人だが、古代イスラエルの王妃であった。ユダヤ教を迫害し、その代わりに異教であるバアル信仰(雷神のバアル・ゼブルを崇めた古い信仰。バアル・ゼブルは後にキリスト教徒によって「ベルゼブブ」と名を変えられて聖書中の悪魔にされてしまった。)を広めようとし政争を繰り広げた。夫であるアハブ王、その息子のヨラム王、アハズヤ王の三代の王の下、長く権力を握ったが、クーデターによって王と共に倒されて“城門から突き落とされ、馬に踏まれ、死体を犬のエサにされた”という恐ろしい最期を遂げる。| |~シミルス&br;(Similce)|女|Similce&br;(シミルス)|ロス・レッキー氏の歴史小説「Hannibal」に登場する美しい踊り子。| |~カンダウロ&br;(Kandaulo)|男|Kandaulo&br;(カンダウロ)|ロス・レッキー氏の歴史小説「Hannibal」に登場する異国の王か。神田うのっぽい。| |~ジンリディ&br;(Zinnridi)|男|?|?| |~ギスゴー&br;(Gisgo)|男|Hasdrubal Gisco&br;(ハスドルバル・ギスコ)|前述のソフォニスバの父であり、第二次ポエニ戦争の時にカルタゴ軍の将軍であった人物。よくハスドルバル・バルカと間違って覚えられる。娘を隣国ヌミディアに嫁がせて同盟し、戦争序盤ではローマ軍を圧倒したが、ヒスパニアのイリパでの戦いにおいて大敗北を喫する。その後もローマ軍の侵攻を防げずにカルタゴは敗北してしまう。&br;もしくはポエニ戦争でハンニバル・バルカらのバルカ家と対立し、第2次ポエニ戦争では徹底的にハンニバルの足を引っ張ったハンノ家の祖先であるとされる大ハンノ1世の息子。| |~フィエレルス&br;(Fierelus)|男|?|第二次ポエニ戦争のとき、ハンニバル軍にいた兵士?| **&ref(アイコン/文明/Byzantium.png,nolink);ビザンチン [#wcfdf573] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~バジル&br;(Basil)|男||| |~ニコフォロス&br;(Nikophoros)|男||| |~デメトリオス&br;(Demetrios)|男||| |~フィリッポス&br;(Philippos)|男||| |~テオフィラクトス&br;(Theophylaktos)|男||| |~シモニス&br;(Simonis)|女|Σιμωνίς Παλαιολογίνα&br;(シモニス・パレオロギナ)?|アンドロニコス2世パレオロゴスの娘であり、セルビア王ステファン・ウロシュ2世ミルティンの妻となったシモニス・パレオロギナか?| |~ゾーイ&br;(Zoe)|女||| |~イオアノ&br;(Ioanno)|女||| |~ジーン&br;(Xene)|女|Marie d'Antioche&br;(マリー・ダンティオケ)|(1145-1182)ビザンツ皇帝マヌエル1世コムネノスの2人目の皇后。アンティオキア公国のコンスタンス・ダンティオケの娘であり、フランス語を母語としたことから通訳として外交の場でも活躍した。夫マヌエル1世の死後は修道院に入りクセネ(Xene)と名乗るが、実際には息子のアレクシオス2世コムネノスの摂政として権力をふるっていた。その後、マヌエル1世の長女マリア・コムネナ(母は1人目の皇后ベルタ・フォン・ズルツバッハ)と対立し、内乱となるもマリア・コムネナの引き入れたアンドロニコス・コムネノス(後の皇帝アンドロニコス1世コムネノス)によってマリア・コムネナ共々殺害されてしまう。| |~ユーフラスニー&br;(Euphrosyne)|女||| **&ref(アイコン/文明/France.png,nolink);フランス [#j652a1f1] 「ヘビ」「Mr.X」が登場する。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ジャン・ポール&br;(Jean-Paul)|男|Jean-Paul Marat?&br;(ジャン=ポール・マラー)|(1743-1793)フランス革命の指導者。フランス革命を主導したジャコバン党に属した。「人民の友」と呼ばれる新聞を発行し過激な政府攻撃を行ったが、持病の療養中に対立党派の支持者に暗殺された。| |~マルティーヌ&br;(Martine)|女|?|?| |~ルシアン&br;(Lucien)|男|Lucien Bonaparte(リュシアン・ボナパルト)|(1775-1840)ナポレオン1世の弟。フランス革命の時代に生まれ、彼もまたジャコバン党に属した。総裁政府の議長でありながら、ブルジョワジーによる惰性的かつ不安定な政治を安定させるため、兄のナポレオンらと協力してクーデターを画策する。当初、ナポレオンが軍を率いて議会を占拠する手筈であったが、議員たちの抵抗を受けて逆に追い出されてしまい、失敗する。そこでリ#237;saュシアンが「奴らは(フランスの弱体化を図る)イギリスの手先なのだ」といった趣旨の演説を行うと、兵士たちは士気を取り戻し再び議場へ突入、ついに議員たちを追い出すことに成功する。これを持ってフランス革命は終わりを告げ、フランスはナポレオンの時代に入っていくが、兄弟の仲はそれと反比例するかのように悪くなっていった。フランスを追われる形でスペインやフランス、イギリスを転々とし、最期はイタリアで没した。| |~フランソワ&br;(François)|男|Eugène François Vidocq&br;(ウジェーヌ・フランソワ・ヴィドック)|(1775-1857)フランス軍の歩兵連隊に所属していたが、21歳の時除隊した。その際に除隊証明書を受けなかったために脱走兵として扱われ逮捕される。その後10年間脱獄と入獄を繰り返す内に様々な犯罪者と知り合い、パリ警察に得た情報を売るなどし事実上の密偵となった。数々の業績を上げ、犯罪者の出でありながらパリ警視庁の前身となる国家警察パリ地区犯罪捜査局の初代局長に就任する。捜査局を退職した後は世界初の私立探偵事務所を構えた。今日の探偵小説の在り方に多大な影響を与えた人物とされる。| |~オーギュスティーヌ&br;(Augustine)|女|?|?| |~ムッシューX&br;(Monsieur X)|男|-|要するにMr.Xである。| |~ドクター・デュポン&br;(Dr.Dupont)|男|Eleuthère Irénée du Pont&br;(エルテール・イレネー・デュポン)|(1771-1834)今日、世界第3位の規模を持つ米国の化学会社デュポンの設立者。本人はフランス人である。フランス革命の動乱を避けアメリカに渡り、南北戦争の最中であったアメリカ政府を相手に高品質の火薬を売り、勝利に貢献した。| |~ヴィペール&br;(Vipère)|男|-|フランス語でヘビを意味する。ヘビの名はローマ文明・スペイン文明・ドイツ文明にもあらわれる。| |~イヴェット&br;(Yvette)|女|?|?| |~ルナール&br;(Renard)|男|Simon Renard&br;(サイモン・ルナール)|(1513-1573)フランス皇帝カール5世とその息子であるスペイン国王フェリペ2世に仕えた。卓越した外交力があり、イングランドへの大使として遣わされた。イングランド女王メアリー1世とフェリペ2世を政略結婚させることに成功する。| **&ref(アイコン/文明/Babylon.png,nolink);バビロニア [#ia4bd5a6] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アルル|女|?|?| |~イシュタル&br;(Ishtar)|女|Ishtar&br;(イシュタル)|メソポタミア神話に登場する性愛の女神。天神アヌの娘(他にも諸説あり。共通するのは高位の神の娘。)。発掘されるレリーフも古代文明にしてはなかなか直球に性的であるが、逆に「男性機能障害」を引き起こさせる恐ろしい力も持つ、ある意味最強の女神。また「ギルガメッシュ叙事詩」にも登場する。もともとイシュタルにはたくさん愛人がいたが、誰もかれも死んじゃうなどロクな目に遭わない。そんな中でギルガメッシュに言い寄るが、彼も死にたくないので当然断られる。侮辱された彼女は天神である父親アヌに言い付け「天の雄牛」をギルガメシュのもとに送り込み襲わせる。しかし彼が案外あっけなく牛を倒してしまったのでここから父娘揃って怒りはじめる。そして常々あんまり気に入らなかったギルガメシュに「死の呪い」をかけようとする。これはギルガメシュの親友に阻止されるものの、このような描写から彼女はあんまり性質のいい性格ではないようだ。他には聖書にもあらわれ「大いなる娼婦」や、慈愛ある「偉大な娼婦」とも言われている。地形改善で風俗街でも生みだしそうである。| |~イルム・マ・イリ&br;(Ilum-ma-ilī)|男|Ilum-ma-ilī&br;(イルム・マ・イリ)|(生没年不詳)Gakではイルマ・イルムと表記されていたがBNWではイルム・マ・イリとなった。紀元前1700年代にバビロニア第一王朝が傾き始めると七代目の王であったサムス・イルナの軍を破り、クーデターを成功させた。バビロニア南部に「海の国」と呼ばれるバビロン第二王朝を建てた人物。チグリス川の治水事業に努めたとされる。| |~ウル・ジグルマス&br;(Ur-zigurumaš)|男|Ur-zigurumaš&br;(ウウル・ジグルマス)|(生没年不詳)Gakではウルジグルマシュと表記されていたがBNWではウル・ジグルマスとなった。初期カッシート王朝(バビロニア史上最も長く続いたバビロニア第三王朝のことではなく、第一王朝とほぼ同時代に在り次第に拡大した王朝。)の第六代目の王。特段突出した業績もないので選ばれた理由は名前のインパクトではなかろうか。| |~エム&br;(Em)|男|?|?| |~スメルディス(Smerdis)|男|برديا/Bardiya&br;(バルディヤ)|(?-前522?)今日ではパルディヤと呼ばれる。アケメネス朝ペルシアの初代国王・キュロス二世の王子。後継者争いで兄に暗殺されたと記録されている。しかし近年の研究によって彼はガウマタという祭司に成り済まして生き延びており、帝位を狙ったがダレイオスに倒されたとも言われる。というかこの人ペルシア文明じゃない?| |~セミラミス&br;(Semiramis)|女|Semiramis&br;(セミラミス)|アッシリアの伝説に登場する女王。鳩に育てられ、死去すると鳩になって昇天したと伝わる。またバビロンの空中庭園を建設させた指導者であったとも言われている。伝説によって極端に性格や行動が変わるが、夫を毒殺したとも、息子に謀殺されたとも親族で殺し合ったという暗い展開は基本的に同じである。| |~ビリト・ターウス&br;(Bilit Taauth)|女|Bilit Taauth(ビリト・ターウス)|Gakではビリト・タウスと表記されていたがBNWではビリト・ターウスとなった。バビロンで信仰されていた女神。元素を司っていた?(資料不足)。| |~ペシュガルダラマシュ&br;(Peshgaldaramesh)|男|Peshgaldaramesh&br;(ペシュガルダラマシュ)|バビロニア第2王朝(海の王国)の7代目の王。「アイベックスの息子」と称された。王朝中期としては長い50年ほどを統治者として君臨した。| |~リム・シン2世&br;(Rim-Sin II)|男|Rim-Sin II&br;(リム・シン2世)|バビロニアに滅ぼされたラルサ王国のリム・シン1世の後を継いでバビロニア王サムス・イルナに抵抗した人物。反乱を企てるが失敗し処刑される。| **&ref(アイコン/文明/Denmark.png,nolink);デンマーク [#r0b34364] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~イェルゲン&br;(Jørgen)|男|Prins Jørgen(イェルゲン)|(1653-1703)Gakではヨウエンと表記されていたがBNWではイェルゲンとなった。Jørgenは英語にするとGeorge(ジョージ)のこと。イギリスではジョージ・オブ・デンマークと呼ばれる。ジェームズ2世をオランダのウィレム3世が追い出したイギリスの名誉革命では叔父にあたるジェームズ2世側についたが、負けたので従う。その後は海軍の司令長官などをやっている。何を聞かれても、まず「それ本当?」と聞き返すという面倒くさい一面もあったという。| |~メッテ&br;(Mette)|女||| |~ヘンリーク&br;(Henrik)|男||Gakではヘンリクと表記されていたがBNWではヘンリークとなった。| |~ニールス&br;(Niels)|男|Niels Henrik David Bohr&br;(ニールス・ヘンリク・ダヴィド・ボーア)|(1885-1962)量子力学創成期の物理学者。現代日本の高校でも習う原子の図はこの人が考えた。アインシュタインのライバルにして、討論をするときは相手が病床に倒れるまで追いつめる男。1939年にウランの核分裂の実現可能性を世界で初めて予想・発表し、結局はだれかがやっただろうとは言え、つまり核戦争への道を開いてしまった人物とも言える。理論が発表されると「マンハッタン計画」や、ボーアの研究室にいた日本人・仁科芳雄らの「二号研究」など、列強国が早速原爆開発に着手している。ボーアはこれを憂いて国際的な核の平和的利用に関する条約をまとめようとし、大戦終盤の1944年にはチャーチルやルーズベルトと会談し、ソ連をも抱き込んだ原子力の平和利用を訴えたが逆に、技術漏えいの観点から米英政府に「ソ連との一切の接触を禁じる」ことを決められてしまう。そして数ヵ月後、人類史上初の原子爆弾投下が行われる。戦後は欧州原子核研究機構(CERN)の創立に関わり、1957年には原子力平和利用賞を受賞している。| |~ヘレ&br;(Helle)|女||| |~フレデリク&br;(Frederik)|男||Gakではフレゼリクと表記されていたがBNWではフレデリクとなった。| |~イーダ&br;(Ida)|女|Ida&br;(イーダ)|2011年公開のデンマーク映画「ID:A(イーダ)」の主人公。女スパイだった主人公は気がつくと記憶を失い、フランスにいた。何故か持っていた大金と拳銃を手に、わずかに残された手がかりからデンマークに向かうことになる。デンマークにたどり着くと彼女はあるオペラ歌手の妻「イーダ」として認識されていた・・。| |~テア&br;(Thea)|女||| |~フレイア&br;(Freja)|女|Fraja&br;(フレイア)|Gakではフレヤと表記されていたがBNWではフレイアとなった。北欧神話の女神。月、愛、美、豊穣、死などを司る。人間たちの恋バナ()が大好きで、彼女自身も極めて多くの愛人を持っており、兄のフレイから小人族らとまで関係を持ったとされる。性的にかなり自由奔放な存在である。また魔法を使うことが出来、黄金を生み出したり、遠くのことを察知したり、人の魂を操ることができる。当時、このような魔法は女性のものであったが、男神であるオーディンもこれを使用していた。これは彼女に教わったからだと言われている。