Civ V(G&K) の正統派MOD。
バニラでは、GEMではなくVanilla Enhanced Mod(VEM)となる。
このMODを導入することによる欠点(後述)は多い。
が、ゲーム性の面では、二度とG&KのMODなしをプレイする気がなくなるほど、優れている。
(この記事を書いた人の主観)
CivUP:Civ V Unofficial Patch v2.5.2(GK)(v.1)
GEM:G&K Enhanced Mod(v1.13.4)(v.1)
InfoAddict(v.19)
これらは必ずしも最新バージョンではありません。
これらのバージョンの組み合わせならば、今のところ致命的なバグは発生していない。
(この記事を書いた人の検証結果。詳細は後述)
入手先:
Civ V: Communitas
(英語ページですが、一覧メニューをポチポチしていれば、わかるでしょう。)
研究完了までのターンや、誕生偉人の種類・ターンなどが一目でわかる。
各文明間の外交関係、スコアや軍事力推移を、グラフで確認できる。
自他文明の保有資源種類と数が一覧表示され、一目でわかる。
ワンクリックで、他文明に対して余剰資源を提示した交渉画面にジャンプできる。
都市国家への友好度競争において、ライバル国との差が数値で表示される。
などなど。機会があれば、くわしくプレイレポで触れたい。
社会制度獲得コストが低下し、強力な効果が増えた。
たとえば、「ユニット維持コスト-25%、かつアップグレードコスト-50%」
「現在および将来保有する全都市に無償の防衛施設1つ、かつ防衛施設1つにつきハンマー+2」などが、早期に取得できる。
また、他の制度と組み合わせることにより、相乗効果を生むものも多い。
守備系ユニットは、
scout(斥候) -> sentinel(番兵) -> levy(中世徴募兵) -> skirmisher(散兵) -> conscript(現代徴集兵) -> airbone(空挺兵)
戦闘力の素の値は低いが、防御戦闘時や味方隣接時にボーナスがつく。
昇進は視界向上、地形コスト無視、略奪時の行動力消費なしなどユニーク。
維持コストも最安。(後述)
これにより、時代が進んでもscoutを生かしやすくなる。
軍船のバリエーションが増えた。
直接攻撃系は、攻撃時にこちらもダメージを食らうかわりに視界が広く高速で、対船戦闘ボーナスを持つ。
間接攻撃系は、攻撃時に反撃を食らわないが、視界が狭く鈍足気味。
たとえば、ルネサンス期の直接系はgalleon(ガレオン)、間接系はfrigate(フリゲート)。
また、同時期に全文明でfrigateの強化版ともいえるship of the line(戦列艦:要鉄)を生産可能。
これはironclad(甲鉄艦:要鉄)にアップグレードでき、時代遅れ気味の鉄資源を有効活用できる。
なお、galleonは潜水艦系、frigateは駆逐艦系、ship of the lineは戦艦系に発展する。
鉄・石炭・石油・アルミなどの戦略資源は、活用対象ユニット・施設が解禁となる前に見えるようになる。
石油を除いて、早期に地形改善ができる。
特に鉄は最初期の研究「Mining(採鉱)」で可視・改善可能なので、「Iron-working(鉄器)」研究完了即アップグレードといった芸当が可能。
都市建設予定地の選定も含め、戦略性が増した。
間接系ユニットは、直接系ユニットから攻撃されると、容易に撃破される。
crossbow(弩兵)や攻城系を前線に出す場合は、注意が必要。
ただし、同じ間接系ユニットからのダメージ減少など、プラス効果もある。
一部の軍船は、都市からのダメージ減少などを持つ。
都市の戦闘力(防御力)が高く、手ごわい。
特にAI首都は硬く、次世代の攻城兵器を開発しないと無理っぽいことも、よくある。
なお、都市にマウスをあわせると、残りHPを見ることができる。
弱い守備系ユニットは維持コストが低く、騎兵系や攻城系などの強力なユニットほど、維持コストが高い。
たとえば、conscript(現代徴集兵)の維持コストは1ターンあたり5ゴールド。
同時代のartillery(砲兵)の維持コストは1ターンあたり11ゴールド。
よく考えずに強力なユニットを作りすぎると、財政が苦しくなる。
