ステルスラッシュをしてみての利点・欠点を纏めてみた。もちろん感想に近いので、ご指摘歓迎。
利点の①に関しては私も予想外、科学勝利の方が早いと思っていた。本プレイにおいてもあのまま進めて180ターンより前に宇宙に飛び立つのは
まず無理なので、結論としてステルスラッシュは早いと言える。
(途中ステルスラッシュに向けての準備をしているので、純粋に科学勝利を目指した場合とは比較不能。多分早いが。)
③はステルスラッシュに限らないが、中盤以降はAIの保有ゴールドがすごいことになっているため、それを元手にラッシュすることが出来る。
一見プレイヤーチート頼りに見えるが、それが嫌な場合には第二第三都市を売るなり、最後に宣戦するAIから借りるなりしてしまえば良いので、実は元手はいくらでもある。
生産力に関しても、解放ボーナスで大技術者→ハギアソフィアで大技術者→南京の陶塔として、他の世界遺産を切ってしまえば、生産力に関係なくラッシュが可能だ。
土地が余っているならAI文明近くに都市を建設してすぐに売却する手もある。600ゴールド以上になるので非常に効率的だ。
④は恐らくラッシュのなかでは一番すぐれている点で、ほぼ幸福対策が不要。
序盤から中盤にかけてのラッシュと違い、国力を増大させる必要が無いため、奪った都市はすぐに譲渡してしまえるからだ。
またステルス爆撃機の行動範囲により、爆撃のプラットフォームがほぼ要らない点も大きい。
逆に欠点に関しては科学勝利とほぼ同じと言え、内政をしている間に攻められた場合、詰む可能性が出てくるということである。
1文明相手ならともかく2文明以上となると、耐えられるか否か以前に研究力がきつくなってくる。科学勝利の場合、1ターンでも早く打ち上げてしまえばよいため
差は重要ではないが、ステルスラッシュの場合技術差も大切なため、戦争による遅れは割と致命的。
色々とやらかしてしまったので反省点を列挙。良い子のみんなはまねしないように。
①目先の金に釣られて友好宣言を結び損ねた
しょっぱなから致命的なミス。特にインドは簡単に友好宣言を締結出来るので、都市国家被りが起こっても大丈夫だったはず。
今回はアラビアとインドも戦争をしている割に仲が悪く無かったので、両者と友愛出来ていたらもっと展開が楽になった。
②ストーンヘンジ&アポロ神殿の建造失敗
どちらかというと狙ったこと自体が失敗。ハンマーが貴重な序盤に必要で無い遺産を狙うのはハイリスクローリターン。
少数都市かつ複数の遺産を狙う場合、首都が暇になることは無いと思った方がよい。
建てられると思って狙ってしまった。今は反省している。
③交易所が少なすぎた
その3でボストンのSSを見て「何やってるんだこのレポ主」と思われた方も居るかもしれない。そんなあなた、大正解です。
もう一度ご覧いただこう。
お分かりいただけただろうか。そう、交易所が少なすぎるのである。ボストンは62ターン目に建設、72ターン目の宣戦依頼により文明が幸福不足に陥っている。
それ以降も幸福が0に近い状態が続いていた。にもかかわらず市民配置を自動にしていた結果、農場に配置し続けるという有り得ないプレイングをしている。
序盤~中盤は幸福が0、あるいは-になることも多いので、いつでも市民配置を変えられるよう交易所は作っておいた方が無難だ。
普通の人は交易所を軽視していないと思うが念のため。経済学取得前でも相変わらず有効だ。
④文化出力が中途半端だった
割と結果論になるが、合理主義の科学革命がラッシュ直前に取れる位で十分であった。独裁は戦争向けの社会制度ではあるが
ステルスラッシュではそれほどのユニットを抱えないため、最終ターンでもユニット維持費は33しか掛からなかった。
(独裁に拠る割引は16ゴールド/ターン、商業と変わらないレベルである。)
また軍事主義も一度に多量のユニットを揃えるのには有効だが、取得できたのは既に趨勢が決まった後。結論として文化出力は科学革命がギリギリで取れるレベルに抑えるか
あるいはラッシュ前に軍事主義まで取れる位に高めておくか、どちらかの方が良かっただろう。
とは言えそもそもラッシュに掛かる金は相手から頂ける現状、社会制度以外に生産力を振り分けた方が良いだろう。
⑤おまけのプレイングミス
その4より
>デリー占領。次のターンにアルミが8も湧いていたヴァラナシを占領。デリーは要らないのでアラビアに譲渡する。
>次のターンにアルミが8も湧いていたヴァラナシを占領。デリーは要らないのでアラビアに譲渡する。
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>デリーは要らないのでアラビアに譲渡する。
万里の長城のあるデリーを侵攻予定のアラビアに譲渡
これは擁護不可能なレベル。インドでまだ陳腐化していなかったというのに、まるで反省が無い・・・
コメントにおいて研究力について色々と質問が有ったので、プレイ中実践したことや気付いたことをまとめてみた。
①首都は山岳に隣接するように建設
天文台が色々と強力なので、山岳に隣接する首都を選んだほうが展開が楽。第二都市以降を隣接させてもよいが、首都と比べると補正が掛かっておらず人口が伸ばしにくいことや
国立大学も同じ都市に建てた方が効率の面で優れているため、色々と遅れることを考えると現実は厳しい。