| |~モルテン&br;(Morten)|男|Morten Storm&br;(モルテン・ストーム)|(1976-)Gakではモーテンと表記されていたがBNWではモルテンとなった。イスラム教徒のデンマーク人で、イスラム過激派とデンマーク諜報部(Politiets Efterretningstjeneste 通称、PET)との間の両方に通じていた。幼い頃に住んでいたアパートの近くにイスラム教徒が住んでおり、彼らから影響を受けていたとされる。13歳の時点で強盗事件など既に凶悪犯罪を起こしていたが、青年時代にはサッカーの名選手としてもそこそこ有名であったという。19歳の頃からイスラム教への興味を強くし、アラビア語を学び、多くの過激派テロリスト達ともインターネットを介して関係を持っていた。ネット上で絶大な影響力を持っていたアルカイダ指導者のアンワル・アウラキ氏とも友人であったという。しかし、2006年頃にデンマーク当局(PET)に25万ドルで買収され、欧米側に彼らの情報を提供した。その結果、2011年9月にCIAと米軍はアンワル・アウラキ氏を無人機爆撃で爆殺することに成功する。| **&ref(アイコン/文明/Iroquois.png,nolink);イロコイ [#gb974829] 男性名はイロコイに関わりのある人名だが、女性名は結構いい加減である。 女神の名前はともかく、伝説の鳥や果ては地名や部族名など、もうちょっと何とかならなかったのか。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~オナタ&br;(Onatah)|女|Onatah&br;(オナタ)|イロコイにおけるトウモロコシの女神。以下のような話が伝わる。&br;&br;''' あるとき、オナタは地底の主にさらわれてしまった。オナタの母(エイシノーハ、大地の女神)は狂乱して彼女を捜し回ったが、見つけることはできなかった。それというのも季節は冬であり、太陽の神が休眠していたために、エイシノーハはひとりでオナタを探さなければならなかったからであった。オナタがいない間、穀物は育つことができずにいた。太陽の神が目覚めると、彼はエイシノーハと一緒にオナタを探し、ついに彼女の居場所を突き止めることができた。彼が大地を暖めると地面が裂け、オナタは地下の世界から逃げ出すことができた。こうしてオナタがかえってきたので、大地にはふたたび植物が生い茂るようになった。&br; けれども、地底の主はオナタをあきらめることはできなかった。太陽の神がふたたび冬の眠りにつくと、地底の主は再びオナタをさらってしまった。そうしてこの物語は毎年ごとに、何度も何度も繰り返されるのである。オナタが地底にいる間は、どんな植物も育つことはできない。彼女が戻ってきてはじめて、地上に春が訪れるのである。'''| |~オネイダ&br;(Oneida)|女|オナイダ族&br;(Oneida Tribe)|オナイダ族は北米インディアンの部族名であり、イロコイ連邦を構成する6部族のひとつである。「直立した石の人々」という別名を持つ。元はニューヨーク州中部に居住しており、その領土は24,000平方キロほどもあったが、アメリカ独立戦争でイギリスに荷担したために、戦後大幅に領土を削られ、わずか1,200平方キロを残すのみとなってしまった。現在、オナイダ族は他のイロコイ連邦を構成する部族と同様に、ニューヨーク州北部の自治領に居住している。| |~オシャダゲア&br;(Oshadagea)|女|Oshadagea&br;(オシャダゲア)|イロコイの神話に登場する、雨をもたらす鷲の名前。悪魔が森を燃やして人を滅ぼそうとしたとき、オシャダゲアが海の水をすくって火事を消し止めたという伝説がある。| |~オテティアニ&br;(Otetiani)|男|Otetiani&br;(オテティアニ)|セネカ族の人物。レッド・ジャケットとして知られ、オテティアニは幼少時の名前。演説家であり、イロコイ連邦の戦闘指揮官集団「狼族」の長であった。アメリカ独立戦争の際、セネカ族はイギリスと同盟して戦っていた。そのため戦後に多くの土地を割譲されることになったが、彼の演説によりセネカ族はニューヨーク州内にある程度の土地を確保することができたのである。&br;レッド・ジャケットという名前は独立戦争時に、英国将校から贈られた緋色の外套に由来する。| |~ジェネシー&br;(Genesee)|女|Genesee&br;(ジェネシー)|アメリカ合衆国の地名であり、セネカ族の言葉で「美しい谷」を意味する。ジェネシーという地名はニューヨーク州、ミシガン州、カリフォルニア州など各地に見られるが、その起源となるニューヨーク州西部はイロコイ連邦の領域内であり、現在に至るまでセネカ族の居住地である。| |~ダドガヤド&br;(Dadgayadoh)|男|Dadgayadoh&br;(ダドガヤド)|アメリカ独立戦争当時のセネカ族の酋長、ブラックスネークの別名と思われる。ダドガヤドとはセネカ族の言葉で「賭をする男」の意味。&br;ブラックスネークは戦闘指揮官集団「狼族」の一員であった。独立戦争ではイギリスが陣営として戦い、特にオリスカニーの戦いで大きな働きをしたといわれる。1812年からの米英戦争ではアメリカ陣営として、フォート・ジョージの戦いなどに参加している。| |~オトウティアニ&br;(Otwtiani)|男|?|詳細不明。オテティアニ(Otetiani)の別スペルとも考えられるが...| |~カテリ&br;(Kateri)|女|Kateri Tekakwitha&br;(カテリ・テカクウィタ)|カテリ・テカクウィタ(1656~1680)はカトリックの聖人。「モホークの百合」の別名がある。「カテリ」は洗礼名Catherineの転訛。&br;村に派遣されたイエズス会士と交流する内にキリスト教に興味を持つようになり、20歳頃にカトリックに改宗して、イエズス会の宣教村に移住する。熱心な信仰で知られ、また死後数週間の後に複数の知人の前に現れ、言葉をのこすという「奇跡」を起こしたことから、2012年にベネディクト16世によって列聖されている。| |~オノンダカイ&br;(Onondakai)|男|Onondakai&br;(オノンダカイ)|1826年頃のセネカ族の酋長の名前。「デストロイ・タウン」というあだ名を持つ。| |~ホナンヤウス&br;(Honanyawus)|男|Honanyawus&br;(ホナンヤウス)|セネカ族の酋長(1716または1718~1814)。「ファーマーズ・ブラザー」とも呼ばれる。| **&ref(アイコン/文明/Ethiopia.png,nolink);エチオピア [#yf93dbf1] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ムルケン&br;(Mulu Ken)|男||| |~ウエンデイム&br;(Wendimu)|男||| |~リオル&br;(Li'ol)|男||| |~デメケ&br;(Demeke)|男||| |~ムルアレム&br;(Mulu Alem)|男||| |~アベベチ&br;(Abebech)|女||| |~ゼーマ&br;(Zema)|女||| |~マーレト&br;(Mihret)|女||| |~ケベデチ&br;(Kebedech)|女||| |~アレムネシュ&br;(Alemnesh)|女||| **&ref(アイコン/文明/Maya.png,nolink);マヤ [#hcba3b59] すべてマヤ神話の登場人物からと思われる。 ククルカンがヘビなので「ヘビ」が登場していることになる。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ククルカン&br;(Kukulkán)|男|Kukulkan/Gukumatz&br;(ククルカン/グクマッツ)|マヤ神話における創造神。羽のある蛇で、アステカ文明のケツァル・コアトルと同じ神である。他の神々と共に大地と動物をつくり出し、その後で、自分たち神々を崇拝してくれる「人間」をつくろうと試行錯誤する。最初は泥で人間を造るが、雨で溶けたため捨てる。次は木で人間を造った。この人間たちは出産したり言葉を使えたが、神を崇拝しないので洪水で流した。その次に豆や草を用いて造ってみたが思考力が足りなかったので、これも捨てた。この時に捨て忘れた連中が今のサルである。次に黄色と白のトウモロコシを使ってみたところ、神と同じ姿と力を持ち、神を崇拝する「人間」を造ることに成功した。これが現在の人間である。後に後述のフラカンという神によって人間は神の力を奪われる。| |~フラカン&br;(Huracan)|男|Huracan&br;(フラカン)|マヤ神話における風・嵐・炎を司る神。創造神でもあって、ククルカンらと共に人間を創造した。基本的に出来たものにケチをつけて捨てるのはこの神のようである。数回の失敗の末、完成した「人間」が神と同じ力を持っていたのを好まず、目に息を吹きかけて力を奪った。| |~グクマッツ&br;(Gukumatz)|男|Gukumatz/Kukulkan&br;(グクマッツ/ククルカン)|ククルカンの異名である。つまり同じ意味を持つ名前が二つ並ぶわけだが、2kゲームはこの辺あまり力をいれてない。| |~イシュバランケー&br;(Ixbalanque)|男|Xbalanque&br;(イシュバランケー)|マヤ神話創世記「ポポル・ヴー(Popol Vuh)」に登場する双子の英雄の一人である。冥界シバルバー(Xibalba)の王、フン・カメーとヴクブ・カメーによって父を殺される。腹違いの兄たちと対立し、彼らを猿に変えて追い払う。傲慢な巨人のヴクヴ・カキシュとその子供を倒し、そのあとで父のかたき討ちの為に双子で冥界へ攻め込む。そこで出会ったコウモリの神に兄のフンアフプーが首を落とされて奪われてしまう。そこでイシュバランケーは何匹か動物を呼び寄せる。創造神のフラカンらの力を借りて、その中のカメを兄の頭に変身させ、アンパンマン的に首にくっつけて兄を生き返らせた。さらに兎に命じて、奪われた頭も回収することに成功した。その後、兄弟そろって焼き殺されたり生き返ったりするが、ついには冥界の王を倒す。王の死で冥界の者たちは降伏し、彼は許さず皆殺しにした。地上に戻ると兄弟は太陽と月となった。後述のシパクナーに殺された戦士たちはここで兄弟についていき、星となった。| |~フンアフプー&br;(Hunahpu)|男|Hunahpu&br;(フンアフプー)|マヤ神話の双子の英雄の兄。活躍ぶりは弟の項で述べたが、悪人たちを倒すために腕を失ったり首を切られたり冥王の命令を受けた弟に殺され生き返らされると散々な目にあうのはどっちかと言うと彼のほうである。巨人のヴクヴ・カキシュを倒す際には双子は直接手を下さず、虫歯で苦しむカキシュのところに老女と老人に送り込み、治療と称して歯とついでに目を抜きとって殺させている。| |~カマソッソ&br;(Camazotz)|男|Camazotz&br;(カマソッソ/カマソッツ)|マヤ神話創世記「ポポル・ヴー(Popol Vuh)」に登場するコウモリの神。冥界シバルバーのコウモリの館に住んでいた。マヤの国のフンアフプーとイシュバランケーの双子が冥界を侵しに来たので一度はその兄フンアフプーの首をはねて殺害する。しかし、フンアフプーは前述の通りに復活し、再戦の後に倒されてしまう。| |~シパクナー&br;(Zipacna)|男|Zipacna&br;(シパクナー)|マヤ神話創世記「ポポル・ヴー(Popol Vuh)」に登場する怪力の巨人。マヤの神に背き、軽視した傲慢な者であったと言われる。ある時、マヤの戦士たちが家を建てていたところに現れ、木材をこれ見よがしに軽々と運んで自慢した。一見、家を建てるのを手伝った力持ちのイイ奴である。しかし、家を建てるために掘られた穴に入った時、普段から彼のことを快く思わなかった戦士たちに石を投げ落とされて殺されかける。彼は機転を利かせて死んだふりをして切り抜け、その夜に宴会で酔いつぶれた戦士たちを殺してしまう。これを許さなかったのがマヤの英雄のフンアフプーとイシュバランケーの双子であった。シパクナーの好物はカニであったが、彼は双子に「谷底に大きなカニがいた」と聞かされる。喜んで谷に下りると偽物のカニがあるだけだった。そこに双子が上から「山」を落としてきて、生き埋めにされてしまう。彼はそれでも生きていて這い上がるが、双子の力で石に変えられ、遂に力尽きる。神に背くこととはこのように何度も生き埋めにされることぐらい悪いことなのである。・・・ということだろうか。| |~イシュチェル&br;(Ixchel)|女|Ixchel&br;(イシュチェル)|マヤ神話もおける月・洪水・虹・出産を司る女神。一度怒ると虹をつくり、洪水をおこす。また大きな爪を持っている描写があり、これはアステカの大地の女神と類似する。当時は彼女の怒りを鎮めるのに生贄が必要だと考えられていた。| |~イシュタム&br;(Ixtab)|女|Ixtab&br;(イシュタム)|マヤ神話における自殺の女神。彼女は常に首を吊った姿であらわされる。首吊り自殺をするとこの女神の導きで楽園に行けると考えられていた。他に聖職者・生贄・戦死者・出産で死亡した女性を楽園に導く役割があった。| |~コヨパ&br;(Coyopa)|男|Coyopa&br;(コヨパ)|マヤ神話の中の雷鳴を司る神である。どちらかというとマイナーな存在である。| **&ref(アイコン/文明/Inca.png,nolink);インカ [#t1382e83] ケチュア語の人名事典から適当に持ってきたのではなかろうか。 アマルは「ヘビ」の意味でもあるので、「ヘビ」があらわれている。 赤字はスペイン語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アピチュ&br;(Apichu)|男|Apichu&br;(アピチュ)|ケチュア語(インカの言語)で瓜のことである。| |~アマル&br;(Amaru)|男|Tupaq Amaru?&br;(トゥパク・アマル)|(?-1572)スペインに占領されたインカとは別に、抵抗を続けたいわゆる「新インカ帝国」の皇帝。インカ皇帝であった父のマンコ・インカ・ユパンキがスペイン人と対立し、地形の複雑な奥地へ逃げ込み、新たなインカ帝国を築いた。父は程なくして殺され、兄弟たちが順に王となった。しばらく均衡がとれていたが、アマルの兄の皇帝ティトゥ・クシが病死する。この時にスペイン人の神父が薬を与えていたため、インカ人たちは毒殺であったと思いこみ神父たちを殺害した。これを受けたスペイン軍は本格的に侵攻する。アマルはこの時、兄の後を継いで皇帝となるが圧倒的なスペイン軍の前に一年足らずで敗北。拷問の末に死亡した。また、アマルとはケチュア語で大きな蛇を指す。| |~ウトゥルンチュ&br;(Uturuncu)|女|Uturuncu&br;(ウトゥルンチュ)|Gakではウトゥルンクと表記されていたがBNWではウトゥルンチュとなった。ケチュア語で虎を指す。ちなみにウトゥルンク火山はボリビア南部にある6000m級の火山である。麓にはその美しさで有名なウユニ塩湖などがある。| |~ウトゥルンチュ&br;(Uturuncu)|女|Uturuncu&br;(ウトゥルンチュ)|何故か設定が重複しておりゲーム中にも2つ同じ名前が現れる。