ユニットとは文明における移動可能な要素のことである。畑を耕す労働者、新しい都市を建設する開拓者、卓越した才能と創造力で国の進路をたった一人で変えてしまう偉人なども、その一例だ。当然ユニットには軍隊も含まれる。
ユニットのほとんどは都市で生産される。ユニットの生産はよく考えて行おう。軍事任務を遂行し自国を守るのに十分な規模の戦闘ユニットを所有することは大切だが、かといって生産過剰は考えものだ。軍事ユニットを作りすぎると、維持費がかさんで財政難になってしまう。
軍事ユニットのアップグレードを行うことも大事だが、維持費の負担が大きくなりすぎたら、ときには思い切って処分することも検討しよう。
同じように労働者も仕事に見合った十分な数が必要だが、維持費が高額なので財政的に赤字にならないように注意しなければならない。
ゲーム序盤では、何はともあれまずはユニットを世界探検に送り出そう!周辺の状況を知らなければ、強欲な隣人の汚い不意打ちを喰らって
自分の文明を滅ぼされてしまう恐れもあるのだ。
戦闘ユニットは戦闘力を持ち、敵対的な文明のユニットや都市に攻撃を行うことができます。
戦闘ユニットは画面上で丸形または盾形のアイコンで示されます。ただし航空ユニットは例外で、市民ユニットと同じ三角形のアイコンで示されます。
近接戦闘ユニットは近接戦闘力を持ち、近接攻撃を行うことができます。また、都市を占領することのできる唯一のユニットです。
近接攻撃ユニットには、以下のユニットが含まれます。
遠隔攻撃ユニットは近接戦闘力に加え、&ref(): File not found: "range.png" at page "アイコン/ミニアイコン";遠隔戦闘力と射程を持ち、射程範囲内の相手に遠隔攻撃を行うことができます。射程はメイン画面上には示されませんが、ゲーム内ヘルプを参照すればユニットの元々の射程を知ることができます。
システム上は遠隔攻撃ユニットが近接攻撃を行うことも可能ですが、実際には例外なくすべての遠隔攻撃ユニットに「白兵攻撃不可」の昇進が付いている*1ため、遠隔攻撃ユニットは近接攻撃を行うことができないと考えても特に問題はないでしょう。
こちらから遠隔攻撃を行う際には遠隔戦闘力で計算し、敵側から攻撃を受ける際には近接戦闘力でダメージを計算します。大体の遠隔攻撃ユニット(特に古い時代のもの)は近接戦闘力では劣るよう設定されている為、敵に近付かれないよう注意する必要があります。
遠隔攻撃ユニットには、以下のユニットが含まれます。
航空ユニットは都市タイル及び航空ユニットを搭載出来るユニットにのみ存在することができます。航空ユニットは行動範囲と戦闘力を持ち、行動範囲内の相手に遠隔攻撃を行うことができます。航空ユニットには以下のユニットが含まれます。
非戦闘ユニットは様々な能力を持っていますが、攻撃を行うことはできず、戦闘ユニットに攻撃されても反撃することができません。非戦闘ユニットは市民ユニットと交易ユニットに分けることができます。画面上では、市民ユニットは三角形のアイコン、交易ユニットは正五角形のアイコンで示されます。
市民ユニットに共通するパラメータは移動力のみです。市民ユニットは種類ごとにそれぞれ異なる働きに特化しています。例えば、労働者は地形改善を作る、開拓者は都市を建設する、といった具合です。
一般に市民ユニットは特殊能力を持ち、存在するだけで効果が発揮されるもの、行動を行う事で効果が発揮されるもの、消費する事で効果が発揮されるものなど様々です。ほとんどは一回、あるいは数回使用する事でそのユニットは効果の発揮と引き換えに消滅します。
一部の市民ユニットは、移動力の他に別のパラメータを持っています。例えば、GaK以降に登場する伝道者は、布教力と布教回数というパラメータを持っています。
市民ユニットには以下のユニットが含まれます。
交易ユニットは、BNWにのみ登場するユニットです。このユニットは視界と移動力を持ちません。交易ユニットは指定した2つの都市の間を自動的に往復し、交易路を結びます。
蛮族、及び戦争中の文明の軍事ユニットが自文明の市民ユニットにスタックした場合、その市民ユニットは捕獲あるいは破壊されます。