例えば本プレイでは162ターン目の科学力が238、このうち天文台によるブースト分が32.5もあるため、文明全体の1/8以上の研究力を生み出している。当然首都の人口割合が相対的に高かった時期には、この割合はより高かったことになる。天文台が如何に重要かを示していると言えるだろう。
②テクノロジー開発は研究協定を意識する
研究協定は現在研究できるテクノロジーのうち、研究コストの中央値が重要になるため、研究の順番を変えるだけで発展のスピードが変わってくる。
最初のうちは中央値を意識するのは難しいため現状私も適当だったり、まずはコストの低い技術、あるいはコストの高い技術が複数解禁されるテクノロジーを優先すると良いだろう。
ただし元々の研究力が高まれば当然研究協定に拠る出力も高くなるため、科学系の施設が解禁されるテクノロジーは上記のルールに関わらず優先した方がよい。
分かりやすい例としては電気が挙げられる。電信・無線通信・冷蔵技術と重い技術が3つも解禁される為、早めに取得できれば暫くは研究協定の基準コストを4100に出来るだろう。
③科学者の雇用&交易所の設置
研究力を伸ばすことを考えた場合、国立大学の有る都市で人口を伸ばす方法がまず考えられる。しかしこの方法は人口が増えれば増えるほど伸びが鈍化し効率が悪くなってくる。
(仮に同じスピードで人口を増やそうと思った場合、市民一人当たりが生み出さなければならない食糧は増加する。実際には鉱山タイル等にも配置される為、余剰食糧もそこまで増えない。)
科学力を伸ばす手っ取り早い方法として、専門家の科学者を雇用する方法が挙げられる。
首都はもちろん第二都市以降でも大学さえ建てればすぐに実行でき、一人当たり3の研究力(+補正)を生み出すため、即効性が高い。
また科学革命まで取得するため、必然的に政教分離を取得しさらに+2される。
輩出される大科学者による研究も考慮に入れると、中盤以降の研究力をかなり増やすことが出来るだろう。
科学者の雇用数には限界があるため、既存の都市で行き詰ったら新たに都市を建てるのも良いだろう。もちろん施設の購入費や社会制度のコスト増加に見合えば、の話だが。
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人口5科学者雇用3人のモデル。この都市だけで約30の研究力を稼げる。(政教分離取得で37.24、自由思想有りなら42まで上がる。)
もうひとつの方法として自由思想を取得後に、市民配置を交易所に集中させる方法である。
第二都市以降は食糧・時間の両面で人口を伸ばし切ることが難しいため、適当に人口が増えたら出来る限り市民を交易所に回してしまうと良い。
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人口10都市の例。科学者0交易所0の場合、科学力は34.5
科学者を3人に増やしたことで科学力は57に増えている。
さらに限界まで交易所に市民を配置、科学力が66に増加。穀物庫だけでここまで伸ばせるので、資源が有れば生産力や文化にも回すことが出来る。
もちろんこの方法では人口の伸びが止まるため、非常に長い目で見た場合研究力で損をしてしまう。だが人口を伸ばした方が得する頃にはとっくにゲームが終わっている。
どの程度まで人口を伸ばすと得か計算するのは難しいが、経済学と自由思想取得のタイミングが一つの目安になるだろう。
お気づきだと思うが、ここまで書いておいて本プレイでは実践していない。幸福に余裕が出てきたため、人口をだらだら延ばしてしまって結局損をしたパターンだ。
④相手の足を引っ張る
AIには人口成長や幸福にボーナスが有るため、素の研究力で追いつくことは至難の業。
しかしciv5では研究協定が重要であるため、素の研究力で追いつけないのなら研究協定を妨害してしまえばよい。
↑のSSは素の研究力の比較である。フランス・ローマに比べ、プレイヤー文明のアメリカはかなり差をつけられていることが分かる。
(あるいは人口を重視し、研究施設をフルで揃えれば創造主と言えどビリにはならないということでもある。弱った文明を狙うハイエナのように動くのならば重要な点。)
次に↑のSSは取得技術数である。ADに入り割とすぐにアメリカがトップに立ち、以降抜かれることなくゲームエンドに持ち込んでいる。
条件さえ揃えば、素の研究力の差は跳ね返せるということである。
⑤内政ボーナスの有る指導者を使う
忘れがちだが指導者にも向き不向きが有るので、科学力を伸ばしやすい文明を選択すると良い。
バビロニアや朝鮮がその筆頭だが、アステカやフランス、エジプトも直接的・間接的に科学力に恩恵のある文明だろう。
スレで拾ったネタを基にプレイ、内政屋のラッシュに挑戦、初レポと不安では有りましたが何とか完結まで漕ぎつけることが出来ました。
プレイ中にはもちろん途中でコメント返しをしているうちに気付いた点が有るなど、筆者にとって非常に有意義なものとなりました。
このレポが少しでも皆様の参考となれば幸いです。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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