単にミスなのか、その理由は不明。BNWでも修正されておらず、重複には意図があるのかもしれない。| |~オズコロ&br;(Ozcollo)|女|Ozcollo&br;(オズコロ)|ケチュア語でヤマネコやオセロット(ネコ科)を指す。女性の名に使われる。| |~クエンティ&br;(Quenti)|男|Quenti&br;(クエンティ)|Gakではクェンティと表記されていたがBNWではクエンティとなった。ケチュア語でハチドリを指す。花の蜜を吸う独特な鳥である。| |~スントゥ&br;(Suyuntu)|女|Suyuntu&br;(スユニトゥ)|Gakではスントゥと表記されていたがBNWではスユニトゥとなった。ケチュア語でヒメコンドルを指す。ヒメコンドルは十数キロメートル先の匂いをかぎ取ることが出来るとされる。| |~パリアピチウ&br;(Pariapichiu)|男|Pariapichiu&br;(パリアピチウ)|Gakではパリアピチュと表記されていたがBNWではパリアピチウとなった。ケチュア語で小さな鳥(スズメ)を指す。| |~ピューマ&br;(Puma)|男|Puma/Poma&br;(ピューマ)|ケチュア語でマウンテンライオンやそのままピューマを指す。「ピューマ」はインカの言葉である。| |~プルチュ&br;(Purutu)|女|Purutu&br;(プルチュ)|Gakではプルトゥと表記されていたがBNWではプルチュとなった。ケチュア語で豆のことである。| |~&color(red){Anahuarque&br;(アナワルキ)};|女|Mama Anawarkhi&br;(ママ・アナワルキ)|(生没年不詳)第9代インカ皇帝・パチャクティの妻。英語版以下各国語版では「ウトゥルンク」が重複しているが、スペイン語版のみ修正されている。インカ文明はスペイン文明と共にリリースされたこともあってか、スペイン語版翻訳陣にやる気が感じられる。| **&ref(アイコン/文明/Germany.png,nolink);ドイツ [#wad62370] 「ヘビ」があらわれている。 赤字はロシア語版、青字はドイツ語版のみ登場。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ヨハン&br;(Johann)|男|Johann Yebsen&br;(ヨハン・イェプセン)|(生没年不詳)第二次世界大戦中のドイツ軍国防部アブヴェーアのエージェントにしてMI5とも通じていた二重スパイの勧誘と養成も行っていた。黙殺されたものの日本による真珠湾攻撃を、秘密裏に米国FBIに事前通告していたドゥシャン・ポポヴ氏も彼の勧誘によるスパイである。英独間でスパイ活動を行っていたが、ヒトラー暗殺作戦が行われようとしている頃に、恐らく素性がバレたのであろうか、ゲシュタポに監禁拘束され、拷問にかけられた(と思われる)。彼はドイツ国内の英国側スパイの情報や、ノルマンディー上陸作戦について多く把握していたため、英国は拷問による情報流失の酷く恐れたが、結局彼は一言も吐かなかったと考えられている。何故「考えられている」かというと、彼は捕まった切り、そのまま二度と姿を現さなかったからである。| |~マレーネ&br;(Marlene)|女|Marlene Dietrich&br;(マレーネ・ディートリッヒ)|(1901-1992)ドイツの女優・歌手。貧しい生活を送っていたが、映画監督ジョセフ・フォン・スタンバーグにスカウトされ、映画出演によって世界的に有名な女優となる。米国に渡りハリウッド映画にも出演するようになるが、ナチスが強大化するとこれを嫌い、アドルフ・ヒトラーの帰国要請を撥ね退け、反ナチスの女優として活動する。開戦すると前線兵士の慰問の為ヨーロッパ各地へ赴いた。またジョセフ監督との第3作「Dishonored(邦題:間諜X27)」では[[哀しき女スパイ(動画、結末部分ネタバレ注意)>http://www.youtube.com/watch?v=lZUdons9m5g]]を演じ人気を博した。&br;[[Youtube:マレーネ・ディートリッヒ - リリー・マルレーン>http://www.youtube.com/watch?v=Q56QzGcAKZc]]| |~ヴィルヘルム&br;(Wilhelm)|男|Wilhelm Franz Canaris&br;(ヴィルヘルム・フランツ・カナリス)|(1887-1945)ドイツ海軍の軍人。第1次世界大戦の際に艦長副官として巡洋艦「ドレスデン」に乗船していたが、英国海軍の攻撃によってチリ沖で操舵不能となる。そのままチリで捕虜となるが、乗組員を連れ脱走。アンデス山脈を越えて親ドイツであったアルゼンチンへ無事に逃れる。これがドイツ海軍に高く評価されスパイとなった。スペインへ派遣され、潜水艦Uボートの秘密補給基地を設置したり、連合国の艦船の位置情報を掴んだ。またこの時期、有名な女性スパイ「マタ・ハリ」の恋人でもあった。ナチスの時代になるとナチス親衛隊長官との親交があったことから国防軍情報部(アプヴェーア)の長官に任ぜられ、反英活動支援、スペイン内戦の扇動、日独防共協定締結などに関わる。しかしヒトラーの好戦的な姿勢に疑問を抱き、次第に反政府的な行動をするようになる。ついにはヒトラー暗殺計画に協力しこれが失敗したため逮捕され絞首刑に処された。| |~エヴァ&br;(Eva)|女|Eva Anna Paula Braun&br;(エヴァ・アンナ・パウラ・ブラウン)|(1912-1945)ドイツ・ミュンヘン生れ。19歳の時からアドルフ・ヒトラーと暮らし始める。彼に対し深い愛情を持ち、それ故に嫉妬深かった。当時婦人層からの人気が高かったヒトラーは別の女性関係が度々噂になるが、エヴァはこれに耐えられず自殺未遂を2度起こした。多忙なヒトラーは次第に彼女に対し冷たくなることも多くなったが、彼女を手放すことはなかった。第2次世界大戦ヨーロッパ戦線末期・ベルリン陥落の最中、2人は地下壕で結婚し、自決した。また前述の通りヒトラーは婦人層の支持が高く、その維持のためにエヴァの存在を1944年ごろまで隠していた。| |~ハインツ&br;(Heinz)|男|Friedrich Wilhelm Heinz&br;(フリードリヒ・ヴィルヘルム・ハインツ)|(1899-1968)ドイツの薬局を営んでいた家庭に生まれる。第一次大戦終結後、ヴェルサイユ条約によってとんでもない賠償を命じられたドイツはしぶしぶ応じるが、他の民族の要求にいいようにされる祖国の醜態に業を煮やした政治家のヴォルフガング・カップが義勇軍を率いてクーデターを起こした(カップ一揆)。ハインツはこれに参加していたが、クーデター自体はわずか4日で失敗に終わってしまう。カップら義勇軍の一部は国外へ亡命し、武装テロ組織「コンスル」を設立した。しかし重要人物でもなかったハインツは追手をうまくやり過ごして国内に残っており、国内からコンスルの実行部隊として組織を支援した。弱腰外交を行う政府を攻撃し、当時の外相や財務相などの暗殺に関わっている。1933年になるとドイツの世論も強い民族主義に傾き、「アーリア民族至上主義」を唱えたナチス党が政権を取るまでになっていた。しかしコンズルはそのナチス党でさえも「民主主義(デモクラシー)という他の民族の思想」に立って選出されたものであり、「真の第三帝国」は実現できない存在であるとして打倒すべきとしていた(つまりハインツらはプロイセン国王による帝国の復活を目指していたものと考えられている)。ハインツはこの頃までにドイツ国防軍防諜部に幹部になるまで潜り込んでおり、ヒトラーの動向を把握できる立場にもなっていた。1944年7月ついに決行されたヒトラー暗殺作戦に参加するが、あえなく失敗したので粛清を避けるために逃亡した。終戦まで何とか生き延び、終戦後は一時的に仮名を使ってジャーナリストとして働いていていたという。冷戦がはじまると西側の情報機関に協力してスパイ活動を行い、西ドイツの新たな諜報機関「フリードリヒ・ヴィルヘルム・ハインツ・サービス」を設立した。これはゲーレン機関などとともに後にドイツ連邦情報局の一部となった。| |~ホルスト&br;(Horst)|男|Horst Heilmann&br;(ホルスト・ハイルマン)|(1923-1942)大学教授の家庭に生まれ、学校卒業後にはその有能さからドイツ国防軍最高司令部に最年少で配属された。しかし在学中から密かにコミュニスト(共産主義者)の顔も持つようになっており、ソ連のスパイ網であるいわゆる「赤いオーケストラ」の一員でもあった。1942年になり赤いオーケストラの一斉摘発が行われはじめると、ラジオを用いて同志へ警告メッセージを送っていたが、結果として100名以上が拘束され彼自身も逮捕され、処刑されてしまう。| |~カール&br;(Carl)|男|Karl Hans Lody&br;(カール・ハンス・ロディ)|(1877-1914)ベルリン生まれ。船乗りに憧れ、海軍学校で優秀な成績を修めるが重病にかかった為に夢を諦めた。第1次世界大戦がはじまると英国艦隊の動向を探る諜報員に志願するが、最初はドイツ軍に拒否される。そこで得意であった英語を駆使し、別人「チャールズ・A・イングリス」の名で当時ヨーロッパではフリーパス同然であった米国のパスポートを入手すると、その価値を認められてドイツ軍の諜報員となる。英国に潜入すると英国艦隊の艦船の整備状況などを暗号によって伝え、ドイツ海軍はそれをもとにして勝利をあげた。その後も諜報活動を続けるが、次第に面倒くさがったのか、暗号文を使うのをやめてドイツ語で情報を伝えるようになる。これによってロンドン警視庁が気づいてしまい逮捕される。ロンドン塔で銃殺刑となった。| |~ヴィーパ&br;(Viper)|男|-|Gakではヴィーペと表記されていたがBNWではヴィーパとなった。ドイツ語で「毒蛇」を指す。| |~アルブレヒト&br;(Albrecht)|男|Albrecht Fürst von Urach&br;(アルブレヒト・フォン・ウラッハ)|(1903-1969)ドイツの貴族。ジャーナリストや外交官としても活動した。ムッソリーニとヒトラーの秘密会談をスクープし一躍有名となる。1934年には東京を拠点とし日中戦争の推移などを取材した。帰国するとドイツ外務省とイタリア政府の連絡官に命ぜられた。1941年にも来日し日本軍が英国軍と衝突するように工作するが失敗している。また当時の知日家でもあり、著作「日本の強さの秘密」は80万部を売った。| |~アントン&br;(Anton)|男|Anton Drexler?&br;(アントン・ドレクスラー)|(1884-1942)後の国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)となるドイツ労働者党の設立者の一人。が、ヒトラーには完全に無能扱いされていた。| |~&color(blue){Vera&br;(ヴェラ)};|女|Vera von Schalburg&br;(ヴェラ・フォン・スカルバーグ)|(1912-?)ドイツの国防軍情報部の諜報員。ソ連・反ソ連勢力・ドイツ・英国の間で多重スパイであったとされる。英国での任務に失敗し共謀者と共にMI5(イギリス軍情報部第5課)に拘束された。その後の消息は不明とされる。彼女に関する情報は現在も公開されていない。| |~&color(red){Вальтер&br;(ワルター)};|男|Walther Friedrich Schellenberg&br;(ヴァルター・フリードリヒ・シェレンベルク)|(1910-1952)ナチス親衛隊情報部ジッヒャーハイツディーンスト(通称SD)の国外諜報局局長。ドイツのザールという街の、カトリックの家庭に生まれた。父親はピアノを売る仕事しており、教育も音楽を重視したものであったという。大学では医学や法律学を学んでいた。1933年にナチスが政権を握るとナチ党に入党する。少年兵の歴史教育の任についていたが、その様子や同時期に上級の司法試験に合格したため、幹部に認められてSD本部へ異動となる。1939年になり第二次世界大戦が近付くと「国家保安本部」が創設され、その防諜部(ゲシュタポ)に配属となる。いわゆる「フェロー事件」に携わりオランダへの侵攻の口実をつくることに成功し、ヒトラーに一級鉄十字章を授与されて、すぐに局長に昇格する。また彼はプレイボーイであり、この頃上司の妻と寝たり(上司に殺されかけた)、有名なファッションデザイナーのココ・シャネルと愛人関係にあった。1943年から戦況が悪化すると、大日本帝国のスウェーデン公使館付武官の小野寺信やスウェーデンのフォルケ・ベルナドット伯爵と接触し、和平工作を行いはじめた。また、1944年にヒトラー暗殺を企てた国防軍防諜部のメンバーが粛清され組織が整理されると、防諜部ごとSDの傘下に入ることが決定され、局長たる彼はドイツ情報機関のすべてを掌握することとなった。しかし直後にドイツは降伏し、彼はデンマークへ逃げていたが逮捕された。裁判の結果、禁固刑を宣告されるが病気の為に釈放。ヨーロッパを転々としてイタリアで亡くなった。| **&ref(アイコン/文明/Celts.png,nolink);ケルト [#z5777247] 「いとこ」が登場している。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~エーディン&br;(Éadaoin)|女|Étaín&br;(エーディン)|ケルト神話に登場する。アイルランドで「一番美しい女性」を求めた地下の神・ミディールに求婚され妻となる。マン島にあった夫の王宮に迎え入れられるが、前妻のファームナッハがその美貌に嫉妬し、彼女を魔法で溶かして「水たまり」にしてしまった。水になったエーディンは蒸発し、毛虫となって紫のチョウチョに成長して夫の所に飛んでいく。夫はこれが妻であると気付いたがファームナッハの嫉妬は深く、魔法で再び追い払われてしまう。7年かけて夫の養子・オェングスのところに辿りつくがここでも魔法は解けなかった。しばらくオェングスと過ごすが、ファームナッハの追撃にあい(本当にしつこい)吹き飛ばされてしまう。飛んだ先はアイルランド・アルスターの王妃・エタアの子宮内で、エーディンはそのまま彼女の娘として生まれ変わる。ちなみにここまでで1000年が経過している。生まれ変わったエーディンは「一番美しい女性」を求めたアイルランド王と結婚する。そして間もなく昔の夫(ミディール)と再開するが、一度生まれ変わった彼女はもはや彼を忘れてしまっていた。ミディールは彼女を奪い、自らの王宮に連れ帰る。後を追ってきたアイルランド王に対して、エーディンと50人のエーディンの偽物を並ばせて「どれが彼女か分かったら諦める」と言う。しかし、エーディンの心は既に決まっていて、自ら名乗り出る。失恋したミディールは諦め、彼女はアイルランドへ帰国した。時間の流れが大まか過ぎてわかりづらい物語である。みんな長生き。| |~オルウィン&br;(Alwyn)|男|?|?| |~クリステン&br;(Crìsdean)|男|?|?| |~コル・ケーハ&br;(Col Ceathar)|男|-|アイルランド語で「いとこ」を意味する。