捕獲される市民ユニットは労働者・開拓者・考古学者・宗教ユニット(大預言者を含む)です。それ以外のユニットは捕獲されずに破壊されます。
ただし蛮族以外が開拓者を捕獲すると、労働者に変換されてしまいます。例外的に、蛮族は開拓者を捕獲しても労働者に変換しません。また、蛮族に捕獲された自文明の開拓者を再び捕獲すると、開拓者のまま取り戻すことができます。
また、宗教ユニットは捕獲しても元の信教を保ったままで、こちらの宗教に改宗することはありません。
蛮族に捕縛された市民ユニットは野営地に向かう為、野営地に到着する前にスタックするか野営地を破壊しスタックすれば取り返す事が可能です。
但し、蛮族の市民ユニットを捕獲出来るのは他の文明も同じである為、先を越される事もありますし、その逆も考えられます。
元々他の文明・都市国家の所属であった市民ユニットを捕獲した場合、そのユニットをその文明・都市国家に返還するか、自分のものにするかを選択する事が出来ます*3。
返還した場合は大きな外交ボーナス、都市国家には影響力+40が付与されますが、返還せず自分のものにした場合でも特にペナルティはありません。
無印に於いては陸上軍事ユニットであっても「軍用カヌー」の昇進を持つソンガイ文明以外は
出航中は上陸するまでの間海上市民ユニット扱いになる為、
敵海軍ユニットにスタックされると元の戦闘力に関係なく為す術無く破壊されてしまいます。
出来るだけ護衛を付けて行動したいものです。戦わずして死んでいく戦士の虚しさはこれ以上無い叫びとなる事でしょう…。
航空ユニットと交易ユニットを除くすべてのユニットは移動力を持ち、毎ターンこの数字の分だけ自由に移動することができます。ただし、「出航」の昇進を持たない陸上ユニットは水域タイルに進入できず、海上ユニットは沿岸都市以外の陸地タイルに進入することはできません。
移動力は必ずしも移動できるタイルの数をあらわしません。すべてのタイルには移動コストが設定されていて、タイルに進入する時に移動コストに等しい移動力を消費します。また、道路や鉄道は、これらの存在するタイル間を移動する時に限り、移動コストを減少させます*4。
光学のテクノロジーを取得すると、領土内にいるすべての陸上ユニットに出航の昇進が付与され、近海タイルに進入できるようになります(移動力2)。領土外にいるユニットは一旦領土内まで戻ってこない限り出航の昇進を得ることはできません。また、天文学のテクノロジーを取得すると、外洋タイルにも進入できるようになります。
出航の昇進を得た陸上ユニットは、水域タイルを陸上タイルと同じように移動できるようになるわけではありません。水域タイルに進入した陸上ユニットは出航状態となり、戦闘ユニットであっても戦闘を行うことはできなくなります。また、出航状態での移動力は陸上とは異なります(天文学・蒸気機関取得によりそれぞれ+1)。加えて、陸地タイルから水域タイルに移動したり、水域タイルから陸上タイルに移動したりすると、移動力を全て消費します。画面上では、出航状態のユニットはホームベースのような五角形のアイコンで示されます。
航空ユニットは他のユニットと異なり、自由に移動することができません。「基地の移動」アクションを行うことで、行動範囲の2倍の範囲内にある自分の都市、または該当ユニットを積載できる別のユニット上へと移動することができます。
ほとんどのユニットは、同じカテゴリに属する別のユニットがいるタイルでとどまる(=スタックする)ことはできません。スタック制限のカテゴリはユニット分類とは異なり、以下のように分類されます。
陸地タイル
水域タイル
同じカテゴリのユニットがいるタイルでとどまらずに通過することは、基本的には可能です。ただし、敵対的な文明のユニットがいるタイルは通過できません。また、市民ユニットは敵対的でない他文明のユニットがいるタイルも通過することができません。
航空ユニット*5および交易ユニットにはスタック制限はありません。
戦闘ユニットが昇進を選択する際、選択欄の隅にある「編集」をクリックすると、そのユニットに固有の名前をつけることができます。非戦闘ユニットは昇進を選択する機会がないため、固有の名前をつけることはできません。