社会制度の「都市駐留ユニットの維持コスト0」などとの組み合わせも、考慮する必要がある。
なお、維持コストはウィキペディアに表示がない。
技術ツリーや都市内生産画面、MAP画面でのマウス上乗せで確認できる。
時々イベントが発生し、三択で効果を得ることができる。
タイルのパラメータ上昇(食料、ハンマー、文化、幸福)、都市国家の影響力大幅増、settle(開拓者)やworker(労働者)、イベント限定入手のちょっとだけ強い(弱い)軍事ユニットなどを、100~250ゴールド程度と引き換えに入手できる。
体力回復して軍事ユニットのクローン作製や、弓兵が地形コスト無視の労働者になれるような選択肢もある。
序盤に100ゴールドで軍事ユニット2つ入手とか出ると、うれしい。
0ゴールド(タダ)で入手できる選択肢が必ず含まれるが、たいていショボい。
モニュメントや神殿は140ゴールド、タイル購入は25G~とコストが下がっているので、上記イベント発生時に加え、ゴールド使用検討の機会が増えた。
また、終盤のartillery(砲兵)-> rocketeer(ロケット砲)のアップグレードコストが1体当たり800ゴールドかつ維持コスト大上昇など、ゴールドあり余り気味でも油断できない。(MODのバージョンにより、変更の可能性あり)
タイのワット・プラケーオ、イタリアのドゥオーモ、パナマ運河、粒子加速器などが追加。
強力すぎるものの効果が抑えられ、多彩になった印象。
faith(信仰値)収入を育てておくと、ゲーム終盤は偉人を量産可能。
大科学者連発により、一気にロケット系技術をコンプリートできたりする。
「友好都市国家への宗教伝播効果+1000%」や、「偉人消費ごとにfaith+500」など、設定ミスの可能性もちらほら。
データを検証したわけではないが、G&Kより難易度が上がっている。
このMODを適用した状態での「皇子」は、G&Kの「国王」よりも難しい。
特にAIの研究が早く、プレイヤーの新時代突入が一番遅いとかザラ。
そして、「いつのまに作ったんだよ」というくらい、AIの軍事ユニット数が多い。
初プレイでは、難易度を抑え気味でプレイするのがオススメ。
もちろん、技術ツリーも大幅に変更されている。
ツリーには表示されていないのに、こっそりペンタゴンが解禁されていたりすることもあるが、まあそのあたりは慣れで。
日本語でもプレイ可能だが、社会制度の説明がおかしくなるらしい。(未確認)
社会制度の効果は、G&Kから大幅に変更されているので、日本語環境だと、説明とは全く異なる効果が発動してしまうかもしれない。
素直に英語環境でプレイしよう。
G&K日本語環境を数回プレイしていれば、それほど英語で悩むことはないだろう。
機会があれば、プレイレポなどで補足することがあるかもね。
MOD読み込み、セーブデータ読み込みに時間がかかる。
英英や英和辞書でもめくりながら、時間をつぶしましょう。
環境によるかもしれないが、ゲーム中のロードはできない。
(Escキーによるメニューに、ロードの項目がない。Ctrl + L も無効。)
ロードするには、いったんタイトル画面に戻り、MOD読み込みからやり直す必要あり。しかしここでも問題発生。
ゲームプレイ中に突然止まることはないが、タイトルに戻ろうとしたり、ウインドウズに戻ろうとしたりすると、高確率でハングアップする。
固まったら、Ctrl + Alt + Delでタスクマネージャに切り替えて終了しよう。
数秒待ってCIVを起動すればよく、Windowsの再起動は不要。
先のゲーム中ロード不可能とあわせて、頻繁にセーブ・ロードを繰り返すプレイヤーにとって、これは苦痛だろう。
逆の見方をすれば、ミス即やり直しのヌルプレイスタイル矯正にはなる。
最新のバージョンでも、ゲーム進行が不可能となるバグがあったりする。
都市の食料・ハンマーなどのパラメータが表示されない、
wat phra kaew(金のとんがり寺院遺産)完成後に首都以外の都市を選択できなくなる、
など、バージョンによっては致命的なバグを確認。
いろいろなバージョンで試したところ、最初に述べたバージョンの組み合わせならば、今のところ致命的なバグは出ていない。
質問などあれば、こちらへどうぞ。
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