アメリカ文明にも「Cousin(いとこ)」というエージェントが存在するが、米英の関係も含むか、もしくは同じような意味合いであろうか。| |~シェイマス&br;(Seamus)|男|?|?| |~シヴォーン&br;(Siobhán)|女|?|?| |~デアドラ&br;(Deirdre)|女|Deirdre&br;(デアドラ/ディアドラ)|ロバート・デ・ニーロら主演の米国の映画「RONIN」でナターシャ・マケルホーンが演じるアイルランド人スパイのボス・ディアドラの下に各国の諜報機関を追われた5人の男たちが集結する。というもの。「RONIN」はそのまま「浪人」であり、スパイを失業した男たちを指しているのである。まぁ諜報戦というよりアクションものである。&br;&br;また、ケルト神話のアルスター伝説に登場する女性のことでもある。生まれて間もなく、予言者が「この子供の為に王と多くの兵が命を落とす」と予言したので、つけられたその名前は「危険」という意味である。予言を聞いた兵士たちに殺されそうになるが、後に妻となることと引き換えにアルスター王・コノールによって助けられる。しかし、成長したデアドラは別の部族の男と恋に落ちてスコットランドへ駆け落ちしてしまう。怒ったコノールは策略を巡らせ、イーガンというスコットランドの王と共謀してデアドラの恋人を殺してしまう。連れ戻されたデアドラは失望と共に過ごす。そんなある時、コノールが「この世で嫌いなものは?」と聞いてきたので、デアドラは「お前とイーガンだ。」と答えた。それを聞いたコノールはイーガンを呼び寄せる。コノールは三人乗りの馬車を用意して、デアドラを真ん中に座らせた。そしてその両隣には「デアドラの嫌いなもの」であるコノール自身とイーガンが乗り、馬車を走らせながら彼女を嘲笑するといった嫌がらせをした。ものすごく暇で嫌な奴らである。デアドラはこれに耐えられず、走る馬車から落ちて死んでしまう。| |~パドレイグ&br;(Pádraig)|男|?|?| |~フィヨン&br;(Ffion)|女|?|?| |~ミスター・クィン&br;(Mr.Quinn)|男|Gerd Quinn&br;(ゲード・クイン)|アイルランドの小説家・シェイマス・スミスの犯罪小説「Mr.Quinn」の主人公。いわゆる「アンチ・ヒーロー」の類である。麻薬王のブレーンとしてボスに「完璧な」計画を売っている男。作者のシェイマスはほとんどホームレスをやっていたが、独学で小説家となった。| **&ref(アイコン/文明/Austria.png,nolink);オーストリア [#a3b7e898] 「ヘビ」が登場している。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~フェルディナント&br;(Ferdinand)|男||| |~ヨハンナ&br;(Johanna)|女||| |~フランツ・ヨーゼフ&br;(Franz-Josef)|男|Franz Joseph I.&br;(フランツ・ヨーゼフ1世)|マリア・テレジアの夫ではなく、オーストリア帝国最後の皇帝である。ビスマルクのプロイセン帝国と渡り合い、オーストリア=ハンガリー二重帝国を実現させた。ドイツ帝国との関係を重視して三帝同盟、三国同盟を結んだ。甥であるフランツ・フェルディナントが暗殺されるとセルビアに宣戦布告し、第一次世界大戦を勃発させた。またドイツ人だが、フランツ・ヨーゼフ・フーバーはウィーンにあったナチス諜報機関ゲシュタポの長官で、ユダヤ人の移送の責任者であった。| |~アストリッド&br;(Astrid)|女||| |~アンナ&br;(Anna)|女||| |~フーベルト&br;(Hubert)|男||| |~アロイス&br;(Alois)|男|Alois Brunner&br;(アロイス・ブルンナー)|(1912~?)オーストリア出身のナチス親衛隊大尉。第二次大戦中はアイヒマンの副官としてユダヤ人の強制収容などに関わる。戦後は一時西ドイツでゲーレン機関に合流し、工作員となっていたとみられる。その後エジプトのカイロを経由してシリアへ移住。これを知ったヨーロッパ各国政府はシリア政府に対してアロイスの身柄引き渡しを求めるが、シリア政府はこの要求を却下。そればかりかシリアの諜報機関に顧問として招き入れたといわれる。以後現在に至るまでシリア国内に潜伏しているとみられるが、生死を含め消息は不明。| |~ナター&br;(Natter)|男|-|発音はナターというよりはナッターに近い。他国にもあらわれる「ヘビ」の意味である。| |~ゲオルク&br;(Georg)|男|Georg Ludwig von Trapp&br;(ゲオルク・フォン・トラップ)|(1880-1947)オーストリア=ハンガリー帝国海軍の英雄。映画、アニメなどの「サウンド・オブ・ミュージック」のトラップ大佐のモデルの人である。1900年、海兵隊員として中国の北京で起こった義和団の乱で武功をあげ、その後潜水艦隊へ配属される。第一次世界大戦では魚雷艇を駆り、フランスやイタリアの艦船・商船を撃沈した。しかし祖国は敗北し、海軍の大幅な縮小と共に退官した。更に妻もこの頃に病死している。生活のために水運会社を興し、5年後に貴族の出のマリーア・アウグスタという女性と再婚すると大勢の子供をもうけて、12人の大家族となった。しかし、直後にオーストリアを金融恐慌が襲い破産してしまう。一難去ってまた一難、そろそろ精神的にキツくなっていたゲオルクだったが、妻のマリーアが「家族みなで歌う」ことで収入を得ることを思いつく。聖歌に詳しい神父の協力を得て、マリーアと子供達は歌を練習し、それらは実際にいくらかの収入を得ることが出来た。更に1935年に開かれたザルツブルグ音楽祭に参加すると、なんと優勝してしまう。これによって名を挙げた彼女らの「トラップ家室内聖歌隊」はコンサートツアーをできるまでになった。しかし1938年、オーストリアはナチス・ドイツに併合されてしまう。英雄であったゲオルクはドイツ海軍への招集されるがファシズムへの嫌悪から断り、子供らの聖歌隊を広告塔にしようとするナチスへの協力も拒否した。危険を感じた彼らはアメリカへ亡命する。終戦後は家族でオーストリア復興に努めた。また、妻のマリーアは映画などでの夫・ゲオルクの描写について「まるで違う」として酷評している。| |~アーノルド&br;(Arnold)|男|Arnold Deutsch&br;(アルノルド・デイチ)|(1904-1942)オーストリア共産党員。ソ連によるコミンテルンに属し、スパイとしてロンドンのケンブリッジ大学に潜入した。キム・フィルビーら5人の学生をソ連側に引き込み、後に「ケンブリッジ・ファイブ」と呼ばれるスパイ網を構築する。欧州各国で特殊任務にあたっていた。独ソが開戦するとアルゼンチンに派遣されたが、輸送船による移動中にドイツ軍に撃沈されて死亡する。| **&ref(アイコン/文明/Aztec.png,nolink);アステカ [#h2baaae6] 「ヘビ」が登場している。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~メツトリ&br;(Metztli)|女|Metztli&br;(メツトリ)|アステカ神話における月の女神。太陽より前に存在したとされており、ナナワトルという人間を生贄にし、また自らも命を絶つことで太陽をこの世に現した。| |~クシトラリ&br;(Xitllali)|女|Xitllali&br;(クシトラリ)|アステカ神話における月の女神。メキシコでは現在も女性の名前として使われる。| |~チマリ&br;(Chimalli)|男|Chimalli&br;(チマリ)|Chimalliは盾を意味する。| |~クアートリ&br;(Quauhtli)|男|Quauhtli&br;(クアートリ)|Quauhtliは鷲を意味する。| |~テアカパン&br;(Teyacapan)|女|Teyacapan&br;(テアカパン)|Teyacapanは長女を意味する。| |~ヤオトル&br;(Yaotl)|男|Yaotl&br;(ヤオトル)|Yaotlは敵対者を意味する。| |~コアトル&br;(Coatol)|男|Coatol&br;(コアトル)|Coatolは蛇を意味する。| |~ウィツィリン()|||| |~イツトリ()|||| |~テピン()|||| **&ref(アイコン/文明/Siam.png,nolink);シャム [#l8daf602] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アラン&br;(Aran)|男||| |~チャナロン&br;(Chanarong)|男||| |~キエット&br;(Kiet)|男||| |~ニラン&br;(Niran)|男||| |~ビロート&br;(Virote)|男||| |~クラー&br;(Kulap)|女||| |~マユリー&br;(Mayuree)|女||| |~プン&br;(Phueng)|女||| |~ラタナ&br;(Ratana)|女||| |~トラ&br;(Tola)|女||| **&ref(アイコン/文明/Egypt.png,nolink);エジプト [#h59b4adb] 男性名は現代エジプトの人名から、女性名はエジプト神話の女神からとられている。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~リファアト&br;(Refaat)|男|رفعت علي سليمان الجمال&br;(リファアト・アリー・スレイマン・アッ=ガマル)|エジプトのスパイ。エジプト政府の諜報機関である総合情報庁に所属し、1956年から1973年までイスラエルに潜入して諜報活動を行ったとされる。第4次中東戦争ではイスラエル側の要塞線「バーレブライン」に関する詳細な情報をもたらすなど重要な役割を果たし、エジプトでは国民的英雄とされる。| |~ヘバ&br;(Heba)|男|هبة سليم&br;(ヘバ・セリム)|エジプト出身のスパイ。ゲーム上では男性だが、実在のヘバ・セリムは女性である。フランス留学中にイスラエルの諜報機関であるモサドの勧誘を受け、イスラエルのスパイとして活動した。| |~サラーハ&br;(Salah)|男|صلاح نصر&br;(サラーハ・ナスル)|エジプト総合情報庁の長官。1967年の第3次中東戦争まで10年間長官を務めたが、戦後まもなく病気を理由に辞職した。| |~アハメド&br;(Ahmed)|男|أحمد إسماعيل علي&br;(アハメド・イスマーイール・アリー)|エジプト総合情報庁第7代長官、陸軍元帥。1971年から72年にかけて総合情報庁長官を務める。このときの部下に前述のリファアト・アッ=ガマルがいる。1973年にはサダト大統領兼首相の下で国防大臣を務め、第4次中東戦争の開戦を決断した。| |~ザカリア&br;(Zakaria)|男|زكريا محيى الدين&br;(ザカリア・モヒエッディーン)|エジプト総合情報庁初代長官。陸軍軍人として第1次中東戦争などで戦功を挙げ、1952年から総合情報庁長官、革命指導評議会メンバー。ナセル政権下では首相、副大統領といった要職に就き、ナセルの後継候補となるがこれを辞退し、1968年に全ての職を辞して引退した。2012年没。| |~バステト&br;(Bastet)|女|バステト|古代エジプトにおける豊穣と月の女神。猫の頭をした女性、あるいは完全な猫の姿で描かれる。バステト信仰が盛んであったブバスティスからは猫のミイラや彫像などが発掘されている。| |~マアト&br;(Ma'at)|女|マアト|古代エジプトにおける女神であり、法・真理・正義をつかさどる。頭にダチョウの羽を載せた姿で描かれる。冥府の神アヌビスが死者の魂を裁く際、天秤の一方に死者の心臓を、もう一方にマアトの羽を載せ、その釣り合いをもって生前の罪を裁くという。| |~ネブヘト&br;(Nebhet)|女|ネブヘト|夜をつかさどる女神。ネフティスとも呼ばれる。オシリスとイシスの妹、セトの姉であり妻。オシリスがセトに殺されたとき、イシスを助けてオシリスを復活させた。ネフティス単独でのエピソードやネフティス単体での信仰はなく、常に脇役的存在である。| |~テフェネト&br;(Tefenet)|女|テフェネト|エジプト神話における湿気の女神。テフヌトとも呼ばれる。創造神アトゥムの子で、雌ライオンまたは雌ライオンの頭をした女性の姿で描かれる。兄であり夫である大気の神シューとともに、性別を持つ最初の神であるとされる。単独でのエピソードは少ない。| |~ヌート&br;(Neuth)|女|ヌト|シューとテフェネトの子であり、天空の女神である。兄であり夫である大地神ゲブと抱き合っているところをシューに引き離され、天地が分かたれた。このエピソードはエジプト神話のなかでも有名な一節であり、横たわるゲブの上にシューが立ち、ヌトを支える絵はよく知られている。[[参考>http://en.wikipedia.org/wiki/File:Geb,_Nut,_Shu.jpg]]| **&ref(アイコン/文明/America.png,nolink);アメリカ [#ya3d09c9] 「いとこ」があらわれている。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~エドワード&br;(Edward)|男|Edward Bancroft&br;(エドワード・バンクロフト)|(1744-1821)英国植民地からのアメリカ独立に奔走するジョン・アダムズやベンジャミン・フランクリンの為に、主にロンドンに潜入しスパイ活動を行っていた。諜報術の師匠であるサイラス・ディーンの紹介でアメリカ政府に雇われた。具体的には英国との戦争に備えて、フランスやプロイセンとの同盟関係を構築するために情報を収集していた。しかしながら彼自身はアメリカの独立を心から願っていたわけでもなく、ある時期から英国側の利益となりかねない行動もするようになる。実際に1891年に公開された英国の外交文書には彼が英米の二重スパイであったことを示す文章があった。また師匠のサイラス・ディーンをヒ素によって謀殺した疑いも指摘されている。ただし、結果的に英国は仏米同盟条約締結やアメリカ独立を阻めなかったので、アメリカ独立を支えた一人とされている。晩年は貿易業で成功し裕福な生活を送った。| |~カズン&br;(Cousin)|男|‐|直訳すると「いとこ」「与しやすいもの」。また「Cousins」とすると俗に「CIA」という意味も存在するという。確かに自分からちょっと距離があって、何をしているかよくわからない「いとこ」にはそういう連中がいそうである。またその逆も然りであるし、ひょっとしたら「自称・いとこ」なのかもしれない。更に、「CIAのCousin」とはSIS(英国情報局秘密情報部)を意味している。| |~フェリックス&br;(Felix)|男|Felix Leiter&br;(フェリックス・ライター)|小説007シリーズでのジェームズ・ボンドの盟友。ジェームズは英国人だが彼はアメリカ人である。海兵隊員からCIA局員を経て、その後諸事情で探偵社に勤める。鋼鉄の義手と義足をしている。その経歴から戦闘も諜報もプロフェッショナルであり、ジェームズの危機を何度も救っている。第一作目の「カジノ・ロワイヤル」から登場している。| |~イライザ&br;(Eliza)|男|Eliza Allen&br;(イライザ・アレン)|(1826?-?)男性という設定となっているが、ElizaはElizabethからきた女性の名前で、この50年ほどのアメリカ人の記録を見てもイライザと名付けれた男性は一切いない。また男性名のElijah(イライジャ)とは語源からして違うらしいので、単純な設定の間違いでもないと思われる。そうすると、米墨戦争において男装して戦ったといわれるこの女性ではないだろうか。彼女はアメリカ・メイン州の裕福な家庭に生まれて、幼いころよりよく教育されていた。父親の事業に雇われていたカナダ移民の男と恋に落ち婚約するが、「移民が相手では家柄が釣り合わない」として両親に反対される。そこで2人は米軍に志願して、功績をあげて認めてもらおうとする。なぜここでイライザまで志願したのかというと、イライザは幼いころ、アメリカ独立戦争時の男装兵士であったデボラ・サンプソンの活躍を本で読んでおり、彼女に憧れていたからだと言う。この頃になっても女性兵士は認められなかったので、やはりイライザも男装した。1847年のメキシコの港町・ベラクルス包囲作戦に参加しており、剣で切られ重傷を負っている(手当の時はバレなかったのだろうか)。他にも数々の活躍をしたとされるが、後の自伝ではちょっと話を盛っているらしいので何とも言えない部分がある。気に入ったのかはわからないが戦争が終わっても、男装はなかなか解かなかった。またゴールド・ラッシュが起こるとカリフォルニアまで金を採りに出向いたりもしている。なお2人の結婚は了承されたという。| |~プロフェッサー・レックス&br;(Prof.Rex)|男|Rex Applegate&br;(レックス・アップルゲート)|(1914-1998)第二次大戦時に諜報機関OSSの教官として諜報員たちに効果的なナイフ術など近接戦闘を教えた。その内容は師匠であるウィリアム・フェアバーンが日本の柔術などを応用して開発した「無音殺傷術」や「フェアバーン・システム」が主だったが、戦後それらを独自に研究し、今日「Close Quarters Combat(CQC)」と呼ばれる格闘術に発展させた。これは現在も各国の軍・特殊部隊で応用されている。| |~デニス&br;(Dennis)|男|Eugene Dennis&br;(ユージーン・デニス)|(1905-1961)シアトル生まれのアメリカ人。本名はフランシス・シャヴィエル・ウォルドロン。アメリカ共産党の書記長としてソ連と通じていたとされる。スパイとして起訴されることはなかったが、英米が極秘裏に行っていたソ連が用いていた暗号の解読作戦(ベノナ・プロジェクト)において、彼はKGBと繋がりがあると見做されていた。モスクワへ何度か渡っていることが把握されている。マッカーシズム(赤狩り)の時代の著名な共産主義者。もしくはCivilization5のプロデューサーであるDennis Shirk氏が特別出演しているのかもしれない。| |~ヴァージニア&br;(Virginia)|女|Virginia Hall Goillot&br;(ヴァージニア・ホール)|(1906-1982)第二次大戦時に在った英国諜報機関「Special Operations Executive(SOE)」や米国空軍偵察局に所属していたアメリカ人女性スパイ。コロンビア大学で仏語・伊語・独語を学んだ。卒業後はポーランドのアメリカ大使館に勤めていたが、休日に狩りをして遊んでいる際に獲物ではなく自分の足を撃ち抜いてしまった。一部義足となる程の重傷のために仕事を辞め、一時米国に帰国した。ちなみにこの時義足を「カスバート」と命名しており、後に自身のコードネームに使用している。その後再び欧州へ渡り、1940年にナチス・ドイツがついに開戦に踏み切るとフランスで救急にあたった。しかし同年6月にパリがさっさと白旗をあげたので彼女は前述のSOEに志願し諜報活動を行った(表向きはニューヨークポスト紙の記者だった)。すでにドイツ軍にマークされており、「危険な貴婦人」と呼ばれていた。11月に入りフランス全土がドイツの手に落ちるとスペインに脱出した。1944年の戦争末期にアメリカのOSS隊員として再び潜入し、自由フランスの戦略物質の確保、連絡網の維持などをやってのけレジスタンスのゲリラ戦を支援し、ノルマンディー上陸作戦後の連合軍に多大な協力をした。戦後はOSSの同僚と結婚し、CIAに勤務した。| |~メアリー&br;(Mary)|女|Mary Bancroft&br;(メアリー・バンクロフト)|(1903-1997)マサチューセッツ州ボストンの上流階級の名家、バンクロフト家に生まれた。出産時、難産の為に母親が死去している。晩年になって「私は9歳の時にはほぼ大人だった。でも誰も気付かなかった。」と語るほど大人びてた子供だったという。アメリカの名門私立女子大学であるスミス大に入学するが、同級生たちの子供っぽさに「退屈である」と、僅か3カ月で辞めてしい、少しの間ほぼニートであった。このころに父はウォールストリートジャーナル紙を発行するダウ・ジョーンズ社の大株主の娘と再婚していた。有能な新しい母は、すぐにメアリーの記者としての才能に気付き、大学を辞め燻っていた彼女に実社会を生き抜く現実的な教育を行った。1933年に知り合ったスイスの銀行家と不倫の後に結婚するとチューリヒでジャーナリストとして働き始める。第二次世界大戦が始まると現地からOSSの諜報員に志願し、ドイツ語を駆使して情報を収集した。傍受されるドイツ語のニュースやヒトラーの演説内容の翻訳などを行った。また1944年のヒトラー暗殺作戦が失敗に終わったという情報をつかんだのは彼女である。(中立国スイスにはWW2時もドイツの外交官がいたため、彼から聞き出すことが出来た。)戦後は自叙伝など執筆活動に勤しみ、93歳で亡くなった。また喘息持ちだったが、その原因が精神的なものであると考えて、かの有名な精神学者であるカール・ユングに会いにいっている。意気投合した二人は生涯友人であったと言う。&br;&br;ちなみに、メアリーよりも100年以上前に同性のエドワード・バンクロフトが同じマサチューセッツで生まれて米英戦争でスパイ活動を行っているが、この二人の関係は不明である。エドワードは晩年に事業で成功しかなりの財を築いた他、ボストンのアメリカ芸術アカデミーの会員となっている。更にボストンのバンクロフト家と言えば政界にも影響力を持つ程の名家なので、血筋なのだとしたらなかなか胸熱な展開である。| |~スカーレット&br;(Scarlett)|女|Scarlett&br;(スカーレット)|1983年より放送された米国のアニメ「地上最強のエキスパートチーム G.I.ジョー」に登場する女性工作員。本名はシェイナ・オハラ。コードネームの「スカーレット」とは、恐らく小説「風と共に去りぬ」の主人公スカーレット・オハラから取られている。| |~バーバラ&br;(Barbara)|女|Barbara Bain&br;(バーバラ・ベイン)|(1931-)アメリカ合衆国の女優。日本においては「スパイ大作戦」で有名。アメリカ政府が手を下せない極秘任務を遂行するスパイ組織IMF(Impossible Mission Force:某基金とは関係がない)のメンバーであるシナモン・カーターを演じた。閉所恐怖症という弱点を持ちながら元女優で、お色気や変装を駆使しスパイ活動を行う。「なおこのテープは自動的に消滅する」の台詞でおなじみのドラマである。2013年現在81歳となるが女優業を続けており、ここ数年はあまり活動がないものの、2009年頃まで毎年映画出演を果たしていた。| **&ref(アイコン/文明/Japan.png,nolink);日本 [#y892da3b] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アカイシ&br;(Akaishi)|男|明石元二郎&br;(あかし げんじろう)|(1864-1919)明治22年に陸軍大学校を卒業した後、フランス公使館、ロシア帝国公使館の武官を務める。ロシアでは英国情報部のシドニー・ライリーと友人になり日英の諜報の協力体制を築く。日露戦争が始まると現在の規模で数百億円をヨーロッパ各地の反帝国組織に提供し支援した。(ただし彼らの作戦のほとんどはロシアの防諜活動によって失敗している。)この中に社会主義を掲げる若きレーニンもいたという伝説があるが、記録としては存在していない。日露戦争が終わると台湾総督となり、日本国内での台湾人の地位向上に努めた。故郷の福岡で死去するが、本人の希望により台湾で埋葬された。最終階級は陸軍大将。| |~オキ&br;(Oki)|男|沖禎介&br;(おき ていすけ)|(1874-1904)明治時代のスパイ。東京専門学校(現在の早稲田大学)を中退すると、貿易商を経て中国に渡り教師として働く。彼は大陸浪人(明治になり中国に渡った元武士たちを指す)ではあったが軍人ではなかった。しかし日露戦争では日本軍に協力し、ロシア軍の輸送手段を断つため、東清鉄道の鉄橋爆破の任務を与えられ、横川省三らと僧侶に変装して任務にあたるが、あえなくロシア軍に拘束されてしまう。取り調べが始まると武士の潔さであろうか、抵抗せず刑を受け入れた。当初は絞首刑を宣告されたが、沖らのふるまいに感銘を受けたロシアの将軍がロシア皇帝に請願し、誇り高い軍人として銃殺刑に処されることとなった。刑はハルビン郊外で執行された。また、同じ「おき」として甲賀流忍術の隠岐家がある。| |~ハットリ&br;(Hattori)|男|服部半蔵保長&br;(はっとり はんぞう やすなが)|(生没年不詳)足利家・松平家・徳川家に仕えた服部家の初代当主。伊賀流忍者であったと記録される。代々、当主は「半蔵」を名乗った。一般に「服部半蔵」と呼ばれるのは2代目の服部半蔵正成のことである。正成は徳川家の抱える伊賀忍者たちの指揮官の立場であったが、彼自身の身分は武士であった。以降、明治の世が始まるまで服部家は徳川家に仕えた。史実に反して「忍者」のイメージが強く残る家系である。| |~モロズミ&br;(Morozumi)|男|諸澄九右衛門政景&br;(もろずみ きゅうえもん まさかげ)|(生没年不詳)近江の甲賀忍者。あまりはっきりとした記録は無い。弟(とされる)杉谷善住坊が織田信長の暗殺に失敗し、一族ごと粛清されそうになったので甲賀から逃れ身を隠す。9年後、本能寺の変が起こると落ち武者狩りに参加し、甲斐武田家の重臣であった穴山信君を捕え殺害する。この時、信君の持ち物の中に武田家の隠し軍資金の在りかが記された書(武功録)があった。これは暗号化されていたが、彼は苦心してこれを解読し甲斐の山里でついに発見する。しかし、巨万の富を得た彼は知人にたかられ、最後には殺されてしまった。| |~モモチ&br;(Momochi)|男|百地丹波&br;(ももち たんば)|(1512-1582?)伊賀流忍術の祖で、鎌倉時代から続くいわゆる忍びの里・伊賀国の上忍であった百地家に生まれた。この頃より伊賀の勢力は一層拡大しており、これを恐れた織田信長による侵攻(天正伊賀の乱)を受けた。信長の次男である信雄の軍勢との戦いになったが、甲賀の裏切りや離反者を出してしまい、一族は壊滅し彼自身も戦死した。ただ伊賀忍者たちが全滅したわけではなく、信長の死後は江戸時代の終わりごろまで存続している(伊賀忍者は幕府の命令でペリーの黒船に侵入したりもしたらしい)。また、盗賊集団の首領であったとされる石川五右衛門の師匠であったともいわれる。| |~カワシマ&br;(Kawashima)|女|川島芳子&br;(かわしま よしこ)|(1907-1948)清国の皇族、愛新覚羅善耆(あいしんかくら ぜんき)の第14皇女。本名は愛新覺羅顯㺭(けんし)。父親である善耆は、義和団事件の際に紫禁城を無血開城させた日本人・川島浪速を信頼し、顯㺭を彼の養女に出す。その際に「川島芳子」と名付けられた。日本に渡り長野県の学校で学んでいたが、17才で自殺未遂を起こした後に断髪を行い、以降男装するようになる。上海で駐在武官の日本人男性と交際した時期に日本軍のスパイとなっている。第一次上海事変などを引き起こしたと言われる。関東軍による満州国の正統化に使われ、「安国軍総司令官」を任命されて熱河作戦にあたる。この頃からマスコミによって大々的に宣伝され、軍人・諜報員として情報を握るには余る人気が出てしまい、関東軍との折り合いが悪くなっていく。またラジオ放送の歌手としても人気があった。しかし、満州国の崩壊によってすべてを失い、しばらく隠れていたが中華民国(国民党)に「漢奸(売国奴)」として捕えられ、銃殺刑となった。&br;[[Youtube:川島芳子 - 十五夜の娘>http://www.youtube.com/watch?v=A5nwJCmDZTU]]| |~オリン&br;(Orin)|女|おりん|くノ一の一般的な名前か。くノ一は史実では殆ど実在せず、そもそも忍者は記録に残らないので後世の人間が名前をつけようとすると当時の女の子っぽい名前が妥当となる。こういう日本の時代劇もののテレビドラマ『逃亡者 おりん』(のがれものおりん)の主人公?著名な実在の人物に「おりん」は存在しない。| |~サカニシ&br;(Sakanishi)|女|坂西志保&br;(さかにし しほ)|(1896-1976)大日本帝国海軍のスパイ。米国留学からアメリカ議会図書館の日本課長に就任し、日本文化の研究にあたった。その優秀さ故に、日米関係が悪化する以前から米国政府にマークされており、開戦直後に多くの日系人が強制収容される中、日本人女性としては異例の強制送還となり帰国すると外務省で米国動向の分析をしていた。終戦すると一時GHQに勤務し、その後再びの外務省・参議院専門委員など国政に関わった。| |~カエデ&br;(Kaede)|女|かえで|くノ一の一般的な名前か。赤松健の漫画作品『魔法先生ネギま!』およびその関連作品に登場する架空の人物?著名な実在の人物に「かえで」は存在しない。| |~モチヅキ&br;(Mochizuki)|女|望月千代女&br;(もちづき ちよめ)|(生没年不詳)甲賀望月氏の当主・望月盛時に嫁入りした女性。夫が戦死した後、元々の才能を買われ、くノ一として武田家の為に情報収集を行った。そのほか、多くの戦災孤児を集めて、「信濃巫」とも言われる歩き巫女(ここで言う巫女とは護身術や性技などを訓練された諜報員を言う。現代で言えばハニートラップ。)や忍者として教育した。| **&ref(アイコン/文明/Korea.png,nolink);朝鮮 [#ie4797f1] 韓国語版では英語版での苗字に「スパイっぽい言葉」と同じ発音の音をあてたダジャレのような名前が付けたされている。 メジャーな苗字の種類が少ないので韓国では相手のことを苗字のみで呼ばない。 そこで韓国語に訳する際にとりあえず付け足されたと思われ、他国語版と比べると少々そのニュアンスが違っている。 ここでは英語版と韓国語版(赤字)を完全に分けることとする。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~キム&br;(Kim)|男|&br;|朝鮮半島では将軍様も聖人も悪人も日本人拉致犯もオニーチャンもオネーチャンもみんなキムである・・・という程には多くなく、全ての韓国人の20%程度である。しかし数字にすると韓国じゃ1000万人がキムであり、更に首都ソウルには400万のキムが集結していることになる。やっぱり多い。日本の鈴木さん・佐藤さん・高橋さん・田中さん・渡辺さん・伊藤さん・山本さんに中村さんたちを足してようやく届くかという数であり、そんな膨大な数のキムから一体誰を選ぼうというのか。| |~パク&br;(Park)|男|박정희/朴正煕&br;(パク・チョンヒ)|(1917-1979)日本統治時代、貧しい家庭に生まれる。満州軍に所属していたが終戦とともに満州国が無くなったので帰国し韓国の国防警備隊になるべく教育を受ける。この時に共産党(南朝鮮労働党)に入っていたことが発覚し死刑を宣告されるも、共産党の内部情報を提供、また北朝鮮へのコネクションを売ってこれを免れている。朝鮮戦争から軍に復帰するとわずか数年で権力を掌握し軍事政権によるクーデターを成功させた。諜報機関KCIAを設立し半ば恐怖政治を敷く。反共をエサに日米のトップと会談し政権の支持を取り付けると自身が大統領となった。重工業発展に力を入れ、いわゆる「漢江の奇跡」の時の大統領である。また1971年の大統領選では対立候補の民主派・金大中を謀殺しようとするが失敗している。それから数年ばかり独裁体制を維持していたが自らが設立したKCIAの工作員に暗殺される。| |~ハン&br;(Han)|男|한덕수/韓徳銖(ハン・ドクス)|(1907-2001)在日本朝鮮人総聯合会の初代議長である。朝鮮総連は朝鮮労働党指導部、つまり北朝鮮政府と連携しているとされ、日本に住む朝鮮籍(韓国籍ではない)の朝鮮民族の生活向上や''いろいろな任務''にあたっているという。彼が来日したのは併合時代のことで、日本大学に在籍し当初は声楽家を目指していたという。30代の頃に朝鮮人労働者のストライキを指導したので逮捕されている。そのまま戦後に至るまで日本に残り、朝鮮総連の創成期にメンバーとなり、卓越した政治力で議長となり日本の政治にも積極的に働きかけ、在日朝鮮人の権利の拡大に努めた。ハン姓には他にも独立運動家の韓龍雲などがいる。| |~ナ(Na)|男|?|?| |~コン&br;(Kong)|男|?|?| |~ユ(Yu)|女|유관순/柳寛順(ユ・グァンスン)|(1902-1920)17歳にして朝鮮の独立運動を指導した女性。彼女は地元の天安(ソウル近郊の街で元々朝鮮国王に仕えた人間が多い)で、学生として演説やデモ行進を行っていたが、次第に暴力的になった(とされる)デモ隊に対して日本の憲兵隊が発砲する。これによって父母が死亡し、彼女自身も逮捕されてしまう。その後、裁判中に裁判官にイスを投げつける事件を起こしたり、獄中デモを行うなど抵抗を続けたが結局、同年中に17歳の若さで突然獄死する。死因は明らかにされなかった。遺体は傷だらけであったと言われるが、彼女に関する確かな記録は残っておらず、謎のままである。ただ前述の抵抗っぷりは、戦前頃の刑務所の常識からして何をされても仕方がないようにも思える。ジャンヌ・ダルクと同じ年頃で死亡したことから、「朝鮮のジャンヌ・ダルク」とも呼ばれている。| |~アン&br;(Ahn)|女|Susan Ahn Cuddy&br;(スーザン・安・カディ)|(1915-)在米朝鮮人二世(現在の国籍は不明)。アメリカに亡命した著名な抗日運動家・安昌浩の娘である。太平洋戦争中に米国海軍に所属していた。実戦は無かったものの、軍創立以来初めての女性の砲術将校となっている。最終階級は中尉。戦後は一時、米国議会図書館に勤務した。冷戦期にはNSA(米国国家安全保障局)や国防総省のエージェントとして任務についたとされる。2012年現在も存命で97歳である。| |~ナ&br;(Na)|女|나혜석/羅蕙錫(ナ・ヘソク)|(1896-1948)日本統治時代のジャーナリスト・芸術家。夫は日本政府の外交官であった金雨英(キム・ウヨン)。世界一周旅行や女性解放運動など儒教色絶頂であった当時の朝鮮の女性としては非常に革新的な存在であった。東京の女子美術学校に留学し、帰国すると朝鮮で初めての女性西洋画家となる。日本の武断政治へ反抗した朝鮮独立運動にも参加し、三・一事件では逮捕されている。また、夫との世界一周旅行中にドイツ語フランス語・英語など外国語を習得したため、それらを駆使して日本人の目をかいくぐり上海へ亡命した韓国臨時政府へ送金するなどした。それらの活動から「新女性」と呼ばれた。しかし彼女の不倫による離婚や、独立運動への参加から日本政府にマークされ、次第にやりずらくなっていった。晩年は画家としても活動をやめ、最期は無縁故者病棟で亡くなったという。後の韓国政府は個人主義の蔓延を防ぐために彼女の名さえ弾圧対象とした。| |~ダ(Da)|女|?|?| |~ウン(Eun)|女|?|?| |~&color(#990000){김정찰&br;(キム・チョンチャダ)};|男|-|名を直訳すると「金偵察」。そう、スパイは偵察も行うのである。| |~&color(#990000){박탐지&br;(パク・タムチ)};|男|-|名を直訳すると「朴探知」。たん‐ち【探知】[名](スル)隠されているものをさぐって知ること。「敵の動向を―する」「金属―機」(デジタル大辞泉)| |~&color(#990000){한정보&br;(ハン・チョンボ)};|男|-|名を直訳すると「韓情報」。旅行サイトみたいである。| |~&color(#990000){나기밀&br;(ナ・キミル)};|男|-|名を直訳すると「羅機密」。機密を守るのか奪うのか。| |~&color(#990000){공영칠&br;(コン・ヨンチル)};|男|-|名を直訳すると「空零七」。「空」は「ゼロ」の意味があるらしいので「007」のもじりであると思われる。つまりはコリアンジョークである。| |~&color(#990000){유인해&br;(ユ・インヘ)};|女|-|名を直訳すると「誘惑する」、「引き寄せる」という意味になる。恐らくスパイっぽいのであろう。| |~&color(#990000){안보임&br;(アン・ポイダ)};|女|-|「안」は「~しない。」「보임」は「見つかる」であるので、つまり「見つからない」となる。これはスパイっぽいのだろう。| |~&color(#990000){나은신&br;(ナ・ウンシン)};|女|-|名を直訳すると「羅隠身」。諜報には「隠れ身」も重要である。| |~&color(#990000){다아라&br;(タ・アラ)};|女|-|訳すと「すべてを知っている」という意味となるそうです。| |~&color(#990000){은미리&br;(ウン・ミリ)};|女|-|訳すと「隠密」という意味となるそうです。| **&ref(アイコン/文明/China.png,nolink);中国 [#uc59baa4] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ウー&br;(Wu)|女|?&br;|?| |~サン&br;(Sun)|女|孫夫人(孫という姓だけが明らかである。日本では孫尚香とも。)|(生没年不詳)蜀漢の皇帝となる劉備の妻であったが、夫婦仲が悪かったとされる。劉備のブレーンであった諸葛亮が「北に曹操、南に孫権、更に内にあっては孫夫人の脅威があり(後略)」と述べるほどの傍若無人さで、常に武装した侍女・兵士を連れており、夫の平穏を脅かした。息子の劉禅を連れて故郷である呉に帰国しようとしたが夫に阻まれ、彼女のみ帰国した。その後の消息は不明。| |~チェン&br;(Chen)|男|陳忠経&br;(チェン・チョンジン)|(1916-)国共内戦で活躍した中国共産党の人民解放軍の工作員。後に周恩来に「後三傑」と呼ばれる工作員の中でも特に優秀な3名のうちの一人であった。西安に拠点を構えた敵軍・国民革命軍に潜入し、司令長官・胡宗南の部下に成り済ますことに成功する。1947年の延安(西安北方の都市)奪還戦では一緒に潜入した他2名と共に敵軍の動向を逐一味方に連絡し、作戦を成功に導いた。戦後は中国共産党中央調査部の副部長など政府要職に就いている。| |~チョウ&br;(Zhou)|女|?&br;|?| |~ツァオ&br;(Zhao)|女|趙一曼?&br;(チャオ・イーマン)|(1905-1936)四川省の裕福な家に生まれる。中国に芽生えつつあった共産主義を学び、反帝主義運動を行った。21歳で中国共産党に入党し、各地で共産主義者として活動した。満州事変後には満州に派遣され、ゲリラ戦を指導し日本軍に対抗した。善戦するが彼女自身が負傷したところを捕虜となり、新京(長春市)のあたりで処刑される。現在でも「抗日戦争」の英雄として扱われる。| |~ツァン&br;(Zhang)|男|張角&br;(チャン・チァオ)|(?-184)中国・後漢の時代の宗教家。「大賢良師」を名乗り、太平道という教えを中国各地に広め、信者は数十万人に上った。西暦184年に天下を狙い信者たちを兵として中国各地で一斉蜂起する。彼らはみな黄色い頭巾を頭に巻いたことからこの戦いは「黄巾の乱」と呼ばれる。張角は戦いの最中に病死してしまう。そのまま黄巾軍は敗れるが、その残党は曹操の軍に取り込まれ「三国志」で有名な三国時代の主役を演じることになる。始皇帝暗殺を企て、劉邦の参謀であった張良もあげられる。むしろそっちの方がファンが多そうだ。| |~ホァン&br;(Huang)|女|黄麗麗&br;(ホァン・リーリー)|(生没年不詳)フランスの理工大学に留学後、車のパーツ製造で国際的な企業・ヴァレオに採用される。2002年に同社の機密情報を不正な手段でダウンロードしたことで産業スパイの嫌疑をかけられフランス当局に拘束される。結局周囲の疑いは晴れなかったが証拠不十分のために2カ月弱で釈放されている。現代中国の大規模なスパイ活動は軍事・非軍事問わず日本ではもちろんのこと、欧米でも大きな問題となっている。| |~ヤン&br;(Yang)|男|楊藎誠&br;(ヤン・ジンチョン)|(1880-1922)少数民族トゥチャ族の出である。アヘン戦争、義和団の乱、日清戦争などボッコボコにされながら近代化改革に移れない清国だったが、次第に反清思想が広まっていく。そんな中で楊は貴州の西洋式軍学校に入学する。優秀な成績が認められて日本へ留学すると、そこで革命思想に出会う。後の国民党総理・孫文の中国同盟会に参加して、革命のあしがかりを得た。そのまま貴州で陸軍の教官をしていたが、1911年、ついに湖北省武昌で反乱が起こると、それに乗じて教え子らと共に武装蜂起し、1日足らずで貴州政府を制圧することに成功する。| |~リー&br;(Li)|男|李士群&br;(リー・シーチュン)|(1905-1943)清代に生まれ、上海とソ連の大学で学んだ後、中国共産党に入党し反国民政府の活動を行っていた。1932年に国民党当局に拘束されると共産党を裏切り、国民党に協力するようになる。日中戦争が始まると、日本軍の後ろ盾で成立した南京国民政府の特務機関「特工総部(ジェスフィールド76号)」の要職に就き、そこで共産党ゲリラ・工作員の撲滅に尽力した。政府内でも着々と権力を強めたが、1943年に敵対派に毒殺される。| |~リュー&br;(Liu)|男|劉基&br;(リュウ・チー)|(1311-1375)朱元璋に仕えて明の建国に貢献した男。中国で屈指の知名度を誇るとされる人物。呉にも同じ名前の政治家がいるが別人である。元の末期に科挙に合格して晴れて役人になるが、上司に意見したのでうまくいかなくなり仕事を辞める。地元に帰って燻っていたところ、紅巾の乱の最中で南京を攻め落として名を上げた朱元璋から軍師のオファーが来る。これを承諾した劉基は今度こそ忌憚なく上司に意見できるようなった。紅巾軍のなんとも微妙な総帥・韓林児を奉ろうとしたとした朱元璋を諌め(というか半ばキレた)たり、南京の西の陳友諒を攻めるか東の張士誠を攻めるかという判断に悩む朱元璋に的確な助言をしたりと有能っぷりを発揮する。朱元璋が明を打ち立てることができたのはほぼ彼のお陰と言える。その為に大変気に入られており、他の部下からのやっかみが絶えず、朱元璋と距離を置くことでそれを回避しようとしたが、病死してしまう。対立していた胡惟庸の毒殺であったとも疑われる。彼の才能にまつわる伝説の一つに、「焼餅歌(シャオピングー)」がある。彼が予言能力を持つというもので、明国の興亡やその先の世界を占ったとされる。その中には大量破壊兵器の登場を予言したともとれる内容があるという。| **&ref(アイコン/文明/Assyria.png,nolink);アッシリア [#m99c4a71] 「ヘビ」と関連性のあるものが2つ存在。 |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アダパ&br;(Adapa)|男|(Adapa)&br;古代アッシリアの宇宙創造神話「アトラ・ハシース」に出てくる、神に最初に作り出された完全な人間=神アダパ|この神話中では、宇宙は天の神アヌ・風の神エンリル・水の神エンキの三柱によって創られた、とされており、この三柱に仕える下々の神に農業・治水を任せたが、それから40年後に反乱を起こされ、その後エンキが「我々と同じように話し、考える『人間』を造り、農業・治水に隷従させよう。」と言い出し、粘土(古シュメール語で命の源・卵という意味も持つ)に男神からしか得られないシルと、神々の唾液、キングウという処刑された神(キングウの項で詳細を記す)の血から血を濾して採取した神聖な物質テエマと骨を、清めた器で混ぜ合わせ、しばらくおいてから自分の妻のニンフルサグ(大地の女神)の子宮へと移した。そして10の月を待ち、子宮を開いて出来たものが、このアダパ(人間であり神)である。余談ではあるが、人間の作り方が現代の体外受精とあまり変わらない(初めて体外受精が成功したときの決め手は血清)という点が興味深い。| |~クババ&br;(Kubaba)|女|(Kubaba)&br;ミタンニ(B.C.1700頃~B.C.1300頃)やヒッタイト(B.C.1600頃~B.C.1180)等メソポタミア・アナトリア圏の各国で崇められ、後に古代ギリシア・ローマにも信仰が広がった女神。もしくは、キシュ第三王朝期(B.C.2600?~B.C.2200?)に、唯一王に即位し100年もの間統治し続けたク・バウ(クババとも)と思われる。&br;本項では女神クババの詳細を書く。|クババはフリギア(B.C.800~B.C.700)で崇拝された、大地女神の系譜を引く女神。古代ギリシャ・ローマではキュベレー(英語:Cybele・古希:Κυβἐλη)として崇められた。この神を祀る女性司祭は、太鼓を使った荒々しい音楽・踊り・叫び声・剣戟の音の中で、女神への恍惚を表すべく、乱交的儀式へとその信奉者達を導き、崇拝した。また、恍惚状態に陥った信者達は自らを聖なる儀式を経て完全去勢(!)し、その後は女性の衣を身にまとい、社会的にも、実質的にも、女性として暮らした。&br;この去勢にまつわる話として、このような話がある。&br;《クババには、アッティスという息子兼愛人がいた。その息子兼愛人であるアッティスが、ある日ペシノスの王女とお見合いをして結婚することになった。クババはそれを聞き、激しい憎悪の念を抱いた。そして婚礼当日、婚礼の歌が流れようとしたまさにその時、クババが超絶的な力を伴ってあらわれ、自分の息子を恍惚(忘我)状態にして、自分の息子のムスコを息子自身に切り落とさせ、死に至らしめた。そしてその光景を見て恐れおののいたペシノス王もクババの怒りを収めるため自ら去勢したのであった。アッティスのムスコは捨てられ、その場所からはアーモンドが芽吹き、そのアーモンドを胸に抱いた娘に子どもが宿ったという。》&br;クババを信奉する男性はクババの嫉妬を納め、なおかつ豊穣を願うために去勢したのだという。ちなみにハマーン様の乗るMS「キキュベレイ」はここから名を借りたとのこと。| |~ナブー&br;(Nabu)|男|(Nabu)&br;&br;アッシリアやバビロニアなどで信仰されていた神で前述した「アトラ・ハーシス」に出てきたエンキ(水の神)の孫で書物と知識の神|ナブーは運命の石版に人間個人の運命を刻むことが出来、彼のさじ加減一つで寿命が延びたり縮んだりするという。スターウォーズに登場する惑星ナブーはこの神から名を借りた。決して超自然対策室にいる奴らではない、断じて。| |~ネルガル&br;(Nergal)|男|(Nergal)&br;バビロニアで信仰されていた太陽と戦争、疫病の神ネルガル。|ネルガルは太陽神の側面を持ちつつも、戦争と疫病の神としても描かれていた。&br;これは太陽がもたらすものとして、五穀豊穣だけでなく、夏至の太陽が人類にもたらす災禍を表しているようだ。現に、メソポタミアの暦の上でも夏は死をもたらす季節とされている。&br;ネルガルはまた、死者の国のパンテオンの頂点に立ち、黄泉の国を宰領する神としても描かれる。余談ではあるが、西洋占星術ではネルガルは火星の神とされており、機動戦艦ナデシコの「ネルガル重工」はこれに由来する。| |~ニンリル&br;(Ninlil)|女|(Ninlil)&br;メソポタミアにおける女の夜の妖怪で、男児を害すると信じられていた。蛇を体に絡ませた状態で絵や像になることが多い。またの名をリリス|シュメールの神話によれば、つねにイラクの人々を悩ませてきた南風(つまりは夏の砂嵐)の翼を破壊したという物語があるが、それ以来彼女(南風)は人類に敵意を抱くようになったらしい。この神がニンリルである。また、エンリルという神の王がニンリルを強姦し、ニンリルはそのショックで世界各地を放浪、エンリルは冥界に追放され、ニンリルも復習のため冥界に降りた。その時から彼女は男に恨みを抱き始めたという話もある。| |~ニヌルタ&br;(Ninurta)|男|(Ninurta)&br;シュメール地方を中心としてまつられた大地の神で農業や狩猟などの豊穣、後には戦闘の神として崇められた神ニヌルタ。|シュメール地方を中心としてまつられた大地の神で農業や狩猟などの豊穣を司った。後に狩猟から戦闘の神の要素が派生し、後者の神として崇められるようになった。これはB.C.3000頃のメソポタミアが都市国家間の衝突が多かったためである。| |~ニスロフ&br;(Nisroch)|男|(Nisroch)&br;正しくは「ニスロク」はじめ、アッシリアの神であったが、旧約聖書により魔神とされた。|ニスロクははじめ天使であった。禁断の木の実を護る役目についていた。だが、あまりにも退屈でサタンが反逆を起こした際、共に離反して地獄へと下った。地獄ではベルゼバブにシェフとして仕えた。得意な料理は禁断の実を使った料理である。これは美味・食欲に関しての誘惑を表したものらしい。| |~シャマシュ&br;(Shamash)|男|(Shamash)&br;シャマシュはメソポタミアの太陽神|マシュ山のそばにある東の門から現れて全てのものを照らし、旅人とともに天空を横切り、西の門より天の奥に帰り休憩をし、翌朝再び東の門から現れるという。主に肩から太陽光線を放ち、腕が長く髭を蓄えた玉座に座る男性として表される。アッシュール市には、シャマシュを祀るための神殿が建設されており、正義の神、季節を司る神、そしてしばしば戦争の勝利と敗北を決定する神として崇められた。ハンムラビ法典もシャマシュ神からハンムラビ王に授けられたものであるとされる。| |~パズズ&br;(Pazuzu)|男|(Pazuzu)&br;アッカドに伝わる強風や熱風の悪霊。蛇のペニスを持つとされる|ライオンの頭と腕、鷲の脚、背中に4枚の鳥の翼とサソリの尾、更にはヘビの男根を隠し持つ悪霊であり、風とともに熱病をもたらすことから、アッカド人に恐れられていた。しかし、逆に悪霊の王であることから、その彫像が悪霊を統御する護符として用いられることもあった。蝗害を象徴したものとも言われている。| |~キングウ&br;(Qingu)|男|(Qingu)&br;バビロニアに伝わる神の一人|昔神々の間で争いがおきた。その時権威の象徴の石版を身につけ戦おうとしたが、敵の軍勢に恐れをなしてあえなく敗北し、捕まる。そしてエンキに処刑された。その後エンキがアダパを作るとき(アダパに関してはアダパの項を参考にして下さい。)その材料となった。| **&ref(アイコン/文明/Brazil.png,nolink);ブラジル [#f2e059f7] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アントニオ&br;(Antonio)|男||| |~バルトロミュー&br;(Bartolomeu)|男||| |~ドミンゴス&br;(Domingos)|男||| |~エステヴァオ&br;(Estevao)|男||| |~フェルナオ&br;(Fernao)|男||| |~フランシスコ&br;(Francisco)|男||| |~パスコアル&br;(Pascoal)|男||| |~サルヴァドル&br;(Salvador)|男||| |~トーメ&br;(Tome)|男||| |~ビアンカ&br;(Bianca)|女||| **&ref(アイコン/文明/Indonesia.png,nolink);インドネシア [#n49848be] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~アディティアワルマン&br;(Adityawarman)|男|Adityawarman&br;(アディティアワルマン)|(1294?-?)マジャパピト王国のジャヤネガラ王のいとこで、軍拡を進めてスマトラ島の中部~東部を征服し、その後治めた。石碑をたくさん遺したことで有名とのこと。| |~アイルランガ&br;(Airlangga)|男|Airlangga&br;(アイルランガ)|(?-1049?)ジャワ島に在ったクディリ王国の王。西暦1016年頃、前王であるダルマヴァンシャの娘に婿入りして王になった・・が、結婚式の日に反乱が起こり妻と共に国を脱出した。これによって王位こそ守ったが彼の勢力は著しく弱体化してしまった。彼は王国再建を目指し、ジャワ島東部の統一から始めることとなるが、それは反乱の首謀者であるウラウリ王やその他の手ごわい地方領主との長々しい戦いで、ようやく失地を回復するころには20年も経っていた。統一後は治水事業や文芸の保護、海外との交易を推進し、非常に多くの周辺諸国の人々がジャワを訪れ賑わったという。晩年は5人もいた後継者の決定に悩み、王国を二つに割ることで無益な争いを防いだ。| |~チトラ&br;(Citra)|女||| |~ハヤユダ&br;(Halayuda)|男||| |~ジャヤカトワン&br;(Jayakatwang)|男|Jayakatwang&br;(ジャヤカトワン)|(生没年不詳)1222年、ジャワ島を長く支配していたクディリ王国を倒し、新たに立ったシンガサリ王国は数十年続いていたが、政争や元との関係悪化で衰退を迎えていた。元の皇帝クビライ=ハーンは数百の船団を差し向けて征服を図っていた。クディリ王国の血を引くものとされるジャヤカトワンは、これを政変のチャンスと見て、新たなクディリ軍を率いた。シンガサリ軍と対決し激戦の末に勝利するが、直後に現れた元軍と戦う羽目になってしまい、あえなく敗北。クディリ王国は永遠に滅ぶこととなってしまった。| |~リンガ&br;(Lingga)|男|?|リンガとは、つまり、男根のことである。人名が見つからないので暫定する。| |~マヘンドラダッタ&br;(Mahendradatta)|男|?|(生没年不詳)前述のアイルランガの母である。| |~プラパナ&br;(Prapana)|男||| |~ラデン&br;(Raden)|男|ラデン・ヴィジャヤ&br;(Raden Wijaya)|(?-1309?)シンガサリ王国の最後の王、クルタナガラの娘婿。クビライ=ハーンは日本の鎌倉幕府への態度と同じように「元に服属せよ」と使者を送りシンガサリ王国に迫ったが、クルタナガラは使者の顔に入れ墨をいれて送り返した。激怒したクビライは大軍を組織し進撃を開始した。時の超大国・元軍が迫る中、シンガサリ国内では前王朝クディリの残党による反乱が起こっていた。ラデン・ヴィジャヤはクルタナガラの命令で、進軍してきたクディリ軍と戦うが、本隊と思われたその敵は陽動部隊で、クディリ軍の主力はガラ空きであったシンガサリの首都を攻め落とした。隙を突かれたクルタナガラたちは全員ぶっ殺されてしまう(クルタナガラたちは油断しまくっていたので宴会中であったという。隙を突かれたとかいうレベルではない。)。首都を落とされたラデンは仕方がないのでクディリ軍に降伏するが、直後に元の大軍がジャワ島へ上陸する。ラデンは(使者を追い返したのはシンガサリなのに)元軍を「クディリこそ倒すべき相手」と説き伏せて、その強力な兵力を利用してクディリ軍を壊滅させることに成功した。その後、疲弊した元軍を攻撃して追い出すと自身が王となった。このような狡猾な立ち回りによって200年ほど続くマジャパピト王朝が始まることとなる。| |~デヴィ&br;(Devi)|女|Devi&br;(デーウィー)|デーウィーとはインド神話における創造神の女性的側面のことであり、サラスヴァーティやパールヴァティ、カーリーと言ったインド神話に登場する女神全てを包含する言葉である。インドネシアなのになぜインド神話?と思うかもしれないが、ガジャ・マダの時代のインドネシア(マジャパヒト王国)はヒンドゥー教国であり、ヒンドゥー教を通してインド神話に触れていたと思われるため一応筋は通っている。なお、現代インドネシアのスカルノ元大統領の夫人であるデヴィ夫人は英語でもインドネシア語でも"Dewi"であるため関係ないと思われる。| **&ref(アイコン/文明/Morocco.png,nolink);モロッコ [#vd80175d] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~エル=クリム&br;(el-Krim)|男|محمد بن عبد الكريم الخطابي&br;(ムハンマド・イブン・アブド・アル=カリム・アル=カッタービー)|スペイン保護領モロッコの反乱指導者。通称アブド・エル=クリム。モロッコ北部のリーフ地方で生まれ、大学を出た後スペイン語の知識を生かしてメリリャの現地民関係事務所にて働く。1919年に第1次世界大戦が終わると、エル=クリムらのリーフ族はスペイン領モロッコの独立運動を開始する。1920年にスペイン本国政府がリーフ族の反乱を鎮圧するために軍隊を派遣し、第3次リーフ戦争が勃発すると、エル=クリムは戦死した父の後を継いでリーフ族を導き、1921年にはアンワールの戦いでマヌエル・フェルナンデス・シルベストレ将軍を敗死させるなどの戦功を挙げる。1923年にはリーフ共和国を建国し、初代大統領となる。共和国成立後はソヴィエト連邦などの支援を受けつつ対スペイン戦争を継続し、スペイン軍をテトゥアンまで退却させるが、この戦いによってフランス領モロッコを脅かされたフランスが軍を派遣したため、リーフ共和国は南北から挟み撃ちされる格好になり1926年にフランス軍に降伏、リーフ共和国は崩壊してしまう。戦後エル=クリムはレユニオン島に流刑にされるが、1947年にエジプトに逃れ、モロッコ独立後の1963年に同地で死去した。| |~イブン=バトゥーラ&br;(ibn-Battuta)|男|أبو عبد الله محمد ابن عبد الله اللواتي الطنجي&br;(イブン=バットゥータ)|全名はアブー・アブドゥッラー・ムハンマド・イブン・アブドゥッラー・アッ=ラワーティー・アッ=タンジー。1304年マリーン朝モロッコのタンジェに生まれる。21歳の時にエジプトを経由してメッカ巡礼に出るとそのままメソポタミア(現イラク/イラン)を旅し、メッカに戻った後アラビア半島南端から東アフリカ沿岸を南下してキルワ(現タンザニア)に至る。さらにメッカからダマスカス、アナトリア半島、黒海沿岸を経由してジョチ・ウルス(金帳汗国)に至り、中央アジアを通ってインドに向かった。インドでは法官として封土を得て8年を過ごし、さらに南下してモルディブでも1年滞在し、コロンボ島(スリランカ)を経てマラッカ海峡を抜け、ついには中国の大都(現北京)に至った。24年にもわたる大旅行を経てモロッコに帰還するもすぐにイベリア半島やサハラ地方に赴き、5年後の1354年にマリーン朝の首都フェスに帰還した。1355年にマリーン朝のスルタンの命をうけて旅行記(『諸都市の新奇さと旅の驚異に関する観察者たちへの贈り物』)を記す。| |~アル=ジャザル&br;(al-Jazzar)|男|أبو جعفر أحمد بن أبي خالد بن الجزار القيرواني‎&br;(イブン・アル=ジャッザール)((アル=ジャッザールというと、アッコ包囲戦でナポレオンを撃退したアフマド・アル=ジャッザールのほうが有名かもしれない。しかし彼はボスニア生まれ、活躍の場は現在でいうイスラエルあたりなので、モロッコ文明の名前としては採用しなかった。))|イブン・アル=ジャッザールは10世紀の学者。今のチュニジアにある、ケルアンという町の出身である。様々な学問分野にわたって多くの著作があるが、中でも有名なのは「ザド・アル=ムサフィール」という医学書である。この本はラテン語、ギリシャ語、ヘブライ語などにも翻訳され、臨床医学の教科書としてフランスやイタリアなど、ヨーロッパでも広く用いられた。| |~アル=カヒナ&br;(al-Kahina)|男|Daya Ult Yenfaq Tajrawt&br;(ダヤ・ウルト・イェンファク・タジュラウト)|現在のアルジェリアに相当する地域を治めていたベルベル人の女王。アラビア語資料ではアル=カーヒナと記されている。ゲーム中ではなぜか男性扱いになっているが、アル=カーヒナとは女聖職者・予言者という意味で、彼女が未来を予見する能力を持っていたとされることからつけられた通称である。680年頃、ウマイヤ朝が北アフリカに侵攻すると、ベルベル人は東ローマ帝国とともにカルタゴでウマイヤ朝と対決するがこれに敗れる。没年は702年ないし703年とされ、自ら剣を手にとって戦い戦死したとも、毒を飲んで自殺したともされる。イブン=ハルドゥンによれば、このとき彼女は127歳であったという。| |~ハユイ&br;(Hayyuj)|男|Judah ben David Hayyuj&br;(ユーダー・ベン・ダーウィド・ハイユージュ)|(940/950?-1010)モロッコのフェズ出身のユダヤ人言語学者。アラビア語名はأبو زكريا يحيى بن داؤد حيوج(アブー・ザカリーヤー・ヤフヤ・イブン=ダーウード)。初めて組織的なヘブライ語の文法書を編纂し、ヘブライ語やアラビア語を含むセム語派言語の研究を行った。| |~クサイラ&br;(Kusayla)|男|ⴰⴽⵙⴻⵍ/Kusaila&br;(クサイラ)|アル=カーヒナと同じ7世紀末のベルベル人の一部族、アウラバ族の指導者。一説によれば彼は北アフリカに侵攻してきたウマイヤ朝のアミール(アブー・アル=ムハジールとされる)の陣営に招かれ、彼の勧誘によってイスラム教に改宗し、ウマイヤ朝陣営として北アフリカの征服に参加したとされ、その後アル=ムハジールの後任であるウクバ・イブン=ナーフィーに軽んじられたために寝返り、東ローマ帝国に与して奇襲部隊を率いたという。また別の説では彼は一貫してキリスト教徒であり、ウマイヤ朝の侵攻に抵抗し続けたともされる。いずれにせよ690年、マンマの戦いでウマイヤ朝の制圧軍に敗れて戦死したとされる。| |~アル=イドリシ&br;(al-Idrisi)|男|أبو عبد الله محمد الإدريسي&br;(アブー・アブドゥッラー・ムハンマド・アル=イドリースィー)|1099年頃ムラービト朝治世下のセウタに生まれる。コルドバで学んだ後にイベリア半島や北アフリカを旅し、シチリア王国のルッジェーロ2世に仕える。シチリア王国時代に作成した地図をまとめたものは世界初の正確な世界地図とされる。| |~サリー&br;(Salih)|男||| |~タリク&br;(Tariq)|男||| |~ディーヤ&br;(Dihya)|女|Daya Ult Yenfaq Tajrawt&br;(ダヤ・ウルト・イェンファク・タジュラウト)|上で登場したアル=カーヒナと同一人物。こちらはベルベル語名の表記であり、ちゃんと女性になっている。| **&ref(アイコン/文明/Poland.png,nolink);ポーランド [#u8e0afb6] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ヴィンツェンティ&br;(Wincenty)|男||| |~ロマン&br;(Roman)|男||| |~ベニータ&br;(Benita)|男||| |~ヤン&br;(Jan)|男||| |~カジミェシュ&br;(Kazimierz)|男||| |~ヨセフ&br;(Josef)|男||| |~クリスティナ・スカルベク&br;(Krystyna Skarbek)|女|Maria Krystyna Janina Skarbek&br;(マリア・クリスティナ・ジャニナ・スカルベク)|(1908-1952)ポーランドの名家に生まれる。数ヶ国語を使いこなせるなど知性があるだけではなく美しい女性であり、ミス・ポーランドに選出されたこともある。また大音楽家のショパン・フレデリックは彼女の祖祖叔父にあたる。1939年、物書きである夫とアフリカに住んでいたが、ナチス・ドイツが祖国に宣戦し侵略を開始する。彼女ら夫妻はただちに英国に渡り、イギリスの諜報員に志願すると表向きはジャーナリストとしてブダペストへ送られ、占領されてしまったポーランドから険しいタトラ山脈を越えて難民を救い出す任務にあたった。その際に夫が戦死してしまうという悲劇に見舞われるが、彼女は戦い続けることを決める。パラシュート降下の訓練を受けてフランスに潜入したり、ドイツ軍の最新兵器の偵察を行った。もちろん当時はインターネットなどなく、人づての情報網も脆弱であったのでこれらの情報は彼女自身が現地からイギリスへ伝えに行くことになり、大変危険な往復をすることになり、一度はドイツ兵に捕まりそうになったことがあったという。彼女は捕まれば死刑では済まされないその状況を「私を捕まえればお前もろとも手榴弾で自爆する」と脅して乗り切ったという。その後も何度も生死を分ける危険な目にあいながらも終戦を迎えることができ、ロンドンでの新生活を始めた。新たな仕事は客船の添乗員だったが、この時の上司である男がいわゆる統合失調症を患っており、美しい彼女に惚れてしまいストーキングするようになる。数回のプロポーズをされるが当然断り、この男の異常性に身の危険を感じた彼女は仕事を辞める。しかし、彼女の居場所をすぐに突き止めた男(スカルベクさんよりスパイ性能高いんじゃないのかこいつ)は彼女の前に再び現れて最後の求婚をした。彼女は断るしかなかったが、激憤した男にナイフで刺されて出血死してしまう。生まれや大戦中の活躍からすれば何とも相応しくなく、やりきれない最期であった。このニュースは欧州で大々的に報道され、死後有名となった彼女は「007」に登場する女性スパイであるタチアナ・ロマノフなどのモデルとなったという。| |~タルノウスキ&br;(Tarnowski)|男||| |~マリアン&br;(Marian)|女||| |~アレンカ&br;(Alenka)|女||| **&ref(アイコン/文明/Portugal.png,nolink);ポルトガル [#vf3cfb78] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~フランシスコ&br;(Francisco)|男|Francisco de Xavier&br;(フランシスコ・デ・ザビエル)|(1506-1552)現在はスペインのナバラ州となっているナバラ王国の宰相の息子であったが、小さなナバラ王国は彼が10歳になるころスペインに武力で併合されてしまう。青年期はパリ大学で学ぶうちに聖職を志し、司祭となった。またこの頃イエズス会はキリストの教えを世界に広めるために司祭を世界中に派遣しており、彼もまた布教の旅へ赴くこととなる。ポルトガル王の命を受けて最初にインドで数年布教した後、次に東南アジアで布教活動を行っていた。そんな時マレーシアのマラッカで日本人のヤジロウと出会い、キリスト教に感銘を受けた彼の案内で日本へ向かうこととなった。日本に到着すると各地の領主に布教許可を請い、教えを広めつつも、現地の宗教にも関心を持ち仏寺の住職とは仲が良かったという。「イエズス会の布教活動の狙い」とは、現地民を信仰によって味方につけて、つまり侵略と植民地化の足掛かりにするという側面があったが、ザビエルは「日本を侵略をしないように」と本国に伝えている。いい人である。そうして2年ほど滞在するうちに布教の限界を感じると一度インドへ戻り、日本への布教を完遂するためには、日本文化の根幹である中国をキリスト教化する必要があると考えはじめる。しかし中国本土への入国を前に病に倒れ、死去する。遺体は本国へ戻されるが死後何十年経っても腐らず「奇跡」とされた。今日、彼の遺体の一部は東京にも保存されている。| |~ガスパル&br;(Gaspar)|男|Gaspar Vilela&br;(ガスパル・ヴィレラ)|(1525?-1572)| |~アルヴァロ&br;(Alvaro)|男||| |~ベント&br;(Bento)|男||| |~ロベルト&br;(Roberto)|男||| |~アフォンソ&br;(Afonso)|男|Nzinga Mvemba(ンジンガ・ムベンバ)&br;洗礼名:アフォンソ1世|(1460-1545?)15世紀当時のコンゴ王国の王。彼が20歳を過ぎたころに、ポルトガル人が史上初めてコンゴにまで到達した。彼と父のンジンガ・ンクウ王はすぐに彼らの伝道したキリスト教に改宗し、洗礼名を名乗って西洋の技術や制度を導入した。もちろん、古くからの神を信じる者たちの反感を買うこととなり、反乱によってコンゴ国内は混乱に陥ったが、ポルトガルからもたらされた「銃器」によってすぐに鎮圧することができた。父王はこの国内対立にまいってしまい、西洋化を中断するが、アフォンソが即位すると再びキリスト教を掲げるようになった。当初は対等な関係の下に象牙や奴隷と西洋の技術を交換していたが、これがポルトガルの商人たちの欲望に火をつけた。新大陸の発見と開拓のために同時期に需要がうなぎ登りとなっていた奴隷貿易ばかりが発達してしまい、西洋人は王に無断でコンゴ人を捕らえては連れ去り、売りさばくようになっていった。アフォンソは西洋人の傍若無人ぶりに辟易しついには追放令も出したが、この頃になると既にポルトガル人に国政を乗っ取られてしまっており、実現できなかった。キリスト教徒としてローマに助けを求めたがこれもなしのつぶてで、抵抗むなしく、アフリカ人を対象にした奴隷貿易はここから加速的に拡大し、300年以上続くこととなる(そしてそのあとは植民地化や分割である)。| |~ガレオテ&br;(Galeote)|男|Galeote Pereira&br;(ガリオテ・ペレイラ)|(16世紀頃)ポルトガルの傭兵で、1548年に勃発したビルマ-シャム戦争でシャム側について戦った。その一方、中国大陸にも足を伸ばして、現在の福建省沿岸周辺で、倭寇に紛れて密貿易も行っていた。しかし間もなく逮捕され他の仲間と共に裁判にかけられる。が、明帝国内部の政争によって幸運にも命は助かり、在中ポルトガル商人たちの力を借りて中国を脱出する。彼は明にいる間、現地の宗教や高度な社会システム、残酷な刑罰、また人々の生活について書き残して、後に本にまとめた。これは元朝期のマルコ・ポーロ以来のヨーロッパ人による中国に関する記録となった。また、同時期にアジアでキリスト教の布教を行っていたフランシスコ・ザビエルの遺体回収にも関わっているとされる。| |~ディオゴ&br;(Diogo)|男|Diogo Cão&br;(ディオゴ・カン)|(15世紀頃)大航海時代のポルトガルで最も優れていたとされる航海士。1482年、ヨーロッパ人として初めてアフリカのコンゴ川を発見した他、アンゴラまで到達した。コンゴ王国のンジンガ・ンクウ王と国交を結び、アフリカ中央部を探検した。その後ポルトガルは数百年かけて、奴隷供給地としてアンゴラの植民地化を進めた。その為に現代は独立したアンゴラでも、そのきっかけとなった人物として評判が悪い。| |~エリアナ&br;(Eliana)|女||| |~オリアナ&br;(Oriana)|女|Fátima(ファティマ)&br;洗礼名:オウリアナ|現在のポルトガルのサンタレン県あたりに住んでいたとされ、その地の王女であった。イスラム化していたイベリア半島をキリスト教勢力が再征服(レコンキスタ)した際に捕まってしまい、キリスト教へ改宗させられる。この際にオウリアナという洗礼名となったという。彼女はキリスト教徒と結婚したが、すぐに亡くなったとも言われる。彼女の住んでいたその小さな町は、彼女の名を取ってファティマと名付けられた。この町では20世紀前半にキリスト教における「奇跡」が起こったことで有名である。| **&ref(アイコン/文明/Shoshone.png,nolink);ショショーニ族 [#o70e7019] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~カメアワイト&br;(Cameahwait)|男||| |~オンドンガルテ&br;(Ondongarte)|男||| |~キーナ&br;(Queenah)|男||| |~パグウィーニー&br;(Pugweenee)|男||| |~サカジャウェア&br;(Sacajawea)|女||| |~サグウィッチ&br;(Sagwitch)|男||| |~サンピッチ&br;(Sanpitch)|男||| |~テトハルスキ&br;(Tetoharsky)|男||| |~トゥジヤンモ&br;(Tuziyammo)|男||| |~ムグワヤン&br;(Mugwayan)|女||| **&ref(アイコン/文明/Venice.png,nolink);ヴェネツィア [#o26fabd8] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ガスパロ&br;(Gasparo)|男||| |~ジョサファット&br;(Giosafat)|男||| |~アンブロージョ&br;(Ambrogio)|男||| |~ニコロ&br;(Niccolo)|男||| |~マリオ&br;(Marino)|男||| |~チェーザレ&br;(Cesare)|男||| |~フランチェスコ&br;(Francesco)|男||| |~ジョヴァンニ&br;(Giovanni)|男||| |~ベルトロメ&br;(Bertolome)|男||| |~フィロメナ&br;(Filomena)|女||| **&ref(アイコン/文明/Zulus.png,nolink);ズールー族 [#t59c14ea] |CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|c |~名称|~性別|~元ネタと思われる人名など|CENTER:~説明|h |~ムングニ&br;(Mnguni)|男|Mnguni&br;(ムングニ)|ングニ族の伝承に登場する、伝説上の人物。ズールー、スワジ、ンデベレ、コサといった南アフリカ諸民族の祖とされる。また、タンザニアからモザンビークにかけて居住するンゴニ族は、北へ移住したングニ族の一分派とされる。| |~グメーデ&br;(Gumede)|男|Gumede kaZulu&br;(グメデ・カズールー)|18世紀のズールー族の長。ズールー族の祖であるズールー・カマランデラの子。| |~フンガ&br;(Phunga)|男|Phunga kaGumede&br;(プンガ・カグメデ)|18世紀のズールー族の長。グメデ・カズールーの子。マジェバ・カグメデとは双子の兄弟であったとされる。| |~マジェバ&br;(Mageba)|男|Mageba kaGumede&br;(マジェバ・カグメデ)|18世紀のズールー族の長。双子の兄であるプンガ・カグメデの死後長の座についた。| |~ンダバ&br;(Ndaba)|男|Ndaba kaMageba&br;(ンダバ・カマジェバ)|18世紀のズールー族の長。マジェバ・カグメデの子。| |~ジャマ&br;(Jama)|男|Jama kaNdaba&br;(ジャマ・カンダバ)|18世紀のズールー族の長。ンダバ・カマジェバの子。| |~センザンガコナ&br;(Senzangakhona)|男|Senzangakhona kaJama&br;(センザンガコナ・カジャマ)|18世紀のズールー族の長。ジャマ・カンダバの子。少なくとも16人の妻を持ち、知られているだけで14人の息子をもうけた。シャカはセンザンガコナと、第3夫人であるナンディ・カベベ・エランゲニの子である。シャカはセンザンガコナにとって最初の息子であったが、非嫡出子であったため部族を追われてしまう。また、ズールー王国の2代国王であるディンガネ、3代国王のムパンデも彼の子であり、シャカとは異母兄弟に当たる。| |~マランダ&br;(Malanda)|男||| |~バルンジレ&br;(Balungile)|女||| |~サムケリシウェ&br;(Samkerlisiwe)|女||| *コメント [#q1bc745d] #pcomment(,10,reply)